イルミンスール魔法学校

波羅蜜多実業高等学校。

昨年後半にパラ実を荒らした渋谷のチーム「ハスター」との抗争ですが、
種もみの塔での戦い結果、チームは荒野から撤退しました。

そして、校長も教頭もいなくなり、
多くの学生が空京大学への進学準備を始めた今、荒野には平穏が戻ったのですが。

「まったくわからないッス！」

年明け以降、空京大学進学を考え始めた御人　良雄（おひと・よしお）でしたが、
参考書を見て絶望にかられました。その時でした。

ゴゴゴゴゴーーッ！

大荒野全体に巨大な地震が発生したのです！
遊牧民が「アトラスの鳴動」と呼ぶ現象です。

そして、その地震が治まると。

「御人良雄くんだねぇ？」

「だ、誰ッスかーーっ！」

良雄の目の前にはイコン並みの大きさのメカに乗った老人が現れたのです。

「波羅密多実業高等学校校長、石原肥満。
君、死なんのだろ？」

肥満はピストルを取り出すと良雄に数発撃ちこみました。

「ひええーーっ！　死ぬっス！」

銃弾は良雄を掠めるだけでした。

「やはり死なんな。君に頼みがある。宇宙にいってくれんか？
パラ実を侵略する悪の黒幕を倒してほしいのじゃ」

肥満校長の頼みはこうでした。
自分を東京で屋敷ごと衛星軌道上からのレーザーで葬り去ろうとした、ヤクザの大親分がいる。脳ごと人工衛星として存在するその大親分を始末してほしいというのです。

「出来る訳ないっすよ！」

と言いつつも良雄は考えました。

（ハッ！　人工衛星を倒せば大学のＡＯ入試に受かって、バレンタインのアピールにも……）

良雄は肥満の配下の黒服が耳打ちしているのを自分の考えと思いこんで引き受けてしまいました。
肥満はヒラニプラに人面ロケット（機晶姫）を用意しました。

そこに向かった良雄の前には。

「ここから先には行かせねえよ。お前だけはな！」

蓮田レンとミゲル、そして大和田道玄率いる「ハスター」の面々が最後の戦いに待ち受けていたのです。

「やっぱ無理ッス！　誰か助けてほしいッス！」

パラ実キャンペーン、最終回です。

宇宙に行って人工衛星を破壊するだけの簡単なお仕事です。

ガイドでは良雄しかロケットに誘われていませんが、人面ロケットには複数の人が乗れるようになっているのでみんな一緒に宇宙に行けます。その前にハスターを撃退しないと行くに行けない上、あまり時間を取られるとレーザー攻撃によって味方は全滅します。

宇宙に上がってからも人工衛星の防衛システムとの戦いが待ち受けていますし、破壊後に安全に帰還するにはロケットの損傷を少なくする必要があります。

なお、ヒラニプラで戦いが発生しますが、教導団はエリュシオンとの戦いが迫っており、そのほとんどが東シャンバラに移動しているため、（ＰＣ以外は）戦いには介入しません。

良雄のパートナーのエメネアは上司の花音が年賀状の撮影で重傷を負っているので、看病のためにやはり参加しません。

ただし、ミツエはヒマですが、饕餮を含めてあらゆるイコンは宇宙に持ち込めませんし、ヒラニプラでの使用も禁止されています。

・宇宙で人工衛星を破壊する

・宇宙観光を楽しむ

・ハスターと決着をつける！