イルミンスール魔法学校へ

シャンバラ教導団

校長室

百合園女学院へ

ハードコアエクストリーム

リアクション公開中!

ハードコアエクストリーム

リアクションが公開されました!

リアクションの閲覧はこちらから!

リアクションを読む

参加者一覧を見る

シナリオガイド

代償は痛み、得る物は勝利
シナリオ名:ハードコアエクストリーム / 担当マスター: 高久 高久

――プロレスリングHC(ハードコア)というプロレス団体がありました。
『凶器使用可』『反則無し』と名前の通りハードコアな試合を行い、インディー団体でありながらもファンを獲得している団体――でした。
 所がスキャンダル等、様々な要因が重なり、団体として興行が中々行えなくなり、遂には解散が決定。
 所属選手達を含むスタッフは、皆地球へと帰る予定となっていました。

「……はぁ」
 道場に置かれたリングの中央で、天野 翼が大の字になり天井を仰ぎます。
「……まだやる?」
 同じように大の字になっていた和 泉空が身体を起こして翼に問います。
 誰もいない道場で2人はスパーリングを行っていました。その疲れからか、泉空の問いに対し翼は首を横に振るだけで答えます。
「……私はそろそろ戻る。翼は?」
「少し休んでからにする」
 その返答に「ん」と短く頷くと、泉空はリングから降ります。
「あ、今日夕飯私が作ろうか?」
「私達でやるから暫く休んでいていい!」
 力強く泉空はそう言うと、道場から出て行きました。
「あーあ、いっつも作らせてくれないんだよなぁ……はぁ」
 泉空が居なくなると、翼は大きく溜息を吐きました。それは疲れによるものではなく、現状の虚無感からくる物でした。
 解散が決定し、予定していた興行は全て中止。パラミタを去り、地球に戻る日をする事も無くただ待つだけです。
 地球へ帰るまでの間する事も無く、只管翼は体を鈍らせない様にトレーニングをして過ごす日々を過ごしていました。
 そのような事をしても、地球で興行が行えるか現時点では予定はありません。これらの行為も無駄になるかもしれません。
 しかし自分に何かできるわけではない。そんな現状に翼は空しさを感じているようでした。

「御免下さい。ちょーっとばかし失礼しますね」

 道場の入り口に、黒いローブを纏い顔の見えない何者かが立っていました。
「あれ? あなた確か……」
 顔は見えませんが、翼にはその人物に見覚えがありました。
「どうもお久しぶりです。ソウルアベレイターの阿部です。その節はどうも」
 ペコリと頭を下げる黒いローブの人物に、翼が少し警戒します。
 この阿部という人物は、ナラカの一部で放送されているテレビ局の番組プロデューサーであり、以前ちょっとしたことで関わったことがありました。碌でもない事で。
「えっと、何の御用でしょうか?」
「ええ、社長さんとお話したいと思いまして」
「社長と?」
 翼の言葉に、阿部Pが頷きます。
「そうだ、貴女にもお話しておきましょうか――単刀直入に言います。うちがスポンサーやるので興行やりませんか?
「……え? あ、あの、どういうことですか?」
 阿部Pの言葉に理解が追いつかず、翼は聞き返します。
「言葉通りですよ」
 そう言って阿部Pは説明を始めます。
 ナラカTVがスポンサーとなるので、プロレスリングHCに興行を行ってほしいという事。
 興行内容はナラカTVは口を出さないので、プロレスリングHCのいつも通りの内容で頼みたいという事。
 その代りにコントラクターも参加してもらい、ナラカTVで興行を放送させてほしいのが条件という事。
 それらの説明を簡単に阿部Pは翼に説明します。
「決して悪い条件ではないと思いますが、どうですか?」
 黙って説明を聞いていた翼は、阿部Pに言いました。
「ついてきてください。社長の所へ案内します」

「ふぅ」
 暫くして、道場から出てきた阿部Pを目にし、「あ、戻ってきた」と天野 空エルが近寄ってきます。
「どうだった?」
 空の問いかけに阿部Pは「ええ、決定しました」と返した。
「向こうの社長さんもこちらの条件で了承してくれましたよ」
「しかしわざわざこちらの団体を頼らずとも、そっちにはこういう団体は無いのですか?」
 エルの言葉に「ありますよ」と阿部Pが返す。
「ただうちの方はあまりにも気を衒った物が多いのでねぇ、普通の試合がウケたんですよ。それに此処の団体はコントラクターの方々とも関わりがあります。この間のキリングタイムで、彼らの人気も上がっているんですよ」
「ねぇ、奇を衒った物ってどういうの?」
 興味津々と言った様子で空が阿部Pに問います。
「うちの方で人気ある団体の興行、色々やるんですがひっどいのが山で行った試合なんですがねぇ。リングも何もないだだっ広い山の中で試合やってるんですよ、複数人で。最初はまぁそこそこ絡み合うんですが段々と選手も壊れてきて、樹の枝でしばき会うわ、置いてあった自転車やバイクで轢こうとするわ、しまいにゃ欠場してる選手が花火持ち出して観客まで巻き込んで無差別に襲うわ、かと思いきや試合中に選手がゴミの分別始めたりとかね。大体レフェリーが不足してて肝心なところ見てないから決着が中々着かないんですよ。いやーあれは酷いけど盛り上がった盛り上がった」
「絶対参加したくないね、それ」
 空の言葉に、阿部Pが「おや残念」とだけ呟きます。
「さて、それじゃ準備にかかりますか。お二人も手伝ってくれますかね?」
 阿部Pの言葉に、空とエルが頷きます。
「いいよ、暇だし」
「構いませんよ、暇ですから」
 二人とも暇だったのでした。
「すいませんねぇ。それでは暇潰しといきますか」

