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第四師団 コンロン出兵篇(序回)

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第四師団 コンロン出兵篇(序回)

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シナリオガイド

舞台はいよいよ、シャンバラ地方の外へ。教導団の最重要任務
シナリオ名:第四師団 コンロン出兵篇(序回) / 担当マスター: 今唯ケンタロウ

 
――コンロン。
 シャンバラ地方の北に位置し、パラミタ文明発祥の地と言われる歴史の古い地方だ。シャンバラ古王国が全盛の頃には、コンロンもその版図としていた。
 だが、シャンバラ崩壊のあおりを受けて以降、コンロンは長年の戦乱で統一された国家のない状態が続いている。かつては飛空船を使って行われていた大規模な交易も、現在ではサルヴィン川を利用し細々と行われるのみである。(※「コンロン調査行」より)

 そして国土の東部一帯は、エリュシオン帝国に接する。……
 
 高く聳え並び立つコンロンの山々から噴出す黒煙と西の空域より流れ来る厚い雲のため、コンロンは深い闇に沈んだ土地と呼ばれている。
 コンロンに散らばる八軍閥がその闇のなかに目を光らせ、東の森からは飛龍の羽ばたきが聞こえてくる……――

 


 
「ちょうど良い所に来た。
 貴官に新たな任務を命じる!!」
 シャンバラ教導団団長、金 鋭峰(じん・るいふぉん)
「……騎凛セイカ先生。これを着用するのだ」
「えっ。これって男性用水着じゃないですか。
 いくら、いくら私……、……団長せんぱいのヘンタイ!」
 騎凛 セイカ(きりん・せいか)は、恥ずかしがりました。
「……」(団長)
「……」(関羽)
「おお、関羽。ところで何故、女性用水着を持っている?
 ふむ。どうやら、間違えたようだな。(関羽、すぐにそれをセイカ先生に渡してくれ。こっちを着用してくれ。セイカ先生も早く、着替えるのだ)……
 実は、来年用に教導団生徒の水着を開発しようと考えているのだ。わかるな。
 そこで、貴官らにそのモデルになってもらおうと思ってな」
「団長せんぱい。着替えました」
「うむ。
 騎凛セイカ先生よく似合っている。これで来年の水着は完璧だ。
 さて貴官の第四師団に新たな任務を言い渡す。……コンロンへ出兵せよ
 
 かくして、第四師団はついに、現在の教導団における最重要任務を言い渡されたのであります。
 

 
「あのような連中を本校に上げるとは……!」
 教導団の幹部はそう漏らしています。第四師団の出兵に向けて呼ばれた者達とは……
「ヒラニプラ南部で湖賊をやっていた、あたいが頭領のシェルダメルダだよ。
 まさかあたいらが、水から空へ上がることにはなるとはねぇ」
 ヒラニプラ本校からコンロンへ兵を移動させるには、幾つかの困難があります。コンロンまでの陸路にあるヴァイシャリー、イルミンスール、キマク等は悉く東側に属し、表立って協力を得ることはできません。大量の兵を通すのは問題があるでしょう。そこで考えられるのは空路。こちらも西回りですとタシガンを経由しますが、陸路に比べれば問題は回避しやすく、タシガンには警察機構として教導団の一部兵も駐留しています。
 本校は現在の技術を駆使し、湖賊や南部水軍の船を武装飛空挺として改良しました。
「イコンのようにはいかないが当面の軍事力としてある程度の期待が持てる。
 武装飛空挺は船に変形することも可能だ。コンロンの南半分はパラミタ内海に浸っている。そこに水軍を発展させた教導団海軍を設立するつもりだ、これにも第四師団が適任であろう。
 現在、コンロン八軍閥の内、二勢力がこちらに味方している。
 タシガンを越え、雲海を抜けるとその一勢力下の雲港クィクモに着く。そこからは内海も近い。水・空の拠点になるだろう。
 また、内海の勢力ミカヅキジマにクレセントベースという教導団の軍事基地を設営しており、つまり少数がすでに現地入りしている。この二地点を最初の足がかりとする」
 陸路は、騎凛セイカが率います。荒野を抜け、サルヴィン川の交易船を利用するルートになります。
「ヴァイシャリー、イルミンスール、キマク……私達をとおしてくれるかな?
 それともせんそうになっちゃうかな? いやだな」
 これまで、他校生を傭兵として積極的にアルバイトに雇ってきた騎凛セイカの第四師団ですが、さて。
 騎凛セイカと皆さんはこうして、各々の道でコンロンへ向け出発したのです。
  

