シナリオガイド
VersammelnSieSich,EineHexe
シナリオ名:DieSymphonieDerHexe / 担当マスター:
按条境一
-ドッペルゲンガーの森-
本物の魂を自分の身体の中へ取り込めなかったもう1人の存在…。
効率よく奪える方法を思いつき協力を得ようと、生き残った十天君・秦天君からのコンタクトを待っていました。
「これで諦めるあちきじゃないよ、生き残ってもどのみちコンタクトをとってもらった自分と変わるために殺されるんだ」
秦天君はもう1人の自分にその者を探してもらい、鏡を通して数日後ようやく連絡をとりました。
「―…ドッペルゲンガーのオメガ、聞こえるかい?」
「聞こえますわ」
「本物になり代わったら、あちきたちに協力してくれるんだよねぇ」
「えぇ、大いなる発展のため…魔科学の実験ですわよね。
世界…そして生物は進化するものですのよ、フフフ…。
そのためには魔力を得なければ…館にいる本物の魔女の魂が必要なんですの。
でも、それだけでは足りませんわ。
開発に協力してくれる者が必要ですの」
「どうやって探す気だい?」
「魔法といえば…狙うところは1つ。
そなたはその方たちが一時的に暮らせる場所を仲間の方に用意させておいてくださいな」
鏡を媒体に森から抜き出した魔女はゴーストタウンの外へ出ました。
オメガ・ヤーウェ(おめが・やーうぇ)の魂を一部奪っている彼女は鏡さえあれば、そこから出ることが出来てしまうようになったのです。
秦天君はリーダーの十天君・王天君に連絡を取り、孫天君にイルミンスールの森へ来るように伝えてもらいました。
「おい孫天君、オレ様の命令だ。
秦天君のところへ行き、魔女たちが実験できる町と城を化血陣の術で作ってやれ」
「んぉ〜ほいほぉーい♪
あたぁしぃの血を使って発動するから、この前屋敷に送ったていうゴーストからこっそり抜き取っておいた血を、貧血にならないようにパックへ詰めていこうっと」
-イルミンスール魔法学校の校舎付近-
「フフフ、生徒たちが下校してきましたわね。
ねぇ、そなた…魔科学というものに興味ありません?」
「魔科学…?」
「文字通り、魔法と科学を融合したものですわ。
この地の資源を無駄に食い荒らさず、いろんな場所の座標をセットするだけで、一瞬で移動する転送装置を作ったり…。
手間な日常生活のことを、道具に言葉で命令するだけでやらせることも出来ますわ。
本来の魔力を何倍にもしてくれる武器も作る予定ですの。
それだけじゃなく、ゴースト兵器の実験を応用し魔科学を融合させて、呪いや病などにかからない身体…無痛覚で致命傷を受けても再生する身体…老いて死ぬことのない身体に進化出来るかもしれませんの」
「生活も楽になっていろんな場所に遊びに行けるのもいいけど…。
病に倒れず死なない身体と強大な力…欲しい、欲しいわ!」
甘い誘惑に惹かれ、彼女についていき孫天君が術で作った仮初の町へ行ってしまいました。
「魔法というものは、わたくしたち魔女が得意とするもの。
この研究の実行は魔女の力でしか出来ないことですわ。
他の種族たちはわたくしたちに助力するならよし。
ですがもし逆らうなら……魔法で平伏させるのです。
そなたたちとわたくし、魔女が全ての種族の上に立ち、この地を変えていくんですの!
「共に、死の存在しない永遠に滅ぶことのない、未来を作り上げましょう!」
城のテラスから叫ぶ彼女に、魔女たちは…“魔女こそが最高…魔女がこの地を変えるのだ!”と大声を上げて賛同しました。
“Unsere Gattung ist das Beste!”
-パラミタ内海付近-
その者たちの企みは、十天君の動向を調べている礼青にすぐ知れてしまいました。
「レヴィアはん療養終わったところですんまへんが、あんさん今…イルミンで何が起こっているか知ってはります?」
「いや…」
「学校の生徒の魔女たちを、オメガはんのドッペルゲンガーが引き込んで魔科学の実験をしとるんどす。
弟とお譲はんが、学校の生徒たちがゴーストタウンからオメガはんの魂を館へ連れて帰ったとゆうとったけど。
本物になりたい欲望の他に、その実験のためにまた狙ってくるやろうなぁ?
