シナリオガイド
春爛漫の一大ライヴイベント! 音楽の祭典を盛り上げるのはキミだ!
シナリオ名:春フェスに行こう! / 担当マスター:
640
「んー、なになに? 『開催決定! 春フェスin蒼空学園 求む参加者募集中』……へえ、フェスだって?」
友人から──パートナーにとって楽器の師である女性から熾月 瑛菜(しづき・えいな)が渡されたチラシには、そのような文字がポップな書体でカラフルに躍っていました。
「え、なになに、見せて見せて」
そのパートナー、アテナ・リネア(あてな・りねあ)が首から提げたサックスを大きく揺らして、練習の指先を止めた瑛菜に身を乗り出します。
あーほら、ガッつかない。苦笑しつつ、読み終えたそれを瑛菜はアテナへと差し出します。
「ふうん。蒼空でのフェスなんて夏くらいかと思ってたけど。涼司にしてはなかなか面白そうなこと考え付くじゃん。どうしたの? これ」
受け取ると同時に読み耽るパートナーを尻目に、そのチラシを持ってきた相手へ瑛菜は訊ねます。
アテナの練習に付き合うために今日も百合園女学院からこのパラ実まで来てくれた吟遊詩人──ラナ・リゼット(らな・りぜっと)は、人差し指を立てて上目遣いに、彼女の問いに答えます。
「なんでも、地球のイベント会社からの持ち込み企画らしいですよ」
「へえ」
「校長の山葉さんよりも、従兄弟の聡さんのほうがノリノリで企画が通ったみたいです」
ああ、あいつか。瑛菜は脳裏に銀髪の少年の軽薄そうな顔が思い浮かべました。たしかにこういうの、好きそうだ。……なんて、思いながら。
「蒼空学園と周辺の地域を三ヶ所のステージに分けて、それぞれに参加者を振り分ける、みたいに書いてありましたけど?」
「あ、ほんとだ。『ブルー』ステージ、『スカイ』ステージ、『スクール』ステージ。わ、見て見て瑛菜、『ブルー』ステージは御神楽音楽堂を直接使うんだって。この前のあそこだよね? もうふたつも蒼学の敷地中をいっぱいに使った特設ステージだってさ」
チラシの裏には大まかな三つのエリアの地図と、こと細かなステージ参加者の応募要綱と。
売店や会場警備のスタッフ募集についても無数に記述がなされていました。
「ステージ参加希望者は一名から可能……だって。どうするの? 瑛菜」
「んー、さすが。やっぱフェスは音楽の祭典だもんね、こうでなくっちゃ」
そんなの決まっているだろうとばかりにぱん、と拳を打ち鳴らして、瑛菜はにやりと笑いました。
「蒼学の春フェス、あたしらがシメさせてもらおうじゃないか」
──さあ、みなさん。ステージに立つ参加バンドとして、観客として。あるいはスタッフとして、春に降って沸いたこの一大イベントを盛り上げてください。
担当マスターより
▼担当マスター
640
▼マスターコメント
ごきげんよう。二度目の登場となります、ゲームマスターの640です。
今回提供させていただくシナリオはズバリ、「春フェス」。いくつものステージで同時進行にライヴイベントが開催される、音楽の祭典です。
舞台となるのは蒼空学園、その周辺地域をいっぱいに使った三つのステージで無数のバンドや、音楽系の部活からの参加者たちが活躍します。
一人から、バンドから。楽器を持たない皆さんにも楽器は貸し出されますし、演奏を補佐するためのバックバンドも控えているのでどなたでも気軽に舞台に立つことが可能です。
無論、活躍するのはステージ参加者の皆さんだけではありません。
スタッフとして、スケジュールをビシっと管理するもよし。
出店の売店で、自慢の料理の腕を振るい来場者たちに御馳走をふるまうもよし。また、逆にそれらを目当てに会場のあちこちを回るのもいいでしょう。
率直に、いくつものステージをまわって音楽をめいっぱい楽しむのも王道といえます。
ただ、注意していただきたい点がひとつ。
それは、ステージにて歌う歌はオリジナルのみ、既存の楽曲の歌詞を使用しないでいただきたい、ご遠慮ください、ということです。
イベントにて歌を歌う皆さんにはこの点だけは厳守していただけるよう、お願いします。
皆さん、思い思いに音楽の祭典、フェスを楽しみ、また盛り上げてみてください。
▼サンプルアクション
・『ブルー』か『スカイ』ステージで一番目立つ!
・会場の警備にまわって、安全にイベントが進行するよう見守る。
・裏方として、イベントを支える!
▼予約受付締切日
(予約枠が残っている為延長されています)
2011年04月28日10:30まで
▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)
2011年04月29日10:30まで
▼アクション締切日(既に締切を迎えました)
2011年05月03日10:30まで
▼リアクション公開予定日(現在公開中です)
2011年05月17日