担当マスターより

▼担当マスター

高久 高久

▼マスターコメント

 初めましての方は初めまして。そうでない方はまたお遭いしましたね。高久高久でございます。
 今回もよろしくお願いいたします。

 今回はプロレスリングハードコア、最後の興行を行わせていただきます。
 色々とルールがあるので、其々のルールと下記の『注意事項』をよく読んでご参加ください

●共通ルール
・凶器の使用が可能
 通常の試合では使用が禁止になっている凶器の使用が可能となっています。
 こちらは1PCにつき、1つまで持ち込みが可能になっています。
※凶器に関してはアイテムのセットの必要はありません。アクション欄で「こういうのを使いたい」でOKです
 『2つ凶器を使いたい』という場合は他のキャラ(セコンド等)に持たせておく、ということができます。
 ただし、銃や刀といった武器の使用は禁止です。特に危険と思われる凶器以外は全ての物・建造物・人(観客含む)等の使用が認められます。
 ちょっと特殊な物として、蛍光灯や画鋲なんて代物を使ってリング上にばら撒いて投げ技、寝技のダメージを上げるという使い方もありですが、途中でレフェリーが掃除してしまう事があります。
 また、会場内にある物でしたら使用可能です。会場内には椅子、机、工具や梯子、ゴミ箱等があります。

・リングアウト裁定なし
 今回、どの試合もリングアウトによる裁定がありません。
 それに付属し、場外の床はリングよりも固い為、投げ技のダメージが上がります。ただし成功率は普通よりも低くなります。

・試合権利のあるのは一人だけ
 今回全ての試合で1アカウントにつき試合権利があるのは1PC(MCかLCの内の1人)のみとさせていただきます。
『MCをハードコア(ノーマルリング)ルール、LCを棺桶マッチへ参加』や『MCをハードコア(ノーマルリング)ルール、LCをハードコア(特殊リング)ルール』という様に二つをまたいでの参加という事はできません。そうしたアクションがあった場合はNGとして扱わせていただきます。
 セコンドやサポートとしての参加。タッグマッチに関してはMCLCのチームや、LC2名チームといった参加は可能です。
 乱入も可能ですが、必ず有利に働くわけではありません。場合によってはNPCに排除されることもありますので御了承下さい。

・スキルについて
 特殊なルールではありますが、基本的にはプロレスの試合である為スキルの使用は控えていただきますようお願いします。
 ただし試合を盛り上げるような使用方法であれば許可はします。
例:酒を持ち込んで口に含んで噴射と同時に【火術】を使い火炎を吹いて攻撃
  倒れている選手の応援に合わせ、こっそりと回復させてしぶとさをアピール
 また、フィニッシュホールドとしてスキルと組み合わせるような使用方法も許可します。

●試合形式
 今回団体が用意していた試合形式は以下の通りになります。参加したい試合形式を一つ数字でお選び下さい。

・ハードコアマッチ
 凶器使用OKルールとなっております。
 ルール:リング上でのフォール、ギブアップ決着。場外カウントと反則裁定はありません。
 こちらはシングル、タッグの形式まで可能となっております。
 またこの試合形式は以下のリングで行えます。

【1】ノーマルリング
 一般的なリングです。

【2】特殊リング
 リングから緩衝剤が取り払われ、板がむき出しになった状態となっています。投げ技系のダメージが上昇しており、パワーボム等の叩きつける系の技では板が壊れる事があります。
 またコーナーカバーが外されており、最初から金具がむき出しとなっています。

【3】蛍光灯リング
 リングの床、ロープにびっしりと蛍光灯が敷き詰められている状態になっています。
 歩いたり、ロープに振られたりする度に蛍光灯が割れ、破片がリングに撒き散らされます。破片は勿論ダメージとなります。
 また落ちている蛍光灯は凶器として使用できます。

・特殊ルールマッチ

【4】棺桶マッチ
 ノーマルリング中央に置かれた棺桶に入れられ、蓋を降ろして閉められたら敗北となるルールです。それ以外での決着は無く、凶器などの反則裁定もありません。
 ただ棺桶に入れられただけでは敗北とはならず、相手を弱らせなければ蓋を閉める事を阻止されてしまうでしょう。
 ※こちらはシングルマッチのみとなります。

