シャンバラ教導団

「くそ、ガソリンが切れちまった」
　王大鋸（わん・だーじゅ）が毒づきます。
「ダージュ、このあたりはトウモロコシ農場ダ。農家にいけばガソリンをわけてもらえるんじゃないだろうカ？」
　シー・イー（しー・いー）が遠くに見える農家を指しました。

　農家にいくと、守護天使の少女が途方に暮れています。
「どうした、嬢ちゃん？」
　大鋸の姿を見て少女はひどく脅えてしまいました。それからシー・イーが説得すること小一時間、ようやく少女が事情を説明してくれます。
「あたしはセアリアと言います。今はパラミタトウモロコシの収穫シーズンなんですけど、この時期になるとパラ実生が作物を略奪にくるんです。
　それでパラ実生を止めに行ったおじいちゃんが、そのままさらわれてしまって……」
　そう言いながら、セアリアは不安げに大鋸を見ています。

「辛かったんだろうな、それ以上言わなくていいぜ……許せねえ。
　俺達はワルだ。だが、やっていい事と悪い事があるだろうがっ！」

　そういうと大鋸はバイクで走りだそうとしたのですが、ガソリンが切れていました。
「落ち着ケ、ダージュ。『知彼知己者百戦不殆』という諺があるだロウ。もう少し話を聞くべきダ」

「たしかパラ実生のリーダーは四天王のひとり、『砂嵐のシャラン』と名乗っていました。いまはあの風車小屋にいると思います。あそこにトウモロコシからガソリンを製造できる機械もあるんです」
「シャランか。あいつの手下はバイクに乗っているし、ゆる族もいるから厄介だぜ……」

「作戦を立てヨウ。

・まずダージュは携帯電話のアンテナの立つ場所まで行って仲間に連絡を取るンダ。
・敵の強みはバイクによる機動力とゆる族の『光学迷彩』ダ。対策が必要だゾ。

・ワタシは仲間が揃うまでこの農家に残って、農家とセアリアを守ル。
・セアリアは『禁猟区』を使えるから、農家が奇襲されても見破れるゾ。
・充分な仲間が揃ったら反撃に出ヨウ。

・農家や風車小屋に立てこもれば結構もちこたえられるハズ。
・トウモロコシは２メートル以上あるから、畑をうまく利用すれば射撃を受けにくくなるゾ。

　現時点で言えることは以上ダ。意見はあるカ？」
「なんで俺様が仲間を呼ぶ係なんだよ」
「セアリアが脅えるからナ」

　そういうわけで大鋸は携帯を持ってアンテナの立つ場所まで走って行きました。
　果たしてトウモロコシ農場を守ることはできるでしょうか？

さて、再びパラ実を舞台にしたバトルロイヤルイベントです。
四天王のひとり「砂嵐のシャラン」率いるパラ実生（バイク部隊やゆる族たち）は手強いですが、シー･イーの作戦にのるかそるかはアナタしだいです。シャランたちからトウモロコシ農場を守り、おじいちゃんを救出しセアリアを安心させてあげてください。
ちなみに「砂嵐のシャラン」を倒すことができたキャラクターは、新たな四天王になれるかかも？！
もちろんパラ実以外の学校の人でも四天王にはなれますが、せっかく四天王になれても油断してると他のキャラクターに四天王の座を奪われるかもしれないのもお約束。みなさまのご参加お待ちしています。

・パラ実生と戦う

・おじいちゃんを救出する

・セアリアとその家を守る

・農家を襲う