担当マスターより

▼担当マスター

今唯ケンタロウ

▼マスターコメント

 シャンバラ教導団担当の今唯ケンタロウです。
 この度、教導団のキャンペーンをさせて頂くこととなりました。よろしくお願い致します。

 これまで第四師団を扱い主に辺境戦を行ってまいりましたが、今回そのまま第四師団の新たな任務として、公式設定の一地方であるコンロン全域を舞台とし、戦争を繰り広げていくこととなります。とは言いましても、コンロンは序文のように現在は廃れておりますし、教導団もシャンバラの情勢を見ればわかるように大量の兵器や兵力をコンロン地方へ(一度に)投入することができません。
 少数精鋭の(戦いを得意としてきた)第四師団が任務に選ばれたのもそのためです。
 これまでの私のシリーズのような戦い方を引き継ぐものとなりますが、キャンペーンであり、公式マップを使った戦いとなり、全体に規模が大きくなりますし世界や今後に与える影響も出てくるでしょう。
 
 本シリーズでは、もちろん、新規参加者の方歓迎しますし、基本、教導団のシナリオですが他校生の方も参加できます。(次回から)戦争シナリオになりますので敵対アクション・敵側につくアクションもできます。
 
 *
 
 生徒達は今回のコンロン出兵について、軍閥が相争う当地に赴き、味方側の国を助け戦争を収めるという表向きで聞いています。
 この序回では、陸路・空路・水路を使ったコンロンへの移動がメインになります。(ですので序回は「冒険」ジャンルの扱い、次回から「戦争」となります。そこにはバトル・冒険や政治の要素も含まれますが他に「開拓」の要素も盛り込まれる予定です。)
 また、少数で現地入りしており設営中の基地にいることも可能ですが、現時点でコンロンの地勢や情報がまだほとんど見えていない状態ですのである程度難易度・自由度が高くなります。

 ◇空路◇
 ヒラニプラを出発し、空京、ツァンダの西、タシガンを経由し、北上。浅い雲海を抜け、コンロン南西の町クィクモに至るルートです。
 数日の旅程になりますので、途中、何処かで補給を受ける必要があります。
 NPCは旧・湖賊頭領のシェルダメルダがいますが、飛空挺の操舵は船とは勝手が違ってきますので指揮は落ちます。
 教導団側の指揮官・代表は未定。
 前衛・周囲:湖賊船の改良艇4隻(小型3、中型1。主に湖賊、傭兵が乗船)、中軍・後衛:水軍の改良艇3隻(中型2、大型1)ということに致します。
 第四師団の空中戦の兵力としては現在、鴉賊(カラス兵)が付けられています。
 また、タシガン付近には空賊、雲海には雲賊が屯し遭遇戦になることが十分に考えられます。雲海には他に空の魔物が漂っています。
 
 
 ◇陸路◇
 ヒラニプラを出発し、シャンバラ大荒野を渡り、何処かの地点でサルヴィン川を北上するルートに移ります。
 付近にはヴァイシャリー、イルミンスール、キマクがありますが、いずれも東側ですので表立っての協力は得られません。教導団を敵とみなす他校過激派からは、兵を連れていることで通行拒否や場合によっては攻撃を受けるかもしれません。
 こちらも長旅になりますので、何処かで休息を得つつ、また、交易船が考えられていますがよい交通手段を得て川を進みたいところです。

 川を北上すると、コンロンとの国境にたどり着きます。
 教導団が派遣していた国境警備隊が何者かに襲われ全滅した、との情報が入っています。まだ新しい情報ですので、これを確認し、更にルートを確保しておくことも課題の一つとなります。(コンロンの敵対勢力と、シャンバラ地方の東側勢力に挟まれる形になります。)
 他にもやらねばならぬことがあるかもしれません。騎凛先生に進言してみましょう。(※騎凛先生は基本的に、正体不明の相手には突っ込んでいってナギナタを喰らわせる属性になっています。船が得られなければ、川とかも鎧を着たまま真っ直ぐ進んでしまいます。注意。)
 国境の東(ザンスカールより北)には山脈があり、国境を越えると山脈の北に、コンロン八軍閥の一つがあります。ここの情報は入っていません。国境警備隊全滅との関連性も不明。
 北へ進むとやがて内海が見え、更に北へ進むとクィクモ、東へ進むと内海に浮かぶミカヅキジマが見える地点に着きます。
 
 ※陸路についてはキャラクエ「コンロン調査行」が幾らかのヒントになります。
 他に、アクション期間中に関連のキャラクエが出る予定です。

 思いきって独り旅や、好きなパーティを組んで好きなルートで現地に向かうこともできますが、迷って次回までにたどり着けなかったり、敵と遭遇し重症を負ったり囚われたりする可能性もありますので、中級者以上の方向けです。旅行を楽しみたいけど自信のない方は上記ツアーのなかで、戦闘や情報収集をメインにしないで旅を楽しむをメインにしましょう。そうでない人もせっかくの現地までの数日の旅ですから、LCや他MCさんとの会話等やちょっとした遊びも入れて旅気分を味わってみましょう(こういうのはダブルアクションとはしません)。
 
