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【神劇の旋律】三姉妹怪盗団、参上!

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【神劇の旋律】三姉妹怪盗団、参上!

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シナリオガイド

ストラトス・ティンパニを頂きに参ります!
シナリオ名:【神劇の旋律】三姉妹怪盗団、参上! / 担当マスター: こみか

 ――ファウスト・ストラトス

 シャンバラに住むクラシックファンで、彼の名前を知る者は少なくありません。
 “ベートーヴェンの再来”と謳われた演奏家にして作曲家でした。
 30代半ばを過ぎてからクラシック界に彗星の如く現れた彼は、作曲と指揮で次々と人気を得ていったといいます。
 彼の作曲した曲の素晴らしさは、“神のために作られた旋律”と謳われ、いつの頃からか『神劇の旋律』と呼ばれるようになり、瞬く間にクラシックファンを魅了していきました。
 しかし、突然の事故により、『神劇の旋律』は10年という短い間に幕を下ろしてしまいました。

 彼が率いていたストラトス楽団は解散し、彼が演奏の時に必ず使用していた楽器と楽譜は楽団員に引き取られたり、好事家に買われたりするなどしてシャンバラ各地へと散っていきました。

   ※※※
 
――満月の夜、あなたの持つストラトス・ティンパニを頂きに参ります――
    
   ※※※

「ったく、今時予告状だなんて迷惑もいい所だぜ!」

 カフェ・ディオニウス。
 ザンスカールの一角にある小さな、しかし洒落た喫茶店。
 そこでコーヒーを飲んでいたシャンバラ教導団のレオン・ダンドリオン(れおん・たんどりおん)がいきなり空を仰ぐとため息をついた。

「あら、一体どうなさったんですか?」

 にこやかに対応するのは喫茶店を経営する三姉妹の一人、トレーネ・ディオニウス(とれーね・でぃおにうす)
 その美貌はもとより、彼女の淹れるコーヒーのために遠方からもこの店に足を運ぶ客は絶えない。

「ある豪商の旦那が、なんでもすごい楽器を手に入れたっていうんだ」
「噂で聞いたことありますわ。たしか、著名な演奏家が持っていたという……」
「そう。ストラトス・ティンパニ。しかし、それをあまりにも各地に吹聴しすぎたんだろうな。ある日、旦那の元にそれを盗むって言う予告状が届いたんだよ」
「まぁ、怖い」

 トレーネは大げさに身を竦ませる。

「しかしその旦那っていうのが、ここだけの話色々黒い噂のある人でね。その楽器だって、無理矢理作らせた借金のカタに強奪同然で手に入れたものだっていうんだ。楽器の価値なんて分からないからすぐ売り飛ばして金に換えるんだろうとか、それを利用して悪巧みをしてるって噂も…… だけど、強欲な旦那はこの家の物は毛一本も盗人などにやらんと息巻いていてな」
「なるほど、それで……」
「そう。教導団はもとより、各学校に護衛の依頼を出しまくってるんだ。オレも護衛を依頼されたんだが、正直気が乗らないったら……」
「なーんか、大変だねぇ。はい、これはあたしのオゴリ」

 いつの間にか話を聞いていた三姉妹の末っ子パフューム・ディオニウス(ぱふゅーむ・でぃおにうす)がデザートのプリンのマチェドニア添えを差し出した。

「おぉ、悪いね」
「でも、お金持ちの方は大変ですね。泥棒さんの心配もしなくちゃいけないだなんて」
「その点、うちは盗まれるようなモノなんてないから安心だねー」

 パフュームが、トレーネに意味ありげに目配せした。

   ※※※

「予告状は無事に届いているようね」

 客が帰り、誰もいなくなった喫茶店。
 トレーネは、シェリエ・ディオニウス(しぇりえ・でぃおにうす)とパフュームにそう告げた。

「予告の日は一週間後。標的の旦那さんの人柄のおかげで、あまり警備に熱心な人は少ないようね」
「でも、学校にも護衛の依頼が出てるんだよー。ちょっとやりすぎたんじゃない?」
「そうね、せめて私達にも協力者がいればいいのに……」
「ところで、シェリエ姉。なんだって予告状なんて出したの?」

 パフュームが、あまりにも今更な疑問を口にした。
 シェリエはにっこりほほ笑んだ。

「だって、それが礼儀だってお母さんから聞いたんですもん」

   ※※※

「ふはははは、誰がワシの大事なお宝を盗ませるものか!」
 とある豪邸の中。
 いかにも金持ちそうな体形の中年は、ひとり満足そうに笑っていた。
「これがどんなに価値のあるモノかは知らんが、ワシの物はワシの物!」
 彼の前にはストラトス・ティンパニ。
 そしてそれと同様の形のティンパニが複数。
「こいつの模造品を本物だと偽ってこっそり売りさばけば……くくく。今回も荒稼ぎできるぞ」
 それから、ぐふふと笑って小さく呟いた。
「そうだ。せっかくだからこの楽器のお披露目会を開こうか。巨乳眼鏡っ娘獣耳メイドの可愛い子には、優先的にな……」


担当マスターより

▼担当マスター

こみか

▼マスターコメント

 はじめまして、もしくはこんにちは。
 蒼空のフロンティアマスターの、こみか、と申します。
 キャラクタークエストの三姉妹シナリオです。
 素敵な怪盗に関わってみませんか?

 彼女達と知り合いかどうかは称号で判断いたします。
 三姉妹関連の称号を付けていれば知り合いとさせて頂き、付けていなければ初対面とさせて頂きます。

 怪盗の三姉妹に協力する場合、称号がなくても協力は可能です。

■金持ちの豪邸
 小高い丘に建てられた豪邸です。
 正面と横は森、裏は崖になっており、その下は海です。
 ストラトス・ティンパニは、いつもは豪邸内の宝物庫に置かれていますが、予告の日に楽器のお披露目会が開催され、厳重な警備の中広間の中央に置かれます。
 もちろん予告日以外も警備がついています。
 レオンもいやいやながら連日警備についています。

■金持ち
 小太りの中年男性、独身。
 巨乳、眼鏡、獣耳、メイドフェチ。これらの女性には甘くなります。

■怪盗
 三人組の怪盗です。
 体形から女性だと判別できるものの、仮面をしているため誰なのか特定はできません。
 予告状は出したものの、特に盗むための作戦は立てていないらしく、このままでは正面突破をしかねません。

 三姉妹に協力するか、警備として敵対するか、それとも第三者として動くか。
 

▼サンプルアクション

・ティンパニを盗む

・ティンパニを守り抜く

・ティンパニは私が頂いた!

・お披露目会に

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2012年04月28日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2012年04月29日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2012年05月03日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2012年05月18日


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