シャンバラ教導団

　６月にもなり、雨がしとしと降り続く月となりましたね。
　シャンバラ地方のとある森にはある言い伝えがありました。

　あるところに雨姫様という雨を司る精霊がいました。
　彼女は雨が降る場所のどこにでもいて、どこにもいない、そんな存在でした。

　彼女は優しくて、涙を流す者を慰める為に雨を降らしているとも言われていました。

　家族を無くした者、愛しい者を亡くした者、別れを告げられた者、様々な人の涙を雨で癒し流していたのです。

　ある日、長い月日をかけて太く大きくなった樹木の下で愛を誓い合った者がいました。
　その二人は片や貴族の姫君、片や下町の貧しい男でありました。
　周囲の反対を押し切って愛を誓い合った二人でしたが、最後は離れ離れになってしまいます。

　姫君も貧しい男も枯れ果てるまで涙を流し続けました。
　身体の水分も、心の水分も枯れ果てた二人を哀れに思った雨姫様は二人を樹木に変えました。

　その樹木は２二本の樹が絡み合う不思議な姿をした樹木でした。
　それ以降、知らず知らずの間にこのような樹木が何本か生えていきました。

　今ではその不思議な樹木から滴る雫を、恋する者同士がお互いの手ですくう事ができたら二人は結ばれる。
　そう言われるようになりました。

　愛し合ったあの二人の樹から滴る雫こそ、雨姫様そのものであると言われるようになったのです。








　毎年６月になると、その言い伝えがある森が解放されます。

　森の中は魔物や仕掛けなどが、二人の仲を試すようなものになっている為、より一層二人の仲は深まるのです。

　愛し合ってる者はより一層、愛が深まり、好き合ってる者は結ばれる。
　そう言われています。

　この時をうまく使い、愛を育んでみませんか？　

　初めまして、この度は『雨姫様の恋雫』のゲームマスターを担当させていただきました冬神雪羅と申します。
　これからよろしくお願い致します。

　このシナリオでは恋人・伴侶の公式ＮＰＣを誘う事ができます。
　ＭＣ、ＬＣが共に行くことも可能となります。


【恋人・伴侶の公式ＮＰＣを呼ぶ】

　このシナリオには、恋人あるいは伴侶である公式ＮＰＣを呼ぶことが出来ます。

　公式ＮＰＣとは、運営チームのマスターページに記載されているＮＰＣのことです。

　呼ぶ場合、必ず、ＮＰＣとの関係称号を装備してご参加ください。



　公式ＮＰＣを呼ぶ場合は、ＬＣを追加し、アクションの一番最初に、

【公式ＮＰＣ：○○・××××（ＮＰＣのフルネーム）】

　と明記して下さい。

　このＬＣはリアクションへの登場は出来なくなります。

　ＮＰＣとの関係の補足や、あるいは希望等があれば、このＬＣのアクション欄にお書き下さい。

　ただし、ＮＰＣの行動を指定することは出来ません。あくまでも希望、ということになります。

　また、実際に来れる状況かどうかは、そのＮＰＣの立場や状況によります。
　ＬＣが公式ＮＰＣと過ごし、ＭＣは参加しない、というのでしたら、ＭＣの欄を公式ＮＰＣ用の枠として使用しても構いません。この場合、ＭＣはリアクションに登場せず、ＬＣと公式ＮＰＣが描写されます。

　ＬＣのアクションが書ききれない場合は、どこからがＬＣのアクションなのか分かるようにして下されば、ＭＣのアクション欄を使用しても構いません。



【森の入り方】

森の中に入るには、北・南・西の３つの入口から入る事が可能となっています。


・北の入り口から向かう場合
その人の好みの姿となり、異性を誘惑してくる夢魔が沢山います。

・南の入り口から向かう場合
白い霧が二人を囲むと、二人がバラバラになってしまう。 　再び出会った時はニセモノの思い人。
ニセモノだと宣言すれば、蒸発するように消えていく。

・西の入り口から向かう場合
森の奥へ行くには、湖を越えなければならない。
ただし、人の精気が好物の食人植物が二人を引きずりこむ水中へ引きずり込もうとする。


　このように、森の中は仕掛けや魔物が蔓延っていますが、これも愛の試練です。
　頑張って言い伝えの不思議な樹木を見つけてください。





　最後に本リアクションの公開予定日は、下記の表示とは違い７月１日となります。ご了承ください。

・恋人になりたい

・ずっとアイツと共に居たいから