シナリオガイド
表向きはお祭り……のようだけど?
シナリオ名:【祓魔師】イルミンスールの祭典 / 担当マスター:
按条境一
ボコールらはエリドゥ方面から退散し、術者がいなくなったことで砂嵐も消え去りました。
ですが、これで懲りるような彼らではありません。
ディアボロスは次なる指示を得るため、とある場所を訪れています。
-とある礼拝堂-
薄暗い礼拝堂に入ったディアボロスは、黒い女神像の前で片膝をついたのでした。
“顔をあげなさいな”
そう、声が聞こえた先を見ると、少女のような風体の者が視界に映ります。
「随分と惨敗してくれちゃったね、ディアボロス。
しかも…破壊の魔性である黒のテスカトリポカまでとられちゃったらしいじゃない?」
「うーん、申し訳ない。
けど、収穫はあったよ、炙霧(しゃむ)」
ただ惨敗したわけじゃないと言い、数枚の紙面を手渡しました。
「ふぅ〜ん…。
あいつらの能力を、ちゃーんと見聞きしてきたのですね。
あたしぃがあの場所にいた頃より、いろいろと手段を得たのですか…」
知りえない魔道具や、風化したはずの術式の存在を知ったこの者は、忌々しそうに用紙を握りつぶしたのです。
「―…次はどうするつもり?」
「こっちのカードはまだあるのを知っているでしょ?」
「じゃあ使ったらいいじゃない♪」
「フッ…もとよりそのつもり。
やつらが時の支配者の能力を、弱体化しきる前に使ってあげなきゃ…」
炙霧はその名を口にし、傍に控えている男へ目を移しました。
彼は繰言のように、
“クオリアも…、都の連中も…。
皆…皆、穢れてしまえばいいのに”
……などと、ぶつぶつと不気味に呟いています。
「大丈夫、あんたの願いはきっと叶いますよ。
わたしぃを信じてさえいれば…ね♪」
膝を抱えて座り込む男の頭を撫で、聖女のような笑みを向けたのでした。
-イルミンスール校舎-
祓魔師たちが保護したトラトラウキ・テスカトリポカは、エリザベート・ワルプルギス(えりざべーと・わるぷるぎす)の元で保護することになりました。
黒い髪の子供の対応について、どうするべきか悩んでいるようです。
「ううんー…、このまま保護する…となりますとぉ〜。
彼らの手に届きにくい場に、隠すしかないんですよねぇ」
2人のままの存在として置くとすれば、破壊の意思を持つ方は“封印”するしかありません。
とはいえ、エリドゥでそれだけはやめてほしいと、ある祓魔師たちから言われています。
「そうなると…、同一の存在とするしか方法はないよね、校長」
「はい〜…。
このことについては、もうちょっと話し合わないといけませんよねぇ、ラスコット先生」
「そうだね、同一化をよしと決めたわけじゃないし。
まぁ、それも大事だけど例のことも…」
「あぁ…、祭典のことですよね。
時の魔性…サリエルの能力を弱める陣を敷く時期ですしぃ。
努めを休むと、せっかくの術の力も弱くなっちゃいますぅ!」
「あれが活動を始める前に、なんとか次の段階に進めなきゃだね」
「時をめちゃめちゃにされちゃっては、大変なことになりますからねぇ…」
その時の支配者とは、時を操ることができるようです。
2人はその魔性の力を弱めるため、エリドゥの出向任務を片付けたばかりの祓魔師たちを、そのまま魔法学校の校舎へ集めたのでした。
表向きはお祭り的なことですが、実は時の魔性の力を封じるための大切な業務だったのです。
「ところでラスコット先生、サリエルの所在は分かりましたか?」
「それがまだ分からないんだよ。
たぶんだけど、ここから消えたっていう子も…そこにいるかもね」
「そう…、ですよね…。
彼が動き出すのもこの時期ですし。
時間を操られて、せっかく保護した子たちに何かされなければよいですが…」
破壊の意思に目覚め、逃げ出した幼い子のように、2人も同じようなことにならないか不安でいっぱいでした。
「あれが直接っていうか、…うーんそうだね」
「えぇ……。
今、やれるだけのことだけはやりませんと。
任務を経て、皆さんの能力もだいぶ上がってるようですしぃ。
何かあってもきっと、…大丈夫でしょう」
これから起こるである出来事も、彼らなら何があっても立ち向かえるだろうと小さな声音で言いました。
「―…校長、彼らに指示を送らないと」
「あぁ、はいそうですねぇ…。
では皆さぁ〜ん、それぞれ作業を分担しちゃってくださぁーい。
万が一、やつらがやってきた時のことも考えておいてくださいよぉ〜?」
<任務のエリア>
・時の魔性の能力を弱める術式
・表向きのお祭りとしてイルミン校舎のカフェで、お店を出したい人はどうぞぉ♪
・トラトラウキ・テスカトリポカと黒のテスカトリポカについての相談
