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【若社長奮闘記】若社長の恋愛事情

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シナリオガイド

若社長たちがWデートで激突!? 結末はあなたの手にかかっている!
シナリオ名:【若社長奮闘記】若社長の恋愛事情 / 担当マスター: 舞傘 真紅染

 その日、ドブーツ・ライキは頭を抱えていました。秘書はそんな主人の心を少しでも慰めようと、紅茶をいれます。

「どうぞ」
「……ああ、すまない」
 彼は社長でありますから、そういった案件で悩んでいる……わけではなく。つい先ほどまでやってきていた客たちのことで頭を抱えていました。

 来客たちの名前は、ジヴォート・ノスキーダ(じぼーと・のすきーだ)イキモ・ノスキーダ。名前から分かるとおり、親子です。
 この親子が、別々にドブーツの元を尋ね、別々の頼みごとをしていったのです。

「……あいつが見合い、か」
「まあ、ジヴォート様の年齢を考えますと、遅いぐらいでしょう」
 ドブーツの呟きに秘書が答え、ドブーツもそうだなと頷きます。
 そう。
 どうも今、ジヴォートに見合い話が飛び込んでいるようです。
 そして駆け込んできた親子は、その件について別々の頼みごとをしたわけですが、

『頼む! 破談になるように協力してくれ』
 と、ジヴォートはドブーツに拝み

『あの子のフォローをしてやってくれないかね』
 と、イキモはドブーツに拝み

 まったく同じ表情、同じ体勢で、別々に頼んできた親子に、ドブーツは呆れるしかありませんでした。
 違ったところといえば、イキモが続けた言葉ぐらいで――。

『たしか君には婚約者がいるんだろ? あの子が紹介してくれないって拗ねいてね。紹介するついでにWデートでもしてきてくれないだろうか?』

 イキモとドブーツの関係は、ジヴォート(友・子)の親・友人というものだけで、特に深い付き合いが在るわけではありません。
 しかし、若くして父をなくして社長業をしてきたドブーツにとって父という存在は憧れと尊敬の対象。そしてイキモは時折ドブーツの元を尋ねては近況を聞いてきたり、とドブーツ自身のことも気にかけてくれています。表には出しませんが、その時間をドブーツは密かに楽しみにしていました。

 そんな彼に、イキモの頼みを断れるわけはなく――ここでジヴォートの頼みは断れるのか、という野暮な質問はなしにしましょう。

『わかり、ました』
 気づけば彼は頷いていたのでした。

 はぁ。
 重々しく息を吐き出す主人の姿を見ていた秘書は、ある人たちへ連絡を取りました。
 ある人たち……つまりあなたたちに、すべてを説明した後。

『どうか主人をフォローし、無事に見合いを終了させてください』

 と。


 そしてそれとほぼ同時期に、別の場所――ジヴォートの秘書であるプレジ・クオーレ(ぷれじ・くおーれ)からこんな依頼もされました。

『見合いを後腐れなく失敗させてください』

担当マスターより

▼担当マスター

舞傘 真紅染

▼マスターコメント

 おはようございます、こんにちわ、こんばんわ。舞傘 真紅染です。

 今回は、どうも依頼が2種類皆様のところに出ているようで……一つは見合い(Wデート)を成功、一つは見合いの失敗。どちらの依頼をとるかは、皆様にお任せします。どちらも(円満に見合いを終わらせつつ、向こうに断ってもらえるようにする)を選んでくださっても構いませんが、別に依頼料が増えるわけではなく、成否の判断基準が厳しくなり、描写が薄くなる可能性も在るので、ご了承ください。
 ただ基本、今回はほのぼの(恋愛よりコメディよりかもしれない)を目指していますので、気楽〜にご参加&アクションをおかけていただければと思います(キャッチコピーが大げさな気はしますが、気にしちゃ負けです)。

