イルミンスール魔法学校

注意事項

『【蒼フロ２周年記念】未来の君へ』または
『【蒼フロ２周年記念】ちっぱい教の野望』に参加されているプレイヤー様は、
本シナリオには予約せず、抽選で参加されるようお願いします。
すでに当該シナリオに参加されているのに本シナリオに予約参加された場合、
リアクションでの描写を行いません。



霧深き魔都タシガンにて。

闇の帝王、ラドゥ・イシュトヴァーン（らどぅ・いしゅとう゛ぁーん）は怒りと恥辱に肩を震わせていました。
何があったのかと思われるかもしれませんが、長命の吸血鬼にとっては去年の出来事もつい昨日のことのように思い出されるものなのです。

「おのれ、屈辱だ！
　私の人生に染み付いたこの汚辱、いかに濯ぎさるべきか！」

ラドゥの叫びに、ジェイダス・観世院（じぇいだす・かんぜいん）は笑みを浮かべてこう応じます。

「タシガンの吸血鬼は不死ゆえに、ありとあらゆる私闘を試みたと聞いている。
　そのなかでも特に苛烈な血闘を挑めばどうだ？
　相手が戦いを断ればそれでよし。
　そうでなければ帝王の名において勝利すればよかろう」

ラドゥは半ば憑かれたような目で叫びました。

「よもや！
　我が生涯で、再びあの忌まわしい血闘を行うときがこようとはな！」

数日後、空京にて。

アクリト・シーカー（あくりと・しーかー）は一枚の手紙を手に、途方に暮れていました。


「我が宿敵、アクリト・シーカーへ。
　去年の『タシガン貴族将棋』にて貴様から受けた辱め、
　今なお忘れることができぬ。
　勝手だが、ふたたび貴様に勝負を申し入れる。
　なお今回の勝負は『タシガン式血闘（デュエル）』とさせていただく」

去年開催されたろくリンピックにおいて、ラドゥは
「空京大学で最強の将棋指し」
と対戦、敗北を喫していたのです。

ラドゥは当然のようにアクリトが相手であったと思い込んでいたのですが、
実のところ対戦したのは空大生の渡部　真奈美（わたなべ・まなみ）でありました。

アクリトの天才的頭脳は
わずか１ナノ秒でこの状況を打破する最も適切な回答を導き出しました。


「もしもし、渡部君。私だ、アクリトだ。
　これからタシガンに行ってもらいたい」



そんなわけで再びタシガンを訪れた真奈美ですが、
その血闘の恐ろしさに身震いせざるを得ませんでした。

シャンバラ数千年の歴史に現れた無数の英雄や魔物たち。
彼らの織り成すさまざまな冒険や栄光、そして無惨な死。
対戦者はこうした出来事がイラストと文章で記された
カードを自由に組み合わせて……


「ただのカードゲームじゃん！」

お久しぶりです。あるいは初めましてかもしれません。
蒼フロ２周年記念ということで、久しぶりに戻ってまいりました。


今回はルールが特殊になりますので、以下の説明をご覧になったうえでご参加ください。

●今回はカードゲームでの戦闘になります。皆さんには「僕の考えたカード」をアクションとして送っていただくことになります。
プレイヤーさん同士でカード戦闘を行うとリアクションがとてつもなく長くなってしまいますので、ＮＰＣ同士の戦闘となります。ご了承ください。

●ゲームの大まかな流れは以下のようになります。

１：プレイヤーは互いに５０枚以上のカードを用意して山札とし、そこから７枚を引いて手札とします。
２：先行のプレイヤーは手札を使って自分の為に戦うクリーチャーを召喚したり、戦況を有利にする魔法カードを使ったりします。
３：必要に応じて、召喚したクリーチャーで戦闘を行います。
４：これを交互に繰り返します。


●カードには次の区分があります。

・クリーチャー：召喚されて戦う生物です。プレイヤーさんのキャラクターがクリーチャーとなります。「キャラクターのレベル×１００」の戦闘力があります。特別な効果があることもあります。

カードの例：
カード名：『俺が蒼空学園だ！』山葉涼二　レベル５０　伝説の蒼空学園校長
効果：山葉涼二が召喚された場合、場に出ているすべてのメガネをかけたクリーチャーは墓地に送られる。

・イコン：クリーチャーの一種です。イコン参加を参加させた場合、このカードになります。イコンはレベル９９のクリーチャー扱いです。

カードの例：
カード名：カミロ専用シュバルツ・フリーゲ　レベル９９　イコン
効果：シュバルツ・フリーゲが召喚された場合、場に出ているすべての鏖殺寺院クリーチャーは手札に戻される。

・エンハンス：クリーチャーを強化するカードです。武器、防具、魔法などがこれにあたります。

カードの例：
カード名：教導団水着（男性用）
効果：このカードを装備したクリーチャーは教導団・男性となる。水泳の能力を得る。

・マジック：自分のターンに使うカードです。使い捨てですがそのぶん強力です。名前はマジックですが、魔法でなくても構いません。

カードの例：
カード名：だんご
効果：敵のクリーチャーを３体選び、墓地に送る。

・トラップ：相手がカードを使ってきたり、クリーチャーで攻撃してきたときに、反撃でつかうカードです。

カードの例：
カード名：実は男の娘だ
効果：場に出ている女性クリーチャーを１体選ぶ。このクリーチャーはゲーム終了時まで男の娘となる。


●強力なカードは、使うときに条件がつきます。たとえば８５レベルのクリーチャーはとても強力ですが、召喚するためにはすでに召喚済みのクリーチャーを複数生贄にする必要がある、といった具合です。


皆さんはご自分のキャラクターやアイテム、過去のシナリオでのできごとなどを元にカードを考え、アクションとして送ってください。
カードの効果はご自由に設定していただいて結構ですが、強すぎる効果（出しただけでいきなり勝利してしまう等）にはなんらかの制限を設けたり、場合によっては「使用禁止カード」にしたりします。

ＮＰＣについては保住が過去に描写した（含むキャラクエ、ロボットミッション）範囲で対応いたします。

過去のシナリオをカードの題材としていただいても構いませんが、その場合は当該シナリオの名前とページを明記してください。
キャラクタークエスト、ロボットミッション、イラストなどを題材としていただいても問題ありませんが、この場合も出典を明らかにしてください。

「カードゲームとかよくわからないよ！」
という方は、他のプレイヤーさんのキャラクターと戦うつもりでアクションを書いてください。


カード以外のアクションでも構いませんが、活躍は難しくなります。
またカードとそれ以外のアクションを並行させても構いません（自分がクリーチャーとなったカードをＮＰＣに押し付けるなど）。


なお、以下のＮＰＣが応援に参加していますが、プレイヤーからの働きかけがない場合には登場しないかもしれません。

●ラドゥ側
ジェイダス・観世院
ルドルフ・メンデルスゾーン
エリオ・アルファイ
フェンリル・ランドール
ウェルチ・ダムデュラック

●真奈美側
チエル・イシュ
小倉　珠代
高木　陽子
熾月　瑛菜

・がんばって戦う

・自分のカードの値段をみてショック

・すごい魔法カード考えた！