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【2021修学旅行】血の修学旅行

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【2021修学旅行】血の修学旅行

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シナリオガイド

ぬるいんだよ!! いのち賭けろよ、いのち!!
シナリオ名:【2021修学旅行】血の修学旅行 / 担当マスター: いたちゆうじ





このシナリオを含む、11月20日公開の【2021修学旅行】へのシ
ナリオ参加は、

【2021修学旅行】全体で、1ユーザー様につき最大2PCまでの参加』
『マスターシナリオ1つにつき1ユーザー様1PCまでの参加』
『同キャラクターの複数シナリオへの参加の禁止』

をお願い致します。

1PCが2本のシナリオへの参加決定、また1ユーザーが所有するPCのうち、3P
C以上の参加決定が確認できた時点で、参加した全てのシナリオにおいて白紙扱いと
なります。ご了承下さい。

※ただし、追加募集になった場合はその限りではございません。
 追加募集になったシナリオに限り、上記のルールは適応されなくなります。





「あぁ? やんのかよ? ぶっ殺すぞオラァ!!」
 浦安三鬼(うらやす・みつき)の血も凍るような怒鳴り声が、今日もパラ実の崩れかけた校舎内に響き渡ります。
 パラ実生にとっては毎度お馴染みの、「とてもレベルが低いけど本人たちは必死でときには本当に生命を落とすこともある超マジの殴り合い」が始まったのです。
 その日のケンカは、今度の修学旅行を、バスで行くかバイク(もちろん改造されていて、無駄に騒音をまき散らします)で行くかで口論になって次の瞬間マジギレという、少しでも良心がある学生なら頭が痛くなりそうな展開で始まったものでした。
「や、やめて下さい、みなさん!!」
 パラ実には珍しい清楚な美少女として有名なアケビ・エリカが、慌てて浦安たちのケンカを止めに入ります。
「お前ら、修学旅行を何だと思っていやがるんだよぉ!!! バスの中で酒をかっくらってガイドのケツを追っていたいってか? はっ、笑わせんじゃねえよ!! 血と汗と涙を流さない旅行に、生命の危険を伴わない旅行に何の意味があるっていうんだよ!! お前ら、それでも男かー!!」
 浦安は、何をいっているのかよくわからない論理でしたが、本気で怒っています。
「あぁ? 上等だ!! お前こそ、修学旅行を何だと思ってんだよ?」
「うん? そ、そりゃあ、決まってるだろ、旅行は旅行だよ!! 愚問発してんじゃねえよカス!!」
 浦安は、ちょっとした突っ込みに思いきり動揺していました。
「もう、やめて下さい!! そして、私の話の続きを聞いて下さい!! 今回の修学旅行は、希望する他学の生徒さんたちと一緒にシボラの奥地にある、古代パラ実の跡地ではないかといわれる遺跡に向かって、その近くのジャングルで古代パンツの発掘を行います!! 私なりに頭を使って、みなさんが興味を持てるようなプランにしてみました。古代パラ実では、ノーパン派パンツ派の抗争があり、やがてパンツ派が勝利しましたが、パンツ派はさらにモロ派チラリ派にわかれて激しい抗争を展開したそうです!! 結局はモロ派が勝利しましたが、チラリ派はいまでも細々と活動しているといいます。えーと、つまり、私がいいたいのは、古代パラ実ではパンツ信仰がさかんであったということです!! そんな彼らの憧れの対象だった古代のパンツが、シボラのジャングルには大量に眠っているといわれています!! 一部は、化石化しているともいわれていますね。あっ、女性のみなさんは、古代のイケメン学生がしていたという古代のフンドシも発掘できるので、安心して下さいね」
 いっきに説明して、エリカはにこっと微笑み、荒ぶる男子学生たちをなだめようとする。
「はー。古代パラ実ではパンツ信仰がさかんだったって、それ、いまのパラ実と何も変わらないじゃないの。歴史は繰り返す、ね」
 エリカの説明を聞いていた魔威破魔三二一(まいはま・みにい)が、思わずため息をついてしまいました。
「おお、みんな、聞いたか? ジャングルでの古代のパンツの発掘、これぞ超燃えのシチュエーションだぜ!! 男のロマンがそこにある!! 誰が一番たくさんとれるか競争しようぜ!!」
 浦安は、興奮して思わず叫んでいました。
「三鬼。あんた、そんなにパンツ好きだったっけ?」
 三二一が突っ込みを入れようとした、そのとき。
「ハハハハハハハハ!! 笑わせるな!! お前たちには、無理だ!!
 暗い顔をした一人の年配の男性が教室に現れたかと思うと、発狂寸前の笑い声をあげながら、浦安たちに迫ってきたのです。
「あぁ? 誰だてめぇ? 俺たちには無理とは、どういうことだコラァ!!」
 浦安は男を睨みつけました。
「聞け、お前たち。シボラには行くな!! 生半可な覚悟では、生命を落とすのがオチだ。いいか。シボラのジャングルの奥には、古代のパンツが大量に地下に眠るというエリアが確かにあるが、そこは、全裸でなければ入れないという不思議な空間になっていて、地元の人々に「ラゾーン」と呼ばれているくらいなのだ!! お前たちに、獣の徘徊するジャングルの奥地に全裸で入り込むだけの勇気と度胸があるか? あるわけがない!! だから、来るな。いいな!! ハハハハハ!!」
 そういって、男は、再び笑いながら教室から消えていきました。
「だ、誰だったんですか? ラゾーン? 全裸? 信じられませんね」
 エリカは、ぽかんとしています。
「三鬼。どうする? 修学旅行は違うところを考えたって……」
 三二一が浦安に話しかけたそのとき。
「ふざけんじゃねえよ!! ナメやがって、クソがぁ!!!」
 浦安は絶叫して、壇上に踊りあがり、拳で黒板をバーンと叩きました。
「面白ぇ。行ってやろうじゃねえか。おい、みんな、支度をしろ!! 生命賭けの修学旅行で男の根性をみせてやろうぜぇ!!!」
 浦安は、こめかみの血管がぶちきれるのではないかと思えるほどのテンションで絶叫しています。
「ちょ、ちょっと。たかが修学旅行に生命を賭けるって、何いってるのよ。それも、ジャングルの中に全裸で? バ、バカいってんじゃないわよ。あたし、ついてってもいいけど、発掘はしないからね」
 三二一は、浦安の剣幕に驚くと同時に、深いため息をつくのでした。

