イルミンスール魔法学校

　このシナリオは、各学園のとある日常を描く日常系シナリオの一種となります。


　　　★★★８月○▲日のあなたの運勢★★★



１月生まれ：身の回りのものを何か一つ新調すると運気がＵＰ。冷たいものの食べ過ぎに要注意。
　■ラッキーアイテム・パーティーグッズのタスキ

２月生まれ：ネガティブ発言はＮＧ！　一生懸命汗をかくことで、ツキを呼び込めます。
　■ラッキーアイテム・浴衣

３月生まれ：水難の相があります。プールや水辺のレジャーにはご注意。ハーブなど好きな香りを身につけると厄除けに。
　■ラッキーアイテム・ブロンズ像

４月生まれ：今日の自分に“キャッチフレーズ”を付けましょう。ダラダラしてはツキが逃げます。
　■ラッキーアイテム・異性から貰ったもの

５月生まれ：今まで聞いたことのない名前を知ることで大きな幸運がありそうです。偏食はダメですよ。
　■ラッキーアイテム・未使用のノート

６月生まれ：今まで謝れずにいたことを打ち明けてゴメンナサイするのにいい日です。意地を張るのは×。
　■ラッキーアイテム・家族写真

７月生まれ：追い風が吹いています！　多少の無茶も通る日。ただしドタキャンだけはＮＧ。
　■ラッキーアイテム・お面

８月生まれ：一見怪しげなものにも思い切って近づいてみると、開運につながりそう。人の話はよく聞きましょう。
　■ラッキーアイテム・バイザー

９月生まれ：体調が乱れがちです。休みたい時は甘いものを、活力が欲しい時は辛いものを食べて、体も運も活性化！
　■ラッキーアイテム・誕生日プレゼント

１０月生まれ：嫌いな事や人とは、ぶつかるよりもとことん避けて逃げる方が良い日です。大きな問題は後日に回して。
　■ラッキーアイテム・マイクもしくは拡声器

１１月生まれ：直感を信じて行動しましょう。でも疲れるまでやるのは×です、休息も忘れずに。
　■ラッキーアイテム・水着

１２月生まれ：自己表現力が高まっています。あなた独自の表現で、日頃の感謝を示してみると吉。
　■ラッキーアイテム・帽子


　夏休みスペシャル企画！！　今週のあなたのラッキーパーソン教えちゃいます！！
　気になる詳細はこの後のコーナーで！！



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　上記は、昨今巷で「よく当たる」と評判の、某空京テレビ局の朝の情報番組での占いコーナーでの誕生月別占いです。
　魔女など占いを専門とする能力者に個別に依頼して占う、という風習の方がもともと在るもののはずのパラミタでも、地球からの入植が進み、地球の文化が入ってくるに連れ、このようなテレビ、雑誌などのメディアに乗せて不特定多数に発信するスタイルの占いも、ここのところ結構、市民権を得てきたようです。

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　さて。

　ここに、『占い検証委員会』なる団体が存在します。
　――まぁ、ぶっちゃけ、蒼空学園に存在する一同好会なわけですが。


　彼らの活動の目的は、「メディア発信型占いの精度を身を以て試し、その統計を取って占術の信憑性を判じる」ことにあります。
　要するに「占いに従って行動してみてそれが当たったかどうかを主観で判断し、その統計で、それが当たる占いか否かを決定する」ということです。
　――物凄く「ヒマ人の発想」臭がするとかしないとか、それはまぁ置いといて。


　今回彼らが目を付けたのが、上記の情報番組の占いです。


　しかしながら、彼ら委員会メンバーだけでは、統計を取るにはあまりに実例が足りません。
（何しろ同好会、正式な部に昇格するだけの人数もないのですから）
　そこで彼らは、上記の「８月○▲日」に、各学校の掲示板にてこの占いの信憑性を「身を以て調査してくれる」協力者を募集しました。
　この日はどの学校も夏期講習やプール開放、課外活動などで、夏休みながらかなり多くの学生の登校が見込まれるからです。


