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取り憑かれしモノを救え―救済の章―

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シナリオガイド

怨念宿る剣。本来は人を守護するための剣だった。
シナリオ名:取り憑かれしモノを救え―救済の章― / 担当マスター: 来宮悠里

 剣の怨念に取り憑かれたミルファ・リゼリィティア・フリスの力を借り氷の檻の中に閉じこめることができた一行は、束の間休息を取っていました。

 その間に村で調査を進めていた人たちから上がってきた情報を共有しています。

 剣の怨念はどうやらミルファの体自体を乗っ取っているようです。
 それでも、媒介が剣であることは違い無いでしょう。
 共有した情報の中に、剣は玉石と深い関係があることがわかりました。
 要が存在する限り、剣は保護され絶対に折れることがないようです。
 さらにはこの結界内では剣の持ち手以外の能力を奪い、剣の持ち手の力としていることもわかりました。
 時間の猶予は余りないようです。
 ティア一人で氷の檻を維持し続けるのは若干不安が残りますが、休息を取るのならば彼女に任せる他ありません。

 閉じこめている間に、調査隊から発足した結界を破壊しに行く部隊は、行動を開始しています。
 結界の要は玉石で確かなようです。
 しかし結界の破壊を防ぐために玉石を守護するモノがいるようです。

 赫玉石のある、古びた遺跡にはゴーレムがいるようです。
 翠玉石のある、沼地の湖には巨大なスライムがいました。
 蒼玉石のある、墓地にはゴーストがいるようですが、話を聞く限り、迷い込んだ住人を助けたりしているようです。

 時間は余りありません。
 さて、貴方はどう動くのでしょうか?

担当マスターより

▼担当マスター

来宮悠里

▼マスターコメント

■2012年2月14日:追記
前編で参加していなかったLCを後編で参加させる場合につきまして、説明を追記いたしました。



 はじめまして、またはお久しぶりです。来宮悠里です。
 当シナリオは「取り憑かれしモノを救え―調査の章―」の後編になりますが、どなたでも参加することができます。
 基本ルール前回をご参照ください。今回マスターコメントかかれているルールは後編のルールとなります。後編よりの参加をご検討されている方は前編を読まれたほうが現状を把握しやすいかと思います。

 前編での調査結果は皆様が周知していますので、新たに調査や周知をする必要ありません。

 シナリオの目的になります。

 前編よりの参加者様は、前編時の能力データを参照します。装備やスキルは後編時のデータを参照します。
 メインは剣の怨念をどうにかすることです。
 しかし、結界の要である玉石をどうにかしない限り、怨念の宿った剣を持つミルファをいくら傷つけようともダメージを与えることはできません。
 そのためにはまず皆様には玉石をどうにかしてもらうことになります。
 玉石自体は結界を維持するための細工と、守護生物を生成する機能しか搭載されていないため玉石自体はとても衝撃に脆くなっています。
 しかし、玉石の守護生物である、ゴーレムやスライム、ゴーストは能力半減状態のPCにとってはとても強力です。
 どの守護生物もPC同士の連携なくして撃破は難しいでしょう。
 また、前編中に人払いの結界などと書いてありますが、特に気に留める必要はありません。

 なお、前編で参加していなかったLCを後編で参加させる場合、

・魔鎧LCならば、既に纏っていたものとして参加することができます。
・悪魔LCならば、演出として召喚のシーンをあっさり目ですが挿入することにしますので参加できます。
・それ以外ですと、MCのことが心配になり急いで駆けつけたという状況で参加することが可能です。


 後編からの参加者様、前編で調査を行った参加者様は原則として玉石をどうにかする選択かパートナーが魅入られる選択肢しか選ぶことができません。
 ただし、挨拶掲示板で1のゾロ目を出した場合はミルファ戦に参加することができます。
 また、ミルファと対峙をしている方は原則として、ミルファと戦う以外の選択肢を選ぶことができません。


 各玉石の守護生物についての補足です。

 赫玉石の守護生物=ゴーレム。
 魔法攻撃は効果ありませんが、長い年月を経て随所が脆くなっており、物理属性や武器による攻撃にはとても弱いです。
 また右目に赫玉石が埋め込まれており、それが【emeth】の役割を果たしております。
 赫玉石を破壊するか、右目から外せば機能停止と結界の効果を弱めることができるでしょう。
 ただし、ゴーレムはすばやく、自衛のために基本的には防御からのカウンターを仕掛けてきます。また一撃の威力は半減下のPCに大ダメージを与えることでしょう。攻撃を貰わない立ち回りが重要になってきます。
 赫玉石は古びた遺跡にありますが、トラップ等は存在しておりません。ただし人数が多くなりますと、予期せぬ自体が発生するかもしれないということを念頭に置いてください。


 翠玉石の守護生物=スライム。
 鈍重で攻撃も単調ですが、目を引くのは再生力と物理属性攻撃を受けたときに分裂をすることです。
 各種属性と物理属性の複合攻撃の場合は物理属性が有効判定になります。よって分裂することになります。
 また武器による攻撃、無属性の攻撃も分裂の対象となります。お気をつけください。
 分裂を繰り返すたびにすばやさが上昇し、各種能力は半減していきます。
 スライムの体液は強力な酸であり、衣類くらいなら簡単に溶かす性質を持っています。鎧なども時間がかかりますが溶かしてしまいます。そのため、体液をまともに受けると、防御力が下がります。
 人体には影響ないようですが、体液は避けるに限ると思います。
 また、スライムは湖から一定範囲しか動こうとはしないため、スライムを殲滅しない限り翠玉石を手に入れることはできません。