 そして。
 修学旅行の行き先であるシボラの奥地、古代パラ実があったとされる遺跡の地下の地下の、さらに地下。
 いま、その永劫のときをけみする暗黒の空間のただ中で、不気味な、意志を持った巨大な力が永き眠りから目覚めようとしていたのです。
「クククク……感じるぞ……1万年間ため続けてきた闇の力が充満してきている。我の復活は近い!! クマーよ、生贄集めは順調に進んでいるか?」
 そのエネルギー体は、地上の遺跡の中で邪悪な主人への祈りを一心に捧げている、ある男にテレパシーで呼びかけました。
 すると。
「ははー。非常に単純な思考回路を持った連中が死のジャングルにおびきよせられてくる予定です。ご安心下さい。奴らの扱いやすさときたら、こちらの言葉にまんまと騙されて、全裸のままジャングルにわけいって、パンツの発掘作業に喜々として従事するくらいですので!! 少々荒っぽくて野蛮な連中で、はっきりいって古代パラ実のアホ学生と何ら変わりがありませんが、その分いきのいいエネルギーをもっていることは保証いたします」
 祈りを止めて、うやうやしい口調でそういって、深々と頭を下げたその男は、浦安たちを挑発したあの男にほかなりませんでした。
「うむ。では、そやつらの力をくらって、いよいよ我がこの地上に復活し、死霊の王国をつくりだすとしよう!! 1万年前にも復活しようとしたときは、パンツァー・イタチューンに導かれた古代パラ実のアホ学生どもに邪魔されたが、今度こそ、今度こそ大願を成就させてもらうぞ。ククククク。アホ人類ども、待っていろ……!!」
 エネルギー体は、不気味な笑い声を闇の中に響かせながら、虎視眈々と復活のときをうかがっています。
「イア、大いなる主よ!! テケリテケリ、ふんぐるいー!!」
 はかりしれぬ古代に封印された謎の邪神の司祭を務めるその男性は、主の復活が近いことをひしひしと感じ、歓喜のあまり立ち上がって、両腕を振りあげて絶叫していました。
 ぶわあ!!
 男性の筋肉が盛り上がって、衣が裂け、毛むくじゃらの身体を露呈させます。
 いまや、獣人である男性は、巨大なクマの姿で雄叫びをあげ続けました。
 そして。
「ぱおー!!! 大いなる主よ!!」(ゾウ獣人・パオー
「がうー!!! 大いなる主よ!!」(オオカミ獣人・ガウー
 クマ獣人である司祭クマーを取り囲むようにして、邪神を崇拝する恐るべき獣人たちがみな、獣の姿をさらけだし、諸手をあげて絶叫していました。

