シャンバラ教導団

空京と機晶都市ヒラニプラをつなぐ、ヒラニプラ鉄道。

この鉄道は発掘された魔列車を使って行われていましたが、
魔列車は数も少なくその代用品として……

「トーマスの名にかけて、間に合わせて見せます！」

貨車を引くのに特化した機晶姫が引っ張っていたのです。
特に機晶姫のトーマス・モアちゃんは、“運行ダイヤを乱さぬ機晶姫”として、
信頼を一手に集めていました。

しかしそこでトラブルが起きたのです。
トーマスと同じように列車を引く機晶姫のモートンが暴走を起こし、
空京に向かったのです。近くにイコンはおらずこのままでは空京に突っ込んでしまいます。

「モートンの引いている貨物車にはイコンに使う爆薬がある！
このままでは空京で爆発事故を起こしてしまう！」

たまたま近くにいたトーマスはモートンの元へ向かいます。
そして正面からモートンを抑えようとします。

「モートンちゃん、止まって！」

『ダ、ダメ…止マラナイ……』

トーマスのパワーでも暴走したモートンを抑えきることは出来ません。
これをお読みの皆さんはたまたま電車に乗っていました。

「……だ、だれか助けて……！」

この事故を防ぐ事が出来るのは皆さんの力だけです！

初めまして、さくら　まう　と申します。
これからよろしくお願いいたします。

このシナリオはヒラニプラ鉄道で起きた暴走事故を扱ったものです。
シナリオに参加した方はたまたま事故の現場に遭遇したという事となります。

電車に乗っている人でも、たまたま近くにいた人でも構いません。

モートンはトーマスに抑えられていても動きは抑えきれず、１０分後には空京の付近にまで到達してしまいます。
現状空京鉄道局はトーマスの行動にかけていますが、間に合わないと判断した場合イコンでモートンを破壊するつもりです。
それを防ぐためにぜひ力を貸してください！

モートンはイコン用の爆薬を積んだ貨物車の他に客車も引っ張っており、中には乗客もいます。
万一の事を考えて、走っている列車から乗客を救出する必要もあります。

たまたま近くにいた人は、基本的に武装しているアイテムを自由に使える、とします。
ただ、その分、初動が遅れます。

電車に乗っている人は、ペットと乗り物は武装に装備していても使えない、とします。
その分、モートンの暴走時から行動できる、とします。

なお、イコンには乗れません。

ちなみにトーマスもモートンも頭に煙突のついた少女型の機晶姫です。

・トーマスとモートンを止めようとする

・モートンと貨車を切り離そうとする

・電車から飛び降りて逃げる

・乗っている人の救助活動を行う