 蒼玉石の守護生物=ゴースト。
 前編で明らかになったのは、剣の怨念の姉の魂を使っているということです。
 剣や魔法での攻撃が主で、半実体を持っています。そのため攻撃や魔法の通りが普段よりも悪いとお考え下さい。
 それと、生前の実力を考えるととても強いことが伺えます。
 ただし、前編で調査をしていた参加者様がこちらを選んだ場合、戦闘が行われません。
 その代わり、アクションによる説得が必須になります。特技の説得では説得力がほんの少しだけ増しますが、決め手には欠けます。
 墓地での遭遇になりますが、墓地の目安として、大きな魔獣の骨を目印とするとよいかもしれません。
 また、1人や2人程度の敵意は気にしませんが、殺気やそれに類するものを放っている方が3人以上いらっしゃいましたら、説得は難しいとお考えください。戦闘になります。


 各玉石の在り処までの村から近い順として、赫玉石>翠玉石>蒼玉石となっております。


 後編でも、LCが魅入られてMCと戦う選択肢を選ぶことができます。その代わり後編だけで必ず何がしかの決着をつけてください。
 決着のつけ方まで書かれていないと判断できるアクションはわたしの方で決着をつけさせていただきます。
 アクションでの決着判定をマスターであるわたしに委ねることもできます。

 前編から招待でご参加の皆様へ。
 LCが魅入られMCと戦い決着がついているプレイヤー様は決着後の選択肢が二つあります。
 1つは、MCとLCのやり取りです。LCを介抱する、またはMCが介抱される。もしくは目覚めたLCが再度MCを襲う。など。
 1つは、後編の目的を完遂する。この場合は玉石をどうにかしに行っても構いませんし、ミルファと戦っても構いません。ただしミルファと戦う場合は後述する回復が適用されません。一律HP20/SP10の回復になります。

 ミルファと戦い、束の間の休息を取っている皆様へ。
 ティアの言葉の2時間は当てになりません。能力半減には気付いていますが、HPやSPまで半減されていることに気付いてはいませんので、1時間もすれば氷の檻は破られてしまうでしょう。
 まずは挨拶掲示板で発言をしていただき、ダイスの出目をご確認ください。一番大きい数字の10倍HPが回復し、5倍SPが回復します。
 ゾロ目の場合は、HP+70/SP+35とします。(挨拶の書き込みが無かった場合は、出目の最低値HP10/SP5の回復となります)
 また、アクション内でティアを手伝う(単一氷結属性を持つスキルやアイテムを使用)アクションが参加者の半数(MCとLCをそれぞれ1PCと換算します)以上いる場合は、戦闘開始時に出目の20倍のHPが回復し、10倍のSPが回復した状態で戦闘を始めることができます。ゾロ目の場合はHP+140/SP+70の回復量とします。※スキルを使用した場合は回復分から消費SPを引かせていただきます。
 さらに、「ティータイム」「百獣の王」「幻獣の主」「リジェネレーション」をセットの場合さらにHPを+10回復できます。ただしダイスの出目が5以上の場合は回復効果は無しとさせていただきます。5,6のゾロ目の場合も同様です。1~4ゾロの場合は最大でHP+150/SP+70まで回復することができます。

 玉石をどうにかするを選んだプレイヤー様のアクションに今回大きく左右されます。
 スマートに三つの玉石をどうにかできた場合は、2時間内に結界を取り払うことができるでしょう。

 玉石をどうにかすることによる結界の弱体化は以下の通りになります。

 1つ、能力低下を25%まで緩和し、ミルファの再生速度が半減します。ただし剣を破壊することはできません。
 2つ、前編で使用制限となっていたスキルの数々が使えるようになり、ミルファの再生速度が前編の25%程度しかでません。執拗に剣を狙い続ければ破壊することができるかもしれません。
 3つ、全ての枷が取り払われますが、剣の怨念の怒りにミルファの物理魔法攻撃力が大幅に上昇し、戦闘スタイルが再生に任せた攻撃から防御やカウンターを織り交ぜた磐石な戦術を取ります。また、剣を破壊することができるようになります。
 また3つ全てどうにかした場合、ミルファ自身が剣の怨念の行動阻害を行う可能性があります。あくまで可能性です。

 ミルファ戦に参加している皆様には、戦後勝利していた場合のミルファの処遇をどうするか決めてください。
 生かすことを望む人が多い場合、ミルファを倒した後、剣の破壊で手を打つことになります。
 殺すことを望む人が多い場合、ミルファを倒した後、剣を破壊し、アクション内で一番殺意の高いアクションをかけてきたプレイヤー様が手を下します。拷問やそれに類する非道な末路ではなく、あっさりとした死に際になります。
 書き方についてはサンプルアクションを参照くださいませ。

 ミルファは氷の檻を壊す為、雷電属性メインの攻撃から炎熱属性メインの攻撃に切り替えております。そして、戦いはそのまま始まります。
 ティアは戦闘に参加しません。自衛はしますが、疲労し木陰で身を休めています。

 ハッピーエンドはプレイヤー様の数だけ存在すると思います。皆様はどのようなハッピーエンドをお望みでしょうか?
 因みにわたしは、今回のこのシナリオ、現状どう転んでもバッドエンドにしかならないような気がしてなりません。
 それでは皆様のご参加をお待ちしております。

▼サンプルアクション

・玉石をどうにかしよう。

・ミルファと決着をつける!

・パートナーが魅入られてしまった。

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2012年02月11日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2012年02月12日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2012年02月16日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2012年03月01日


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