シャンバラ教導団

　ヒラニプラ南西部に入り組んだ峡谷の一つ。
　ここはかつて、多くのシャンバラ人やその他の種族が暮らし、機晶石を含む希石の産地として賑わった鉱山街でした。
　しかし今は、地下より現れた魔物・オークの勢力下にあり、"オークス・バレー"と呼ばれ人の寄り付かぬところとなり果てています。

　先頃、この峡谷へ通じるとある森では、新入生の実戦演習中のシャンバラ教導団と、そこへ来訪したオーク・キングとの遭遇戦が起こり、参戦した他校生らの協力も得て、教導団はキングを撃退することに成功しました。（シナリオ：オークの森・遭遇戦参照）

　これを機に、近隣地域を預かる分団は森を抜け、峡谷地帯へと駒を進めたのです。

　新入生らは、先行する教導団の部隊と、オークの軍勢とが両岸で対峙する河より三キロ程後方に敷かれた本陣へ到着したところ。
「この解放戦の指揮を執る、騎凛　セイカです。新入生の皆様、今日は。
　今回の目的は、大きく分けて二つあります。
　――一つは、オーク達の峡谷支配の拠点となっている砦を陥とすこと。
　河の手前にある三つの砦はすでに私達の手にあります。それぞれに部隊長が入り、昼からの総攻撃に向けての軍議がもたれているところです。今ここに集まってくださった皆様も、希望のところに配属し、戦ってもらいます。対岸三つの砦には、いずれもオークの精兵が立て篭もっています。
　また、作戦のある方は私に進言してくだされば、遊撃隊や奇襲部隊としての出撃にも許可を出します。

　――二つめの目的として、奪回後のこの地域を、教導団が治めていくことになりますから、これを調査しておく必要があります。
　前線での戦いに参加しない方々は、この周辺を好きに回っていいですから、今後の調査のための準備をして頂きたいと思います。交流の途絶えていたこの地域の住人との接触、危険な箇所の発見、危険の排除……周辺の様子については、斥候の報告を聞いてください。
　それから、前の戦いによって森が焼けたことで、森に屯していたオークの残党が沢山流入してきていますので、オークを見つけたら手当たり次第に始末してくださいね」

シャンバラ教導団のイマユイです。
前回担当したオークとの戦いは一回ものの予定でしたが、反響もあり続編を送らせて頂くことになりました。
ですが、今回の戦いに関して新たに参戦者を募る形ですので、前回参加されていない方もどしどしご参戦ください。
前回称号付与された方らも気負わず、オークには今後気長に付き合って貰うとして、気楽に殺っていきましょう。

基本シャンバラ教導団のシナリオになりますが、勿論、どの学校からのご参加も歓迎致します。

思う存分、オークを葬ってください。

情報・留意事項等
・　河岸（南岸）の砦一にはパルボン、二にロンデハイネ、三にレーヂエら部隊長が配備。＊前回において各NPCと交流がある場合、砦の軍議において発言することができるとします（その場合のスタート地点は本陣でなく、砦になります）。それ以外の方は、本陣で騎凛に対し策を進言する形になります。
・　向かい合って対岸（北岸）の砦一には騎狼に乗ったオークが備え、浅瀬を渡る準備をしている、とのこと。
　砦二は、四方を河水に囲まれていて、見たところ敵影は少ないとのことです。
　砦三には、長橋を渡るか、渡河する必要があり、オークが河岸に陣を築きつつあります。
・　砦の位置は両岸とも西から東へ一、二、三の順。河は西から東へ向け、広く・深くなります。
・　渡河については、浅瀬は徒歩で可。河は、砦および河岸随所にオークが残したボートで渡れるものとします。
・　乗り物については、森を越えて持ち運べないものとし、乗り物所持者については、今回は代わりに砦一にオークが残した騎狼を使用できるものとします。騎狼は浅瀬の他にボート同様、河を渡れるものとします。また、騎兵科所属者も、希望者にはもれなく騎狼貸し出し可です。騎狼はスタート時点は、砦一にのみ集められています。
・　それから、各敵側砦にはランダムトロルが潜んでいるようです。

・　周辺には、シャンバラ人の古い集落二つ（本陣の南西一キロ、南東二キロ）、廃墟のある丘陵（本陣の東側すぐ）、外れの村（北西四キロ）、温泉（北東五キロ）の存在が確認されています。（南方面はオークの森〜至教導分団の施設です。）
　斥候の報告は、「集落の住人は友好的で、西は宿場多し。東はお店多し。補給や援助にも協力的」「丘陵の辺りで太鼓の音」「外れの村では、住人には未接触」「温泉は眺め良し・肌に心地好しの露天風呂」
・　片腕を失ったキングの目撃情報もあります。気を付けてください。　

・砦に入って、総攻撃に参加

・遊撃隊を組む

・周辺の調査

・本陣に残る

・峡谷地帯を観光