『求む、告げられし天命（＝占い）の被験者！！』



　占いを信じる人、信じない人、いい話だけ信じる人。
　占いに対してどんな考えを持っている方でもＯＫです。
　８月○▲日の占いの信憑性をを身を以て検証し、彼らのためにレポートを書いてあげてくれませんか？

　こんにちは、ＹＡＭです。
　５作目のシナリオです。よろしくお願いいたします。

　今回のシナリオはいわゆる日常系の一種という形になると思います。
　ガイド及びマスターコメントをよく読んでアクションを考えてください。


【占い検証委員会】
　ガイド本文にある通り、蒼空学園の同好会の一つです。
「自分たちの活動内容が知れたら占い師の裏の勢力を敵に回すことになるかもしれないため、隠密に徹する」という方針のもと、メンバーを明らかにせずひっそりと活動しているようです。
　裏の勢力というのは、彼らが勝手に想定している圧力団体で、存在は確認されていません。
（部に昇格するほどの人数が集まらないから開き直って厨二傾向に走っているのではないか、という邪推はやめましょう）
　探しても見つけることはできませんので、放置してください。募集要項はすべて掲示板に書かれています。


【８月○▲日の行動】
　彼らは８月○▲日に、蒼空学園の他にも各学校（分校以外）の掲示板に、占いの検証の協力を乞う張り紙を出しました。
　なので、各ＰＣはそれぞれ登校してこの依頼を受けたという前提になります。

　８月○▲日の各校で行われているのはおよそこのようなことになります。

・蒼空、イルミン、白百合、薔薇学、明倫館、天学
　夏期講習・補習・課外活動（部活やサークル）が行われています。
　学校のプールも開放されていて、学校指定の水着の用意などして来れば、希望者は泳げます。

・シャンバラ教導団
　訓練や講義、非常事態に対応するための待機などで登校する生徒が多いようです。

・空大
　サークル活動、特別講義、研究、夏期特別ゼミなど。

・パラ実
　夏休暇を利用して学校跡を覗きにくる不埒な観光客をカツアゲしまくっている。
　個人的にタイマンの予定があって来ている、なども人によってはあるでしょう。

　上記以外にも、ふらりと学校に遊びに来たり、誰かに会いに来た、などもアリです。（もちろんＧＡアリです）
　様々な理由で登校してください。
　それぞれの「夏のスクールライフ」の中で、いろいろな形で占いに“ちなんで”みてください。


【アクションに書いていただくこと】

１．どのように占いにちなんでいるか。
　言うまでもありませんが、大前提として、各ＰＣの誕生月の占いを参照してください。
　その占いに書かれたアドバイスを全面的に受け入れて、一日を過ごしてみるもよし。
　学校での用事が忙しいので、取り敢えずラッキーアイテムだけ取り入れてみました、でもよし。
　（後述するラッキーパーソンだけを取り入れるのももちろんアリです）
　「自分は占いなんて信じないから、あえてＮＧ行動を取ってみる」でもＯＫです。
　いろいろな立場からの検証レポートがある方が、委員会も喜ぶでしょう。
　必ずしも占いを信じている必要はないです。信憑性を感じるかどうかは人それぞれ。

２．その日、どんなことがあったか。
　占いが当たって、幸運なことがあった。
　当たらなくて、むしろ不幸が起きた。
　ＮＧ行動をとって、ひどい目に遭った。
　思いっきり信じて行動してみたが、何も特別なことは起こらなかった。
　――オールＯＫです。
　また、占いにちなんで幸運があった、という場合でも、
　「占いに従ってオシャレをしていったら、好きな人にそれを褒められた」……という、行動との因果関係のある幸運はもちろんですが、
　「占いに従ってオシャレをしていったら、お金を拾った」……という脈絡のない幸運ももちろんＯＫです。
　夏休みの登校日に起こったことを、難しく考えず、自由に書いてください。

