シナリオガイド
最終決戦! 世界の滅亡を望む、果て無き憎悪を断て!
シナリオ名:世界を滅ぼす方法(最終回/全6回) / 担当マスター:
九道雷
昔、昔。
”彼”は、とある錬金術師によって作られようとしていた生命でした。
けれど、人による生命の創造は容易に出来るものではなく、その練成は失敗しました。
失敗し、何も形作られることはなかったそこには、しかし、ひとつの魂が生まれ出でていました。
けれど身体を持たないその魂は、誰の目にも見えず、誰にも認識されず、ただ彷徨うことしかできなかったのです。
彼は、いつか自分が身体を備え、この世に生まれることができる日が来ることを信じて、待ち続けました。
何年も、何十年も、何百年も――。
しかしその願いは叶えられることなく、彼は生まれることができず、次第にその精神は、歪み始めて行きました。
やがて、天空にパラミタが出現し、あそここそが自分を生んでくれる存在と信じた彼は、シャンバラへと渡りましたが、その地でもやはり誰の目にも気付かれることなく、身体を得ることもできませんでした。
絶望した彼は、世界を、自分の存在を許してくれない世界を憎んだのです。
そんな時でした。
「おぬしは誰かね?」
初めて、そしてただ1人、彼に気付いた人物が現れたのです。
それは、孫、ハルカを連れて空京を訪れ、”ちょっとだけなら”と好奇心で結界の外に出てみた、老人、ジェイダイトでした。
生まれて初めて、自分という存在が認識されたと知った瞬間、彼はその相手と無理やりパートナー契約を強行しました。
しかし、年齢の問題、相性の問題、色々あって、その契約は失敗してしまいます。
何よりも彼には、契約者としての資質が足りていませんでした。
パートナーとして繋がることはできましたが、契約によって得られるはずの力を得ることができず、2人は普通の無力な人間のまま。
契約を無理強いしたことによって、ジェイダイトの精神は彼の精神の影響を受けて歪み、
何より、最も彼が切望していた、契約によって身体を得ることは、できなかったのです。
全ての手立てを失った彼は、世界を激しく憎悪しました。
そして世界を滅ぼす力を得る為に、世界の”地脈”に属する、5人の精霊を召還したのです。
身に余る行為は、彼の唯一持っていた魂を代償とし、彼の死によって、彼が抱いていた妄執の全ては、召還された5人の精霊と、歪んだパートナーが取り込むこととなったのでした。
――セレスタイン。
そこには、かつて地脈の中の世界を蝕む歪みとして切り離された力が、蛇の形を成して、封印されていました。
瘴気を喰らい、瘴気を吐く、禍なる蛇、モルダヴァイト。
世界を滅ぼす為に、5人の精霊の最後の1人、『カゼ』によって、今、その封印が解かれてしまったのです。
担当マスターより
▼担当マスター
九道雷
▼マスターコメント
ついに最終回です。
最後のアクション、皆様の活躍を楽しみにしています。
また今回は最後ですので、前回まで職権乱用させていただきましたLC人数制限を、リミッター解除させていただきました。
何卒お手柔らかにお願いいたします。
▼サンプルアクション
・虚無の蛇・モルダヴァイトとと戦う
・『カゼ』を倒す!
・サルファと戦う
・ジェイダイトを倒す
・上記以外の独自行動
▼予約受付締切日
(予約枠が残っている為延長されています)
2009年12月05日10:30まで
▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)
2009年12月06日10:30まで
▼アクション締切日(既に締切を迎えました)
2009年12月10日10:30まで
▼リアクション公開予定日(現在公開中です)
2009年12月22日