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着ぐるみ大戦争〜扉を開く者(第6回/全6回)

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着ぐるみ大戦争〜扉を開く者(第6回/全6回)

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シナリオガイド

扉が開くとき
シナリオ名:着ぐるみ大戦争〜扉を開く者(第6回/全6回) / 担当マスター: 秋山 遼

 遂に、教導団第3師団は敵ワイフェン族の攻撃を退け、敵を国境線上まで押し戻すことに成功した。敵は3倍を超える大軍であったが、機動戦力による攪乱と火力部隊の攻撃で敵主力を食い止めている間に、航空部隊と騎兵部隊が敵の物資集積所を襲い、これを焼き払ったからだ。そのため、敵は軍を維持出来ず潰走を余儀なくされた。この成果は政治的にかなり大きなものとなっている。すなわち、第3師団に協力する事で敵性部族から身を守ることができる、と言うことを周辺部族に実績で証明しつつあるからだ。それだけに現状は微妙なものとなっている。
 ワイフェン軍は一度四散したが核となる部隊と共にモン族領〜ワイフェン族領の国境に残存戦力を結集して防衛に入った。ここでがんばっていれば曲がりなりにもワイフェン族はモン族に侵攻中ということになり、ワイフェン側優勢という政治的位置づけが出来るからだ。それゆえ、これを国境線から叩き出せば第3師団は一応の目的を達成する。ラク族が同盟するかどうかは最終的にここにかかってきている。
 これを補完する形での政治交渉、産業育成は今の所順調に進んでいる。かねてから進めていた軽工業〜毛織物産業はセーターなどの製品を輸出可能な状態になりつつある。また、周辺部族の経済活性化と一体化を推し進めるため、および物資の大量輸送を見込んで改良型馬車の生産を開始したところであるが、プロトタイプの馬車が完成し、いよいよ量産に入るところである。これが軌道に乗れば第3師団の戦略輸送および、周辺部族間の統合的な経済活性化が現実のものとなってくるからだ。馬車量産に関してはこれによる輸送コストの削減が大きな目標となる。
 政治的にはもっとも重要となるラク族との同盟交渉も大詰めと言える。これにより周辺部族をまとめた一つのまとまった勢力圏が出来つつあるからだ。もし、これが準国家的な内容までまとめることが出来ればシャンバラ王国復活に際しては極めて有力な地方勢力として加わることが予想される。そのため、どのレベルで同盟をまとめるかは重要さを増している。
 現在、第3師団は国境線上に位置するワイフェン軍残余を駆逐する作戦を遂行するところであるが、いままで敵を有利な体勢に引きずり込んで戦っていたのに対し、今度は敵側が防御陣地を構築して堅く守っている。現状での報告でも、逆茂木や有刺鉄線代わりの刺付き蔓を張ったりして第3師団を食い止めようとしている。敵兵も塹壕から撃ってくるので今までの様に簡単にはいかない。現状では戦車を突破の中核としてAFV装備の機動歩兵連隊にて中央、左右を歩兵連隊が固める布陣での攻撃を計画している。
 もちろん、参謀長志賀は対応策を検討中である。この布陣からどのように敵陣地突破を図るか、どう布陣を変化させるか?等である。これらを考えた上で行動することも必要であろう。実際、今回の作戦に関してひとひねり加えてある。一つが一個中隊規模の戦力で大きく迂回して後方から敵司令部を攻撃する、という策、およびタイミングを見計らって敵司令部に突入し、旗を広げて占領を見せつけることで相手を威嚇する策である。いずれにも、中核となる士官は今のところ状況判断力・作戦能力に長けていると思われる者が選抜されており、将来の幹部候補として手腕を示す機会となっている。もちろん、他の者にも機会はある訳で、今回の策においてはこれらをどう成功させるか、そのために自分は何をすべきか?と言ったことが師団各員に問われている。
 一方、航空部隊の増強は急務であるが、第二回の選抜試験の結果は芳しいものではなかった。第三次試験は少し先になるため、更なる訓練、技術試験が行われる。現在、ワイヴァーンに機銃を取り付けて空戦を行う実験、また一種の絨毯爆撃装備の実験が行われる。これにより更なる航空部隊の強化が図られる。ただ、機銃を取り付けることに関しては一体何を空中で攻撃するのか?と言った問題は存在する。

