蒼空学園

　あるところに、美しい未亡人が管理する下宿がありました。
　その名は「夜露死苦荘」。
　空大受験をするパラ実生達のための、無料下宿所です。

　そこでは、オーナー・織田　信長（おだ・のぶなが）が、「空大絶対合格・絶対入学」の命令を下す中。

　藤原　優梨子（ふじわら・ゆりこ）が「干し首講座」を開催し。
　伏見　明子（ふしみ・めいこ）が「元カツアゲ隊の調教師」として名を馳せ。
　ナガン　ウェルロッド（ながん・うぇるろっど）が「マレーナさんの一夜の相手」となり。
　七瀬　歩（ななせ・あゆむ）が後田　キヨシ（うしろだ・きよし）を、プリントシール機で励まし　ｅｔｃ……。

　……いろいろありましたが。
　心優しい彼女の下、みんな仲良く暮らしておりましたとさ。
　
　そんな彼等が最近気になるのは、
　管理人のマレーナ・サエフ（まれーな・さえふ）が、時折ナガンを、それは穏やかな目で見守ること……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜以上、あらすじ終了〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

　３月某日――。
　
　本日はいよいよ、空京大学の入学試験の日。
　契約者でない一般学生は、一年の内、この日しか受験できません。
　シャンバラ・地球を問わず、パートナーを持たないエリート達は、年に一度のこのチャンスにすべてをかけてくるのです。
　
　それは、シャンバラ荒野にある「夜露死苦荘」でも同じこと――。
　
　■
　
「皆様、お気をつけて」
　
　受験・前日の早朝。
　夜露死苦荘・管理人のマレーナ・サエフは、受験生達を空京へと送り出しました。
　ここ、シャンバラ荒野はカツアゲ隊や、蛮族が跋扈（ばっこ）する土地。
　早めに空京に送り出して、受験に間に合わせなければなりません。
　
　そして送り出してしまえば、マレーナの仕事は終了です。
「静かになりましたわね？　ドージェ様」
　ガランとした下宿の中で、彼女はホッと息をつくのでした。
「……荷物の整理でもしましょうかしら？」
　
　■
　
　その頃。
　空京大学を受けに行ったはずの後田キヨシは、夜露死苦荘目掛けて走っておりました。
「わわ、やばっ！
　空大の受験票！！」
　……受験票を忘れて、戻ってきたようです。
　
　立ち止まって、呼吸を整える彼の視界に、地平線。
　晴れ渡った空の下に、無数の黒い影が見られます。
「なんだ？　あれ」
　首を傾げるキヨシの携帯電話に、オーナーからの警告が送られてきます。
　
　――いま夜露死苦荘に近づくでない。
　　　未曾有のドラゴン集団が、こちらに向かっておる。
　　　受験生達は早く、空大に向かうのだ！
　
　しかし着信に気づかないキヨシは、そのまま下宿を目指して、荒野を駆け抜けるのでありました。
　
　■
　
　さあ、下宿生活（最終回）のはじまりです！

　絶体絶命の危機ですが、まぁ下宿生活を楽しんで下さい、と言うシナリオです。
　前回同様自称「パラ実生」、もしくは「空大生」を名乗れば、どなたでもＯＫ！
　お気軽にご参加くださいませ。
　
　主な遊び方は以下の通りです。
　
　・空京大学で受験をする。
　・ドラゴンから下宿を守る。
　・マレーナを守る。
　・受験票探しを手伝う　ｅｔｃ……。

　そのほか、前回からの流れを受けたアクションをご希望されることも可能です。
　（例：のぞき、講座、増改築、デート等）
　
　ドラゴンが下宿を襲う理由は、前回キヨシから小型結界装置が奪われたためですが、当人はそのことを知りません。
　小型結界装置の行方は、周辺の店や町の人に尋ねるとよいでしょう。
　ドラゴンは小型のレッサードラゴンが主流ですが、人数が多ければ勝てないことはありません。
　
　律儀に空大を受験された方には、「空京大学合格アイテム」が授与されます。
　上記は、「３回とも受験生として参加されたＰＣ」が対象となります。
（「パラ実送り」の方はアクション次第となり、空大編入が可能となります）

　それでは、よろしくお願い致します。
　
　
（捕捉）
　●「下宿の増改築」について：
　・自分の部屋は自由に増改築が出来ます。
　・共用部分の増改築は、現オーナーの許可が必要となります。

　●店や町について：
　　マスターページの「周辺マップ」をご覧くださいませ。
　
　●前回参加された方の設定は、今回のシナリオにも継続されます。
　
　●今回から参加される方へ：
　「新規入居者」としての参加、となります。
　　部屋は「四畳一間（押入れつき）」。
　　参加ＰＣ１人につき１部屋のみ提供させて頂きます。
　　部屋割りはマスターの裁量とし、以後マスターページで管理させて頂きます。
　　
　●現オーナー・織田信長様の命令には「絶対服従」です！

　以上、何卒宜しくお願い致します。


　■参考

　□周辺マップ□
　・コンビニ「蛾痛（ガッツ）」：
　　顔色の悪い店員がガッツポーズで迎えて迎えて下さいます。
　　物品を売ってくれるかどうかは、交渉次第。

　・自動販売機（販売物：水のペットボトル）：
　　下宿のあるここ、シャンバラ荒野では「水」は貴重品。
　　時折パラ実生達が持ち去って行くとの情報が。
　　必要があれば探してみましょう。

　・荒野のメイド喫茶「唯我独尊」：
　　やたら腕っ節の強い、太めの「メイド」が恐喝……ではなく、優しく接待してくれます。
　　腕にものを言わせて、しつこく求人の勧誘をしてきます。
　　逃げる準備か、断る勇気が必要です。
　　メニューは、一杯・１千万Ｇもするミネラルウォーターのみ。

　・プリントシール機：
　「唯我独尊」の隣にある。
　　独り身の男性が行くと、メイド衆が問答無用で写り、金品強奪された上に罵倒され、簀巻きにして荒野に放り出されます。
　　必ず「カップル」で行きましょう！

　・洞穴：
　　カツアゲ隊東シャンバラ支部の本拠地。
　　逃がしてあげたら、ひとまずここへ。
　「入口の石扉」は「ひらけ、コマ！」で開くらしいです。

　・小さな田舎町「汚亜死栖（おあしす）」：
　　ちいさな池の周囲にある町。
　　生活物資（市場と商店）のほか、しけた雀荘があります。
　　雀荘は受験生達で繁盛している様子。
　　ちなみにここは「元オーナー“Ｘ”」所有の町で有るとの噂がありますが、定かではありません。
　　何かの理由で求人を募りたい時は、ここで募集をかけた方が良いでしょう。
　　しかし「Ｓ〜Ｅ級四天王」である上に、この町の有力者の「お墨付き」が必要となります。
　　普通の学生達では馬鹿にされて、あまり人が集まりません。
　　なお集まる求人数は、以下の通りとなります。

　　・四天王でない者……１〜３人
　　・Ｅ級四天王……１０人
　　・Ｄ級四天王……１００人
　　・Ｃ級四天王……５００人
　　・Ｂ級四天王以上……１０００人


　以上。

・戦う！

・受験！

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・「アルバイト」募集中。

・やっぱり、飲み会♪