・どうしても生きぬきしたい人は〜、お店めぐりでもぉ〜
「必要なことは、簡単にメールでまとめて送ったので〜、確認お願いしまぁ〜すぅ!」
担当マスターより
▼担当マスター
按条境一
▼マスターコメント
おはようございます、按条境一です。
前回、エリドゥ方面に参加いただいた方はガイド上、そのまま魔法学校へ帰還したことになっています。
通常授業は行いませんが、イルミンの校舎内で見学することは可能です。
次回から最終シナリオまで見学はなくなります。
・魔道具の能力追加発動について
今まで送った称号に依存する条件つきです。
詳細はリアクション内、リアクション公開後のマスターコメントでお伝えします。
サリエルの能力でアナザーワールドの未来へ転送されてしますので、今回のリアクション内で少しだけ描写があります。
▼封魔術の成功度合い
※数字が大きくなるほど、失敗の判定が高くなります。
以下は、PLPCが受ける反映なので、NPCはマスターのほうで確定済みです。
1:年共に、能力の劣化なし
2:時の牢獄
1のように能力の劣化などはありません。
活動能力の停止・低速化の黒魔術を、サリエルが使えるままになります。
PLPCは、時の中に封じられることはありません。
3:若年化、老化の呪縛
未来へ転送後、魔道具を使用するPLPCの能力が半減します。
アクション内で、もしもの時の希望をどちらかにお決めください。
未記入の場合、マスターが勝手に決めます。
別の回で、時の呪縛の開放シナリオを出すことになります。
4:2・3両方。
【注意事項】
・任務について
PCは武装に、「エクソシスト・見習い免許」か「エクソシスト免許」のアイテムを所持していないと、任務に参加出来ません。
免許を服装にセットしたり、忘れてしまうと魔法学校の門の前でションボリすることになります。
今回以外のアクションは詠唱以外、参照致しません。
見聞きした内容は、それぞれのPCの知識となります。
基本的にガイド内の行動のみの描写となります。
行動数が多かったり、それ以外の行動は簡単な描写になるか、カットすることもあります。
魔道具を扱えないMC・LCのどちらかが、見学もしくは別の場所にいる状態の簡単なメール描写にし、扱える方のみ任務に参加することも可能です。
その場合、任務を行うPCを優先した描写となり、任務に参加しないPCは簡単な描写となります。
それ以外の行動で、MC・LCが別々に行動することは出来ません。
また、参加しないPCが別の場所にいる場合、自宅など描写可能な範囲のみになります。
・今回、サリエルとの戦いはなく炙霧とは遭遇しません。
・ディアボロス、ボコールのスキルなどについて。
【祓魔師】災厄をもたらす魂の解放・前編のガイドコメントをご参照ください。
・NPCへの質問について
1PLにつき1つまでとします。
MC・LC合わせて1つ以上聞くと、複数質問したことになるので、質問に答えた内容以外、不採用になります。
疑問などは質問と同様の扱いとします。
ただし、他にも魔道具があるのかどうかなどの質問にはお答え出来ません。
・携帯・スマフォ連動小型カメラ
通話のON・OFFのみ自由に操作設定できます。
携帯・スマフォを通して近くの状況光景や音声を、シナリオ参加に参加している仲間へ送れます。
任務終了時に、エリザベートとラスコットが回収します。
発炎筒と発煙筒を持てる数は、1PLにつきどちらか1本までとします。
カメラと同じく任務終了時に、先生方が回収します。
・通常のスキル
魔性は殺気看破でも探知出来ません。
その他のスキルは、無効扱いとなります。
黒フードの者のみ探知が可能となり、通常スキルも効果があります。
・オメガ・ヤーウェ
使用魔道具:ニュンフェグラール
使い魔:ニクシー
それでは、皆様のアクションをお待ちしております。
▼サンプルアクション
・時の魔性サリエルの能力を弱めるため、封魔術に参加。
・表向きのお祭りとして、イルミンのカフェでお店を出す。
・2人のテスカトリポカについて、仲間と話し合う。
・見学しよう。
・お祭りに参加。
▼予約受付締切日
(予約枠が残っている為延長されています)
2014年04月08日10:30まで
▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)
2014年04月09日10:30まで
▼アクション締切日(既に締切を迎えました)
2014年04月13日10:30まで
▼リアクション公開予定日(現在公開中です)
2014年04月25日