水琴桜花です。
前回から少し間が空いてしまいましたが、今回もどうぞよろしくお願いします!
私のシナリオの黒幕であった八紘零との対決を、『パラミタ・イヤー・ゼロ』と冠し、全三回のシナリオとして描いていきます。
零が企む悪意、“アポカリプスの開闢”とは一体なにか?
その全容は、皆さまのアクションしだいで、徐々に明らかになっていくはずです。
●拷問島について
葦原島の西に浮かぶ三日月型の島です。
かつては零の傘下である二つの企業が、この島に施設をつくり人体実験や化学兵器の開発を行っていました。
ひとつめの企業は、子供たちを蟲に改造した軍事組織『エグゼクティブ・ジャイナ』です。エグゼクティブ・ジャイナはこの島で『拷問器具のギフト』を開発していました。
島に住む人間がいなくなった今も、拷問器具のギフトたちは、実験体の悲鳴を求めてさまよい続けています。
『拷問島』の由来は、これら拷問器具のギフトたちから名付けられたものです。
ふたつめの企業は、製薬会社のレインコートです。
レインコートは度重なる研究の結果、C-ウイルスと呼ばれるウイルスの開発に成功しました。このウイルスは、人間を『機晶ゾンビ』に変える性能があります。
しかし、最後の実験を前にしてバイオハザードが発生。島の住民は、ただ一人を除いた全員がC-ウイルスに感染してしまいます。
零はすぐさま実験を中止し、島を閉鎖しました。その上で報道規制をかけて、拷問島を地図から消し、人々の記憶に残らないようにしたのです。
●機晶ゾンビについて
『C-ウイルス』によって、脳を機晶石とよく似た物質に変換され、意識を奪われた人間です。肉体は人間のときのままなので、ほとんど腐っています。
動きは鈍いのですが、苦痛や恐怖といったものが取り除かれているので、しぶといです。機晶ゾンビの活動をとめるには脳を破壊するしかありません。
拷問島には機晶ゾンビが大量にうごめいており、契約者たちを襲います。
●拷問器具のギフトについて
八紘零の命により『人の苦痛を求める存在』として生み出されました。変身前の姿は、ゴスロリの少女です。
零は彼女たちを懲罰少女【ディシプリン】 と呼び、とても可愛がっていました。
ディシプリンは、以下の六体です。
「殉血に濡れし断頭台(ギロチン)」
【剣】のギフトです。鋭利な刃物に変身し、契約者に切りかかります。
「鉄の非処女(アイアン・ビッチ)」
【槍】のギフトです。無数の槍に変身し、契約者を貫きます。
「九尾の猫の鞭(キャット・オブ・ナインテイル)」
【鞭】のギフトです。九本に分かれた鞭に変身し、契約者をしばきます。
「肉蝕む振り子の刃(スロースライシング)」
【刀】のギフトです。ゆらりゆらりと動く刃物に変身し、契約者に切りかかります。
「姦する苦痛の梨(クパァ・ペア)」
【杖】のギフトです。先端が開く直径1〜5cmの棒に変身し、契約者の身体の穴に侵入して引き裂きます。
「頭蓋骨粉砕機(ヘッドクラッシャー)」
【器】のギフトです。頭蓋を締めあげて、契約者の頭を砕きます。
※ディシプリンたちと戦う場合は、複数体に対してアクションをかけることが可能です。
●ネクロマンサーについて
島の唯一の生き残りです。強力な魔術の使い手なので、C-ウイルスに感染しませんでした。
彼は、かつて『蠱毒計画』で死んだ子供たちの霊を蘇らせ、契約者たちを襲わせます。
ちなみに彼の正体は、行方不明になっていた『ニコラ・ライヒナームの兄』です。黄ばんだ白衣をまとっており、長身で、髪はボサボサ。三白眼。
腹違いのため、ニコラとは似ていません。
●八紘零について
黒幕の彼は、島の中心の地下にある核シェルターに身を潜めています。
核シェルターの場所はわかっていますが、そこにたどり着くためには零の手下たちを倒さないといけません。また、シェルターには特別な鍵がかかっています。