 
 ◇現地組◇
 コンロン南部のパラミタ内海に浮かぶミカヅキジマがスタート地点です。
 コンロン八軍閥の内の一つがここにあります。すでに教導団の味方勢力であり、教導団の基地設営を認めています。軍閥のなかでの軍事力は弱く、内海にありますが水戦力は持たず、交通手段としての船を有するのみです。この船でクィクモや内海の北岸にも移動できます。情報力もないので北岸の情勢についても把握していない様子。北岸では好戦的な他軍閥が争っていましたが、近年は不明とのこと。
 北岸に下りると、しばらく平野が広がり、やがて砂漠になりコンロンの山々が見えてきます。その周辺に分裂した軍閥の拠点があります。
 
 ※部隊の場合は、序回から部隊すべてが現地入りしていることはできません。部隊の内、一名のみが先行して現地入りしていることが可能です。
 
 
 ◇全体◇
 出兵する兵数についてはとりあえず、第四師団において今回出兵に参加する各部隊および士官等が預かっている兵数になります。(+騎凛セイカの兵100程)
 部隊の内、誰が兵どれだけを連れどのルートを選ぶかはお任せします。所属部隊の方が一人も参加されない場合、その部隊は今回はとりあえずヒラニプラ本校にて待機の状態とします。
 このキャンペーンでは現在、これまでの経緯から、【ノイエ・シュテルン】【鋼鉄の獅子】が教導団の正式な部隊と認定され、【騎狼部隊】【龍雷連隊】【黒豹小隊】が第四師団における正式な部隊として認定されているという扱いでスタートします。
 これまでのキャンペーンで士官になっている方は、前シリーズでもそのように扱い流れのなかで幾らか兵を与えてある方もいるかと思いますので、それをお使い頂けます。
 部隊内における小隊の指揮官などの設定は、尉官称号に関わらず、各部隊にお任せします。
 
 コンロン入りしたあとは、騎凛セイカは内海の北に陣を張って前線を統括していくことになると思います。部隊としては一〜二部隊前線に上がってもらい、後方はミカヅキジマ(クレセントベース:設備等はここに集中させることになる筈)・クィクモ(水陸空の中継点)に拠点が置かれる形になるでしょう。
 後方で任務をこなす部隊、それに(騎凛は前線に出ていますので)本営を執り仕切る方が必要になってくると思います。
 部隊・個人ともに、外交、偵察、遊撃など様々な任務に就いてもらうことになると思います。
 
 第四師団の性格上、役割をがちがちに固めるということはありませんので、あまり役職や責任感等にとらわれることなく、教導団員であってもある程度自由に、自身の意志で、動いてくださってかまいません。
 他校生の方に関しては更にこの限りでないので、より自由に動くことができるのが利点としてあると思いますが、逆に本営で重要な役職に就いたり教導団の兵を率いたりすることはなかなか難しいかと思います。他校生であることの動きやすさを上手く生かしてください。
 
 序回はまずは、位置付けを意識しつつ、無事現地に着くことを何より考えてください。
 
 
 ◇敵側・独立勢力◇
 今回、本シリーズの敵がまだ具体的に見えてきていませんので、難しいと思いますが、所属校に寄って教導団の邪魔をしたり何処かの地点で待ち受けることもできるかと思います。勢力に接触するのもありですが、現時点での情報がありません。
 それから、前回までの内容を転生されたい方は、その位置決めの回になるかと思います(そのままというわけにはいかないと思います)。示してある情報からヒントやアイディアを拾ってみてください。。あとはこちらで調整致します。何れにしてもこれまでのシリーズ経験者・中級者以上の方向けになるかと思います。様子見・待機もありです。
 
 
 *プレイ上の注意点*
 ・ダブルアクションへの判定は厳しくなります。
 (よくない例:MCが本校からコンロンへ移動/LCは先に現地入りしておりMCに状況を連絡する。)
 ・コンロン地方においてはパートナーとの別働は(あまり距離が離れすぎると)お互いの力を極度に薄めてしまうという危険が生じる(失敗の可能性が高まる)、という設定でいこうかと思います。(今回はまだあまり関係ないと思います。)
 
 今回の短いガイド文のなかに、本シリーズの敵と更にシリーズ通して(そしてその後への)展望が見え隠れもしていますよ(但し水着のことは除く)。
 

▼サンプルアクション

・空の旅

・陸の旅

・現地にて先行調査

・協力を申し出る

・もてなす

▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました)

2010年09月30日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2010年10月01日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2010年10月05日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2010年11月16日


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