シャンバラ教導団

パラ実、イリヤ分校は
生徒会の攻撃で半ば廃墟となっていました。

仲間の守りによってようやく辿り着いた横山ミツエ（よこやま・みつえ）は
一計を案じて電話をかけました。

「砕音先生！
イリヤ分校に転校してきた横山ミツエです！

生徒会にいじめられて、先生の恋人のラルクも、
生徒会長の姫宮も拉致されたんです！」

そしてミツエは電話を切りました。

「どうだったのですか？」

「留守電にメッセージ吹き込んだだけよ。
でもこれで……」

劉備の不安げな言葉にミツエは自信満々でした。

そして次の日。

黄色い頭巾をつけたゴブリンや人間からなる
数万の軍隊が現れたのです。

「お主らに協力するのは気が乗らんが……
砕音には世話になったからのう」


「「「黄巾賊！」」」


張角が黄巾軍を率いてやってきたのです。
劉備・曹操・孫権は唖然としました。

「あれ、張角って前世での功績を買われて鏖……」

孫権の口をミツエは手で封じました。

「だまらっしゃい！

張角さんは砕音先生のお友達で、
イリヤ分校の生徒を奪還するために
協力してくれるだけなんだから」

「……なるほどな。
生徒会に一泡ふかせるためなら、この際何でも良いわ！」

曹操は笑いました。

こうしてミツエ率いる乙王朝は黄巾軍と共に、
生徒会室である地上空母金剛を包囲したのです。



その頃、金剛では。

「ミツエめ！
たたき潰してもたたき潰しても立ち上がるか！」

「自分から破談にした金鋭峰に
バレンタインのチョコをあげたらしいじゃないか。
怖いねえ、女って奴は」

パラ実生徒会副会長、鷹山剛次の言葉に、
パートナーのバズラ・キマクは答えました。

すると剛次は冷酷な笑みを浮かべたのです。

「……フン、
ならばミツエの“心”を潰してやるまで。

調査によれば奴には懇意にしている男のメル友がいる。
会ったこともないくせに、惚れているらしいな。

STTを脅して通信記録を調べさせたが、
その男、現在はコンロン辺境の寺院にいる。

そこにナガンと国頭を派遣して殺害する。
メル友程度、精鋭１００人もいれば十分だろう」

「相変わらず恐ろしい男だよ。
あたしは金剛内部の防衛をするさね。

ここには生徒会に逆らった政治犯も収容しているんだ。
万が一があってはならないしね」

「それだけでは、ないだろう？」

「まあねえ。

黄巾賊を潰せば次は砕音がくるはずだよ。
そうしたら砕音も捕らえて
ラルクと二人、愛し合わせてやるのさ」

腐った笑みを浮かべるバズラ。
彼女の目的はここにあったのです。



その後、鷹山は正式に“黄巾討伐”を宣言し、
全パラ実の四天王に召集令をかけました。

そしてダークヴァルキリー討伐で名をあげたＢ級四天王、
駿河北斗（するが・ほくと）を黄巾討伐将軍としたのです。

そして今後に黄巾賊とほぼ同数の不良や蛮族達が
あつまってきました。

バズラは金剛艦内の警備責任者にメニエスを任命。

果物のゆる族「キマク五果将」の長、メロンかんなちゃんと共に
ラルクを絶対死守することを命じられたのです。

細かい事は気にしない方向けのパラ実キャンペーン後半戦、第２回です。

抽選上パラ実生が有利ですが、どなたでもご参加可能です。
今回からのご参加も大歓迎です。

今回、数名の方に鷹山やバズラから指令が下っていますが、
他の事をしても生徒会との関係以外は問題はありません。

金剛の艦内に使っている人は独自に脱出を試みることは可能ですが、
装備はない状態だとお考え下さい。
装備自体は艦内のロッカールームにしまってあります。

また、ミツエ（黄巾）、生徒会どちらに付く場合も、
配下を持つことが可能です。配下の数は、

・四天王称号なし……１０００人
・E級四天王……２０００人
・D級四天王……３０００人
・C級四天王……４０００人
・B級四天王以上……５０００人

となります。
正面からぶつかれば当然数が多い方が勝ちますが、
アクション次第なので頑張ってください。

黄巾討伐将軍とされた駿河北斗さんは前回シナリオに参加されていませんので
招待枠を出せませんが、抽選に落ちた場合も追加当選とさせて頂ます。

また、前回設定された賞金首は今回も有効ですが、
既に捕まってしまった人には適用されません。

それでは、シナリオへのご参加をお待ちしております。

※前回のリアクション結果の賞金ですが３月１日中に配布致します。

・黄巾の乱に参加する！

・ミツエのメル友をブッ殺す！

・金剛を防衛する