担当マスターより

▼担当マスター

秋山 遼

▼マスターコメント

 さて、怪しい戦争シナリオ「着ぐるみ大戦争」決戦準備中です。

 また、このシナリオには以下の特殊ルールが適用されます。
1:PCが重傷を負った場合や軍法会議レベルの問題を起こした場合は「本校送還処分」となり、次の回以降このシナリオに参加できません。(他のシナリオには参加できますし、このシナリオの続編にも参加して頂けます)
2:送還処分までは行かないが、問題のある行動を起こした場合、「懲罰部隊送り」という処分になることがあります。懲罰部隊送りになると、行動の自由が制限され、専用の選択肢しか選べません。これは1〜2回程度で通常に戻ります。(解除・復帰はマスターからのコメントでお知らせします)
3:何らかの理由でPCが捕虜になったりした場合、一定ターンの間、ゲームに参加できなくなる場合があります。原則、「本校送還処分」と同じになります。

注意事項として、本シナリオはキャラクターが突如お笑いキャラになる場合があります。キャラクターのイメージにあくまでこだわる方は参加をご遠慮ください。

 前回までの戦いで一度敵を四散させましたが、敵側もしぶといようで、国境で陣取って同盟交渉を妨害する気満々です。そのため、最後にこれを国境線から追い払えば、ラク族が同盟し、教導団第3師団は現時点での戦略目的を達成します。

 今回の戦いは今までと違い、敵が陣地に籠もって出てこない状況ですので、かなり大変です。陣地の前には逆茂木や有刺鉄線代わりの刺付き蔓が張ってあったりします。かといってもたもたしているわけには行きません。ここから、どうするか?全体を見てどうするかを考えてから、自分自身は自分の立場でどうするかを考えるといいでしょう。
 二つ、特別行動があります。一つは迂回攻撃部隊、『戦部支隊』です。これは大きく迂回して後方から攻めることになります。ただし、前回のリアクションをみれば解りますが中核となる士官、指揮官が決まっています。他の人も参加できますが、指揮官の人ときちんと調整してください。
 もう一つは『月島・曖浜隊』です。これは大きな旗を持って敵司令部に突入し、これを振ることで司令部占拠を見せつけ、敵の意志をくじくのが目的ですが、突入タイミングが非常に難しいものとなっています。早すぎても遅すぎてもいけません。これをどう決断するか?突入の基準をどうするか?それが重要です。曖昧な表現はそれだけ不利を被りやすいので注意。これも別途参加する人は指揮官の二人と調整してください。
 また、正面から攻撃を掛ける主力は戦車を中核に突破を図ることになるでしょうが敵もいろいろ考えているはずです。攻撃開始後、布陣を変形させて揺さぶりをかけることになります。状況に応じて左右のどちらかから回り込むように突入すると思われるのでその辺りを踏まえて考えてください。またJG301は支援対地攻撃になりますが、弾幕張られると結構撃墜されやすいので注意してください。

 訓練中の航空部隊は実験的に機銃を装備したワイヴァーンにて模擬空戦を行ってもらいます。また、焼夷弾の類をばらまくための散布爆撃実験を行いますのでいずれかに参加してください。

 いよいよ、ラク族との交渉は大詰めです。前回の要望に基づき、ラピト族、モン族からも関係者が来ます。ここでの話し合いと戦いの結果でどうなるかが決まります。

 馬車は量産が開始されますが、今の所十数台程度ですので、これをどう配置して利用して行くかを考えながら進めて行くといいでしょう。特産物に関してはそれぞれ指定された課題を考えてください。

 なお、このシナリオ参加は前回までの「着ぐるみ大戦争」関係リアクションを読んでいることが前提です。参加する人は必ず前回までのリアクションを読んでください。

▼サンプルアクション

・敵陣に突撃し、突破口を開く。

・後方より敵司令部めがけて突入

・突入の為、味方の進路を確保する。

・殖産興業の規模を拡大。同盟関係を構築する。

・今まで会得したテクニックを使って模擬空戦に勝利する。

・(懲罰部隊)敵の射線下で、味方が突入できるよう、障害物を排除する。

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2010年03月13日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2010年03月14日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2010年03月18日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2010年03月31日


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