魂の一部はすでにそいつが吸収しはったようやし…、あんさんどないしはりますか」
「当然、その魂は返してもらう。
もう、これ以上あの子を傷つけさせはしない」
「なんでも魔法で片付けたりしたら無気力になりますぇ。
それに力を求めすぎれば破壊が生まれ、死なない身体で永遠に争う可能性も…。
そんな未来、まっぴらごめんどすわ〜」
秦天君たちの企みを阻止しようと十天君を探していた鎌鼬が偶然通りかがリ、2人の話を陰でこっそり聞いてしまいました。
助けを求めようと魔法学校へ飛んでいきました。
「魔女に酷いことしちゃったぼっくんのこと、信用出来ないかもしれないけど…。
その子がまた狙われちゃうだけじゃなくって、この地が大変なことになっちゃうから一緒に来てほしぃよぅ。
誰かが傷ついて泣くのはもぅやだよぅ…」
担当マスターより
▼担当マスター
按条境一
▼マスターコメント
魔女の城編は全2話です。
暗き森の泣き声から闇世界の廃工場の末までの結果を反映したものです。
どの所属学校でもご参加いただけます。
新規ご参加に関わらず一律、ここまでの大まかな話しの流れを知っているとします。
【注意事項】
1回目にご参加いただいて潜伏している方は次回ご参加いただく場合、潜伏した場所からスタートとなります。
○○をして捕まった場合など、その後に脱獄するという行動などはダブルアクションとさせていただきます。
もし捕まったり武器を取られても、別のシナリオは通常通り行動できますので影響はありません。
武器はリアクション内だけで無い状態ですので、別のシナリオで通常通り使えます。
捕まったり取られた武器は全話終わり次第戻されます。
捕まった状態のMC・LCが参加している場合は、お名前などの描写はありますが、ご参加いただいてない場合は直接助けだしたりする描写できませんので予めご了承ください。
町・城にあるものは基本的に、全て術による仮初の存在で、術が解ければ全てなくなります。
実験で作った産物は…リアクションの中、または次回のガイドで詳細が分かります。
このシナリオで王天君はガイドのみで、リアクションには登場しません。
今回は町や城の様子は、PCを含めて敵対でないNPCもまだ知らない…とします。
魔女たちに怪しまれない限り、町の出入りは出来ます。
・ドッペルゲンガーのオメガたちに協力する側の方
主となる目的にそった行動であれば、城や町の出入りは基本的に自由です。
町の様子や、建物の中の大まかな部分はすでに知っていることとします。
【町の中】
城の中と周辺以外、乗り物・飛行スキルは使用可能です。
空き家には盗聴道具などはセットされていません。
行き先指定可能な場所のみ、丸い乗り物に乗って移動出来るのでご自由にどうぞ。
地下水路/どこかにつながっているようです…。
ストリート通り/魔女たちが住む家が並んでいます…空き家もあります。
町の中心になる城付近への通り
フードショップ通り/カフェがあります。
【城の建物内】
建物内の階層の移動は、階段のみでエレベーターなどはありません。
術で作られたものに該当するものは破壊出来ません。
周りと建物内は術の気により、協力者以外の飛行のスキルは無効化されます。
乗り物は使えますがディテクトエビルで気づかれる恐れもあり、怪しい者と判断された瞬間、魔女に魔法で狙われます。
牢屋に捕まった場合、
B2F/中央門開閉管理
レバーで操作します。
B1F/地下牢
捕まったMC・LCが牢につながれ、協力者以外中に入った者は全てのスキルが使用不可となります。
その中から出られない限り一切使えません。
B1F/保管庫
MC・LCの取られた武器がありますが、魔女たちが巡回をして見張りをしています。
外庭
東の塔、西側の塔へ移動する時に通ります。
中央入り口
扉と内側の格子状の鉄のような門で封鎖され、地下2階のレバーをしないと開きません。
1F/大広間
2F/ダンスホール
研究の息抜きに、協力者・魔女たちが踊る場所です。
3F/カフェ
ドアから外に出ると空中庭園があります。
3Fにある吹き抜けの螺旋階段で、4Fまでのぼれます。
4F/警備室
コンピューターで城の中や、周りを監視している場所です。
5F/統治の間
正面入り口方面が見えるところに1箇所だけ、外が見えるテラスがあります。
孫天君の術で迷路のような作りになり、ドッペルゲンガーのオメガに信用されない限り容易くたどり着けないようになっています。
・東の塔
1F/寝室
2F/会議室
3F/魔科学・開発室(生物関連)
・西の塔
1F/寝室
2F/会議室
3F/魔科学・開発室(都市生活・武器関連)
【MOBの魔女のクラス】
・ドルイドは外警備のみ、ウィザードとコンジュラーは中と外両方います。
ただし、エンドゲームと物質化・非物質化のスキルは使いません。
【孫天君の術】
・化血陣の術は町と城、スキルによる城への飛行の侵入・中での行動の防止のみ。
他、コンジュラーのスキルを使いますが、エンドゲームは使わず武器はただのトランプカードです。
秦天君は…言葉と身軽さのみです。
【ドッペルゲンガー・オメガが使う術】
・ウィザードと、近づく者を吹き飛ばす魔法の波動
よくガイドをご覧いただくと…、ココだな!というところが見つかります。
▼サンプルアクション
・面倒だけど魔女っぽい格好して町の中で、皆と隠れて相談出来る場所を探す。
・魔女に扮して町に潜入し、どの辺りから城の中に侵入出来そうか探す。
・城の侵入手段を見つけたMC・LCの話を元に、町の中のどこかで作戦会議をしよう。おっと魔女に扮しておかなきゃ…。
・死を恐れることのない身体が欲しい!
・魔科学を学んで強大な力が欲しい!
▼予約受付締切日
(予約枠が残っている為延長されています)
2010年12月16日10:30まで
▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)
2010年12月17日10:30まで
▼アクション締切日(既に締切を迎えました)
2010年12月21日10:30まで
▼リアクション公開予定日(現在公開中です)
2011年01月05日