 さあ、あなたも、恐怖のシボラの修学旅行に参加し、浦安たちとともにパンツを発掘して、待ち受ける獣人たちに襲われて邪神の生贄にされるかもしれないスリルな闘いを満喫してみませんか?

担当マスターより

▼担当マスター

いたちゆうじ

▼マスターコメント

 修学旅行でシボラの奥地に向かい、遺跡の近くのジャングルの中で古代のパンツを発掘するというシナリオです。
 謎の男クマーの誘導にひっかかった生徒たちは、ラゾーンと呼ばれる聖域(?)には全裸でないと入れないと思い込んでいます。
 ですが、実際は騙されているだけなので、全裸でなくても入れます。
 全員が全員騙されたままだと、無防備な状態で獣人たちに襲われて邪神の生贄にされたうえに、邪神が復活して世界が闇に包まれてしまいます。
 そうならないように、「ハメられているのではないか?」と疑問を持てるぐらいの冷静さを持った生徒もいた方がいいと思います。

 単なる修学旅行かと思いきや、世界の命運を決する一大バトルもできるようになっていますので、暴れたい方、腕に自信がある方、ふるってご参加下さい。
 もちろん、ただ単に古代パンツや古代フンドシを発掘したいだけという人の参加も歓迎いたします。

 発掘にいそしむ生徒たちの周囲で警備を務め、獣人たちと闘う生徒も必要でしょう。
 展開によっては、復活した邪神と闘うことになる可能性もあるので、いろんな生徒がいた方がいいと思います。

 なお、シボラに向かう交通手段では、ガイドにもある通り、みんなでバスで行ってもいいですし、バイクをやかましく蛇行させながらだらだらと行っても構いません。
 最後に、邪神を崇拝する獣人たちの主な種類を書いておきます。

・クマ獣人
・ゾウ獣人
・オオカミ獣人
・ヘビ獣人
・ワニ獣人(池や沼や川に行かないと出てきません)
・タカ獣人
・サメ獣人(海に行かないと出てこないので、このシナリオには登場しません)
・クモ獣人
 ほか

 それでは、よろしくお願いします!!

▼サンプルアクション

・パンツを発掘する。

・発掘中の仲間を守って獣人と闘う。

・古代パラ実の遺跡を探検する。

・修学旅行なのでとりあえず酒を飲んだりしてただ騒ぐ。

・せっかくの修学旅行なので好きな人に告白する。

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2011年11月21日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2011年11月22日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2011年11月26日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2011年12月13日


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