シャンバラ教導団

「四天王分が足りない……」
　
　※※四天王は星の数いれど、そのすべての席が埋まっているとは限りません。
　いえ、一つの席に二人も三人も座って、四天王が煩悩の数いたりしても、さほど気にはされていないのです。
　なにしろ、四天王の数え方はパラ実進数によりますから、四以上はすべて四です。
　さてさて、数字の話を続けると知恵熱でキマクの気温が上がりそうですので本題に入りましょう。
　
「ところでさあ、今パンツ四天王って何人いるの？」
「唐突に何よ。しかも、なんでパンツ四天王！？」
「だって、なんだか面白そうじゃない」
「アンタ、女の子でしょうが」
　
　よくあるギャルズトークかと思えば、なぜかパンツ談議です。もうすでに、ネジとタガと歯車が外れまくっています。
　
「確か、今の四天王はパンツ番長と、パンティ番長と……、なんだか自分で言っていて恥ずかしくなってきたわ」
　
　指折り番長を数えながらも、言っている本人は真っ赤です。
　
「後は、パンツ見せ番長だったかなあ。後もう一人いたような気もするけど……」
　
　恥ずかしがっているわりには、この子パンツに詳しそうです。すでに、パンツの世界に片足突っ込んでます。
　
「えっ、もう四天王揃ってるの！？」
　
　パンツ四天王を目指していた子は、意外な事実に少し涙目です。
　
「だったら、誰か一人ぐらい暗殺すれば……」
「これこれこれ」
　
　そういうパラ実式解決法はあまりいただけません。
　
「別に、四天王が五人いようが六人いようがいいじやない。どうせ、四天王なんだから」
　
　その言い方、ちょっと引っ掛かりますが、とりあえず許してやりましょう。
　
「そうよね、とにかく四天王って名乗っちゃえばいいのよ。その上で、あたしはトップを目指すわ」
「トップ！？」
「そうよ、トップよ。誰もが認める、パンツ番長オブパンツ番長ズよ！」
「よく分からないけれど、どこがどうなればトップなのよ」
「そ、それは……」
　
　そもそも、定義自体がよく分かりません。最初から自称でいいじゃいですか。
　
「称号がなくちゃダメなのよ」
　
　らしいです。
　
「それで、具体的にどうするのよ」
「もちろん、最強のパンツほにゃらら番長であることをアピールして、周囲に有無をも言わせず認めさせるのよ」
「はあ……」
　
　だから、それって、何をするのだと小一時間……。
　約一名が勝手に盛りあがっていたのですが、運悪くそれを小耳に挟んだ者たちがいました。ええ、それもたくさん。
　
「なんだと、今ならもれなくパンツ四天王の称号がもらえるだと！！」
　
　違います。
　
「よっしゃあ、俺はパンツを集めて集めて集めまくるぜ」
「ふっ、愚か者が。パンツは量より質よ。嗜好……じゃなかった、至高のパンツを持つ者こそ、四天王にふさわしい……」
　
　いや、格好つけても、話題はパンツです。バックに花背負って登場しても、いつの間にか花柄のパンツに替わっています。アホです。
　
「持ってどうする、しまってどうする。パンツは被るものだろうが！」
　
　もう、訳が分かりません。
　いつの間にか、空京でパンツ四天王認定大会が勃発してしまったようです。
　はたして、自他共にパンツ四天王にふさわしいと認められる者が現れるのでしょうか。
　そして、バカ騒ぎに巻き込まれた女の子や、男の娘や、野郎どもの運命は……。
　

　はい、オフイベで拾ったネタです。
　ふっ、私に冗談は通じません。やってやれないシナリオなど存在しないのです。
　もうどうにでもなれ。
　
　というわけで、真面目に解説しますと、普通にスラップスティックコメディです。
　ネタがネタですから、なんか色々な意味でぎりぎりですので、やばいアクションや羽目外しすぎのアクションはてけとーにフィルターかけます。
　さて、考えられるアクションはと……。
　
★パンツ四天王を目指す。
　これは、どんなパンツ四天王を目指すかが鍵となります。思い切り、パンツ愛や蘊蓄を語ってください。もちろん、パンツに準じるものであれば、パンティーだろうが褌だろうがなんでも構いません。あ、おむつは変態すぎますから、私書きたくありませんので没です。容赦なく、没にします。
　また、希望する番長名なども明記してください。ただし、書いたからといって、その称号がもらえるとは限りません。真に認められた者だけが、パンツ四天王に名を連ねられるのです。
　
★被害者になる。
　なんだか、喜んで被害者になる人続出しそうですが……。
　基本的に、四天王候補者たちに確認されたり提供を求められたりすると思います。
　逃げるなり、一緒に盛りあがるなり、ばらまくなりしてください。
　
★取り締まる。
　そんな変態は許さないという正義の味方は、どんどん取り締まってください。多分、女の子たちからは感謝されるでしょう。
　とはいえ、敵は同じ目的で団結するかもしれません。取り締まるつもりが、取られて締められるかもしれません。頑張りましょう。確定ロールは没ですから、気をつけないと返り討ちです。
　
　さて、何をやっていいか分からない場合は、挨拶掲示板のダイスで決めましょう。とはいえ、あくまでも、やることが決まらないときの目安ですので、やることが決まっているならばダイスの目など無視して構いません。
　
左側のダイス。こちらを立ち位置とします。
　
１……四天王を目指す。質より量。
２……四天王を目指す。量より質。
３……泣いて逃げ回る。死守する。
４……喜んで逃げ回る。見せつける。
５……四天王をストイックに成敗する。
６……四天王がうらやましいので締める。
　
右側のダイス。パンツの種類です。まあ、いろいろ。
　
１……白。
２……縞か模様。
３……セクシーランジェリー。
４……動物さん。
５……ふんどし。
６……穿いてない。
　
　基本的に、女性が四天王を目指しても問題ありません。むしろ、トランクススケバンとかありかもしれません。
　当然、被害者に男性も含まれます。あまり想像はしたくありませんが……。

・俺は海賊王……じゃなかった、パンツ四天王になる

・逃げ回る

・見せて回る

・パンツ四天王候補を成敗して回る

・これは商売の匂いがします