零はシェルターのなかに、『アポカリプスの開闢』を行うために必要な魔導書を持ち込んでいることが判明しています。しかし、魔導書の詳細までは不明です。
●三種のギフトについて
零の側近で、変身前はメイドの姿をしています。
それぞれ三種の神器をモチーフにした、『剣』『勾玉』『鏡』に変身します。
以下は、彼女たちの変身前の詳細です。
・天殉血剣(あまのじゅんけつのつるぎ)
モデルのような体型。髪は黒色のロング。いつも冷静で、ふたりのお姉ちゃん的な存在。
生命のあるものを触れた途端に切り離す力があります。
零に従う理由は、『自分をありのままで受け入れてくれた』から。
懲罰少女【ディシプリン】たちを使って契約者と戦います。
・夜灼瓊禍玉(やさかにのまがたま)
見た目は小学生低学年くらい。髪はピンク色のショート。おっとりしており、口癖は「ほえ〜」。
身の丈の倍はある巨大なハンマーを持っています。
零に従う理由は、『お姉ちゃん(天殉血剣)が好きな人は、好き』だから。
機晶ゾンビたちを指揮しています。
・夜炎鏡(やえんのかがみ)
見た目は小学生低学年くらい。髪は赤色のツインテール。やんちゃな性格。
両手に持った巨大なチェーンソーを振り回します。
零に従う理由は、「おもしろそう」だから。
ネクロマンサーとともに戦います。
また、彼女たちの右手は特別な力が宿っているとされ、『赫空の掌(せきくうのたなごころ)』と呼ばれています。彼女たちが力を開放すると、空を赤く染める力が発動する。という報告がなされています。
零が身を潜めている核シェルターの扉は、彼女たちの右手を同時に合わせることで開けることができます。それ以外の方法では開けることが不可能です。
●拷問島の侵入ルートについて
島はセキュリティシステムによって守られているため、侵入できるルートは、西側・北側・南側・東側の4つになります。
(拷問島は、北側を上向きにして、三日月のような形で浮かんでいます)
・北側
島の最北端から侵入するルートです。製薬会社レインコートの研究施設の前を通ります。そのため、『夜灼瓊禍玉』が指揮する『機晶ゾンビ』の群れが待ち構えています。
このルートは花澤愛音羽が同行します。
・南側
島の最南端から侵入するルートです。軍事組織エグゼクティブ・ジャイナの研究施設の前を通ります。そのため、『夜炎鏡』と『ネクロマンサー』が子供たちの霊を蘇らせて待ち構えています。
このルートはニコラ・ライヒナームが同行します。
・西側
島の一番くぼんでいるところから侵入します。そのため、零のいる核シェルターまでは最短ルートです。しかし島で最も強力な敵、拷問器具のギフト『ディシプリン』たちが待ち構えています。
このルートは空京たいむちゃんが同行します。
・東側
島の一番ふくらんでいるところから侵入します。契約者たちが押しかけたことで、セキュリティに乱れが生じ、偶然できた侵入ルートです。
ここからだと核シェルターにはたどり着けませんが、その他の領域を探索することができます。
ちなみに各施設へは裏口から入れますが、他のルートに出るための出口は閉鎖されています。(逆にいえば、他のルートを選択した場合は島を探索することができません)
※東側は、私のシナリオが初参加というプレイヤーさんにおすすめのルートです。島を調べることで、これまでの経緯がはっきりしたり、新たな発見があるかもしれません。
もちろん、どなたでも、お好きなルートから参加することができます。
また、すでに参加してくれているプレイヤーさんで、私のNPCにまつわる称号を提示していただければ、そのキャラクターに対してもアクションをかけることができます。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
八紘零の悪行を止められるか否かは、プレイヤーさんたちの行動にかかっています!
皆様の素敵なアクションを、お待ちしております。