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【帝国を継ぐ者】追う者と追われる者 第三話

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【帝国を継ぐ者】追う者と追われる者 第三話

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シナリオガイド

三つ巴の大決戦! ミツエがセルウスのパートナーに!?
シナリオ名:【帝国を継ぐ者】追う者と追われる者 第三話 / 担当マスター: 九道雷

パラミタ最大の国家、エリュシオン帝国。

その世界樹ユグドラシルの整備に従事する“樹隷”の少年セルウスは、
エリュシオンの龍騎士たちの師“スパルトイ”の一人であるクトニウス(の頭蓋骨)に導かれ、
コンロンへ行くべく、帝都ユグドラシルを出ました。

腕試しのために従龍騎士の試験会場で一悶着起こしたセルウスは、
シボラへと逃れる際に、ドワーフに育てられた少年ドミトリエと出会います。

そんな彼らを
「セルウス捕縛」の命を受けた第三龍騎士団の天才剣士キリアナが追います。

その後、キリアナはセルウスを捕らえることに成功し、
自身の龍エニセイに乗ってエリュシオンへ戻ろうとしましたが、
セルウスを狙う謎の存在ナッシングが率いるアンデッドたちに阻まれました。

その隙に、セルウスはキマク上空からサルヴィン川へと落ちて逃れたのでした。


===

セルウスは目覚めました。

「……う、ん? あれ、君は誰? えらく怖い顔してるけど」

「だまらっしゃい!

あたしは乙王朝皇帝横山 ミツエ(よこやま・みつえ)
中原の覇者よ!」


「わ、俺はセルウス。よろしく」

セルウスはサルヴィン川付近に構える乙王朝に拾われていました。

「ふーん、セルウスねぇ。偉そうな“相”してんじゃないの。
 あなたには――」

と、そこへ。

「その子をカツアゲしても、口やかましいガイコツしか出てきまへんえ!」

乙王朝を蛮族の集団と勘違いしたキリアナが
自身の龍エニセイと共に強襲し、孫権 仲謀(そんけん・ちゅうぼう)劉備 玄徳(りゅうび・げんとく)曹操 孟徳(そうそう・もうとく)を蹴散らしました。

「フン、乙王朝に喧嘩を売るなんて大した度胸ね」
「げぇ! 横山ミツエ!」

キリアナは、すぐに謝罪金100万ゴルダを差し出しました。
ミツエに数々の辛酸を舐めさせられたエリュシオンでは、『無闇に横山ミツエと関わるべからず』という暗黙のルールが出来上がりつつあったのです。

「あなたはエリュシオンの龍騎士ね。
 ……なるほど。

 セルウスの持つ“相”……いえ、宿命は――」

(さすがは、あの“横山ミツエ”やわ。
 うちが薄々感じていたセルウスはんの資質に一発で気付きはった。
 アスコルド大帝がパートナーにしようとしたのも頷ける)

「決めたわ!

 セルウス。あなた、あたしのパートナーになりなさい!

 
「――−へ? いや、待ち、落ち着きや! ミツエはん!」

(アカン! セルウスはんの持つ資質がホンモノやったとして、
 あの“横山ミツエ”がセルウスはんのパートナーなんかになったら……エリュシオンは大変な事になる!!)

慌てたキリアナがセルウスの方へ振り返ると、
そこにセルウスの姿はありませんでした。

話が長くなりそうだったので、さっさとその場を去っていたのです。


「曹操、孫権、劉備! いつまで転がってるつもりなの!
 セルウスを追いなさい! 必ずあたしのパートナーにするのよ!」


(まずい事になったなぁ。
 乙王朝に正面から喧嘩売るわけにもいかんし……。
 なるたけ、うち自身が乙王朝と関わらんようにセルウスはんを保護して、エリュシオンに連れて帰らな)

乙王朝はセルウスを追い、
キリアナは再びシャンバラの契約者たちに力を貸してもらうよう、
エニセイに乗って飛び立ったのでした。




一方、ツァンダからセルウスを追っていたドミトリエたち。

「あいつの宿命というのは、厄介事に巻き込まれる事なのか?」

ドミトリエは嘆息しました。

しかも、
セルウスを付け狙う謎の存在ナッシングが率いる
アンデット恐竜軍団もセルウスを追っているというのです。


「だが、これはチャンスだな。
 キリアナ、乙王朝、アンデット恐竜軍団……この三者の決戦の隙を突き、
 セルウスと合流してトンズラしよう。

 ……協力してもらえますよね?」

「ああ」

 ドミトリエの前に現れたのは孫権でした。

「お前の言うとおり、セルウスがミツエのパートナーになったら、
 絶対俺が“待機パートナー”にされるんだぜ!

 ……それだけは勘弁だからな!」

 孫権はドミトリエに伝えられた“恐るべき未来”を信じて、
 密かに離反していたのでした。

担当マスターより

▼担当マスター

九道雷

▼マスターコメント

※扉絵は『しいら まさき』さんに描いて頂きました!

「【帝国を継ぐ者】追う者と追われる者 第三話」をお届けします。

続きものではありますが、これまでの内容を知らなくても、
ガイド本文の冒頭にある あらすじを読んでいただければ遊べるようになっておりますので、どなたでもお気軽にご参加下さい。


キリアナは、契約者たちに協力を仰いで、自分自身が乙王朝と関わらないようにセルウスを捕らえようとしています。
ドミトリエは、契約者たちに協力を仰いで、セルウスとの合流・コンロンへ向けてのシャンバラ脱出を狙っています。
横山ミツエは乙王朝を率いて、自身のパートナーとすべくセルウスを追っています。


今回の結果次第では、
セルウスが横山ミツエのパートナーとなる場合があります。


なお、パラ実の四天王称号を付けている人は、下記の通りの舎弟を扱うことが出来ます。
E級四天王:なし
D級四天王:10人
C級四天王:50人
B級四天王:100人
A級四天王:1000人
S級四天王:沢山

※舎弟を分散したり、派遣させたりすることはできません。
 あくまで自身の行動のサポートとしてのみ扱えます。


●キリアナ
華奢な身体と美貌を持つキリアナは、
第三龍騎士団きっての天才剣士として有名で、かつてシャンバラにいたと伝えられる
“プリンス・オブ・セイバー”の再来とすら言われています。

エニセイという龍に乗っています。
エニセイはキリアナの剣技によって分裂することが出来ます。

●横山ミツエ
パラ実内に乙王朝という軍閥を築いているミツエは、劉備・曹操・孫権の3人をパートナーにしている(自称)中原の覇者です。
権力を築くチャンスに聡いミツエは、セルウスをパートナーにしようと、3人の君主を使っています。
ちなみにドミトリエが孫権に伝えた未来絵図は、完全にその通りで、ミツエがセルウスをパートナーにした場合、

・LC1:劉備
・LC2:曹操
・LC3:セルウス

になって、孫権は待機に回されます。


▼サンプルアクション

・キリアナに協力する!

・ドミトリエに協力する!

・セルウスをミツエのパートナーに!

▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました)

2012年06月30日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2012年07月01日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2012年07月05日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2012年07月23日


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