 ではどちらの依頼をとるかの判断のため、親子の言い分をどうぞ。

ジヴォートの言い分
 今は仕事に集中したいんだ。最初は社長業に番組の司会もしなきゃで戸惑ったけど、最近ようやくいろいろ分かるようになってきたし、楽しいっつーか。やりがい? が出てきたんだよな。
 それに俺、よく恋愛ってのが分からないしさ……ハッキリ断るのは、今回の見合いセッティングしたの父さんだからさ……こっちが断るのは凄く失礼だし、あ、いや。こんなこと頼んでる時点で失礼なのは分かってる。だけど、その……父さんのメンツを潰すわけにはいかないし。
 おれ自身が嫌われるのとかはいいんだけどな。
 まあそんなわけだからさ、頼むよ。え? 方法? ん〜……なんかハプニング起こして俺が情けないところ見せるとか? まあやり方は任せる。ただ相手やドブーツの婚約者に危険が及ばない程度で頼む。俺とドブーツはだいじょ……いや。でもあいつ運動音痴だからな。ダメかも。
 まあまあ、そこらへんは適当に。
 ハプニング起きたら俺、速攻1人で逃げ出すから、そしたら相手も嫌になるだろ。じゃ、頼んだぜ。

・プレジより
 このようなことでお呼びしてしまい、申し訳ありません。
 ですが主人に様々なことを同時進行する器用さはなく、今ようやくお仕事にも慣れてこれらました。もう少し落ち着かれるまでは、仕事に集中させた方が主人のためと思っております。
 イキモ様のご心配も分かるがゆえに、心苦しいのではありますが、どうかイキモ様のお顔に泥を塗らないように、見合いを破談にしてほしいのです。
 よろしくお願いいたします。

イキモの言い分
 どうもあの子、恋をしたことがないようなのです。
 あの年にもなって、と思うのですが……養父があの子を保護するため、信頼を置ける者たちばかり周囲に配し、結果として同年代や若い方たちが周囲にほとんどいなかったのが原因でしょう。同じ年頃の子といえば、本当にドブーツ君だけだったようです。
 もちろん、結婚することだけが幸せとは言いませんが、恋をすることによって磨かれる感性もありますし、失恋することも成長のために必要かと思っております。
 ただ、今現在のあのこの状態を見ていると、そのような経験をする気がないように思え……それはもったいないと思うのです。
 なのでそういった機会を与えてやりたいと……過保護すぎるのでしょうか?

Wデートの概要
 アガルタ内を数日間に渡って遊びます。相手の少女たちは初アガルタです(アガルタはニルヴァーナにある一つの街で、地下にあります。詳細はコチラからどうぞ。出店者一覧も有)

・ドブーツの基本行動
 会話を盛り上げるようにフォローしながら、ジヴォートが逃げないように監視(父君の顔に泥を塗る気か、と時折小さく呟いてます)。イキモ側についてますが、親友からの目は痛い。
・ジヴォートの基本行動
 逆に盛り下げるようにしながら、いつでも逃げられる準備(裏切り者、とか時折小さく呟いてます)。父親のことを言われると痛い。
・ドブーツの婚約者
 ライラ・フライラさんは、あらあら、と楽しげにそんな2人の攻防を見守りながらも、きちんとジヴォートの相手を気遣えるしっかりした人。口調は丁寧で、名前+様と呼びます。非常におっとりさんで、少々のハプニングにはあらあら、で通す強者。
・ジヴォートの見合い相手(イキモの古い友人の娘さん)
 ラン・パックラさんは、おどおど、と非常に緊張しています。こちらも口調は丁寧で、深窓のご令嬢といった雰囲気。ライラさんとは逆で、気弱な方なのでハプニングにも素直に驚いてくれるでしょう。そしてどうも、前からジヴォートのことを知っているようで……?

※お嬢さんたちは、それぞれ資産家の娘です。粗相のないように、Wデートを完遂、もしくは妨害(粗相のないようには難しいですが)してください。

そのほか
 いつものごとく出店や自店舗で何かアクションをかけていただいてもかまいませんし、上記のWデートに関係なく散歩しても、Wデートを高みの見物していただいてもかまいません。
 楽しいアクション、お待ちしております。

▼サンプルアクション

・ジヴォートに味方する!

・イキモに味方する!

・アガルタに出店する!

・高みの見物!

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2014年07月29日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2014年07月30日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2014年08月03日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2014年08月13日


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