３．（一日の体験を経て）この占いは当たっていると思うか。
　ここは主観丸出しの意見をお願いします。
　実際にあったことと、意見がずれていても全然構いません。

　例：「何も大したことなかったのに　→　占いのおかげで良い一日だった（当たってる）」
　　　「ＮＧ行動取ったらトラブった　→　別に大したことはない。占いなんてやっぱり当たらない」

　など全然ＯＫです。
　何がラッキーでアンラッキーかは、当人の取り方次第、というのが委員会の見解です。
　あまり客観的現実と主観の意見とに落差があっても、レポートを読んだ委員会メンバーが「おいおい」と一言ツッコミを入れるくらいです。
　あくまで当たっているか否かは、当人の主観意見を基にして統計を取ります。
　「正直、当たってるかどうかよくわからなかった」というのでもいいです。そういう人もいるでしょう。


【ラッキーパーソン】
　ガイド本文に入っていないラッキーパーソンは、ダイスロールで決まるようです。
　掲示板にて挨拶をしていただいて、右側の目が、

　１．年上の人
　２．自分と同じ月生まれの人
　３．ゆる族・着ぐるみの人
　４．ライバル・苦手な人
　５．好きな人
　６．水着姿の人

　となります。（左の目は無視してください）
　ラッキーパーソンをアクションに取り入れるつもりのない方は、掲示板に無理に書き込む必要はありません。
　上記の占いやアイテムだけではなかなかアクションが思い浮かばない方は、一度試してみるのもいいでしょう。　


【ＭＣ、ＬＣ、ＮＰＣ】
　ＬＣ追加はご自由ですが、ＭＣを中心にしたその日のレポートを出していただくという形を取るため、基本的にＭＣと一緒に行動しているというアクションでお願いします。
　大きく離れて別々の行動をとるというのはご遠慮ください。ＬＣの描写量が極端に減ることになりかねません。

　ＭＣは占いに興味がないので何もしないけどＬＣがやってみる、という形でもＯＫです。
　但し、その場合、ＬＣの方が描写が多めになります。
　ＭＣもＬＣも占いにちなんでみる、というのでももちろん結構です。描写量の問題であまり細かく描けなくなる可能性はありますが。
　ＭＣは占いが当たっていたがＬＣは当たっているとは思えなかった――という風に、結果がバラバラになるのはＯＫです。

　ＮＰＣは登場させることはできません。
　ただ、各校の校長ＮＰＣだけは、それぞれの学校の校長室などで公務を執り行っているとします。
　それぞれ仕事が忙しいので、ＰＣが私的な用事で連れ出したりすることはできません。
　挨拶をしにいく、くらいがＯＫラインでしょう。

【描写形式】
　誕生月別に順に分け、「○○（ＰＣ名）のケース」というタイトルで個別に描写していきます。
　『報告書』としてそれを読んだ委員会メンバーが一言感想（場合によってはツッコミ）を添えますが、単なる所感ですので、統計結果には反映されません。
　最後に月別に、「当たった」「当たらなかった」「どちらともいえない」等に分けて統計を取り、占いの信憑性に対する判断を下して結果報告とします。
　タイトルに反映される名前は基本ＭＣですが（ＭＣが占いを取り入れなかった場合は取り入れたＬＣで、月分けもそのＬＣのものに入る）、ＭＣプラスＬＣなど複数のＰＣが取り入れた場合、代表してＭＣの名前を掲げ（誕生月分けもＭＣのもので）ての報告書になりますが、ＬＣの結果もＭＣとは別に、最後に統計に反映されます。
　なので、先述の通りＧＡはＯＫですが、同じ場面をＰＣそれぞれの視点で別々に描写する形になります。それを利用して、同じ場面でも各自に認識やテンションに差があった（相手は気付かないけど）、などというアクションでも面白いかもしれません。

・占いのアドバイスを取り入れて過ごす

・アイテムだけ持つなど、無理のない形で一部取り入れる

・わざとＮＧ行動を取ってみる