【5】HCタッグ王座決定戦
 ラダーマッチ形式にて行われるタッグ王座決定戦となります。
 天井からチャンピオンベルトが吊るされており、梯子を使ってベルトを取った選手が勝者となります。
 梯子の高さは約4m。ベルトはそれの最上段付近まで上がれば取れるくらいの位置までぶら下がっています。梯子を凶器として扱う事も許可されています。
 梯子はリング外に数脚置いてあり、最初は折り畳まれています。それ以外に木製の折り畳み式テーブル、パイプ椅子があります。凶器としてご自由にご利用ください。
 またフォール、ギブアップを奪われた選手は一定時間退場させられ、その間は試合に参加する事は出来ません。

●プロレスにおける合同アクションに関して
 基本的に対戦カードは同ルール内にてランダムで組み合わせます。
『○○(NPC以外)さんと試合がしたい』という場合は合同アクションをお願いします。
 また『こんな形式の試合がしたい』という物があった場合、無理が無ければ合同アクションでのみ採用します。
 必ずしも採用できるわけではないので御了承下さい。

●運営に関して
 今回はプロレスでのレフェリー等の人手は足りています。
 アクションをかけたとしても、描写量は多くならない事を御了承ください。

●参加人数に関して
 参加人数次第では、試合が開催されないことがあります。
 また極端な参加人数の偏りがあった場合、人数を分けて複数回その試合形式で試合を行う事があります。御了承下さい。

●NPCに関して

・天野 翼
 和 泉空とのタッグで【5】のタッグ王座決定戦に出場予定です。
 長い黒髪を後ろに一つにくくり、ハーフマスクで顔を隠して試合を行います。
 試合スタイルはルチャリブレスタイルで、主にドロップキック、ニールキックといった飛び技やトラースキック等キックを主体とした打撃を使いますが小柄である為持ち上げるような投げ技は苦手なようです。
 コーナーからの飛び技を得意としており、高いところから飛び降り一回転して背中から押し潰す【スワントーンボム】をフィニッシュホールドとして持っています。
 凶器に関しては直接使う、というより椅子を相手に持たせてからドロップキックで椅子ごと蹴り飛ばしたり、倒れた相手に机を乗せてフットスタンプというような間接的な使い方をします。

・和 泉空
 天野 翼とのタッグで【5】のタッグ王座決定戦に出場予定です。
 ハーフマスクで顔を隠して試合を行います。
 翼とはファイトスタイルが異なり、主に関節技や蹴りや肘、拳を使った格闘系打撃、スープレックスを得意とします。飛び技は多用せず、持ち上げるようなパワー系の技は苦手の様です。
 関節技はオーソドックスな物からジャベ(ルチャの関節技)まで使用し、ブリッジが得意な為ジャーマンスープレックス等を決め技としています。
 凶器に関しては直接使わず、椅子の上にスープレックスなどといった間接的な使い方をします。

・エル
 基本的には興行の警備を担当していますが、試合人数調整でシングルマッチに参加する事があります。
 戦闘スタイルはパワータイプでエルボーや拳を使った打撃、パワーボムやツームストンパイルドライバーといったパワー系の投げ技、極め技を主に使用します。逆に飛び技はあまり使用しません。
 凶器にはバールのような物を使用してきます。

・天野 空
 興行の警備やその他雑用を担当しています。試合には参加しません。

・阿部P
 主に実況などの雑用を行っています。

※NPCはリアクションに登場しない事もあります。御了承下さい。

●アクションについて
 投げ技【投】、打撃技【打】、極め技【極】、飛び技【飛】、その他【他】など試合で使うプロレス技を設定できます。特に個数は規定しませんが、すべてが描写されるとは限りません。
 プロレスですので、大技だけでは技を決め難く、小技だけでは決め手に欠けてしまうためうまく組み合わせる必要があります。
 その他に必殺技【必】オリジナルのフィニッシュホールドを一つ設定することが出来ます。スキルと組み合わせてでもOKです。
 凶器攻撃に関してはその他【他】をご利用ください。
 また上記項目を使わずにアクションを書いても構いません。どんな風に試合を組み立てたいか、どんな技を使いたいか、というような内容でもOKです。
 ただし「派手な試合をしたい」だけ、といった抽象的な場合は活躍できる可能性はぐっと減ると思います。
 サンプルアクションのような内容ではまず勝てません。ある程度具体的にどのように動くか、という事を書いてください。

●マスターから一言
 今回はエクストリームという事で過激な試合内容ばかりとなっています。
 タッグ王座決定戦で勝利したタッグチームには称号【HCタッグ王者】が付与される、でしょう(予定)。
 シングル王座は後日別シナリオで争われる事になります。こちらは本シナリオに参加した方でも参加可能です。

 また本リアクション公開日は下記と異なり、10月30日を予定しております。

 それでは皆様の御参加をお待ちしております。

▼サンプルアクション

・【3】蛍光灯リングに参加

・【4】棺桶マッチに参加

・【5】タッグ王座決定戦に参加

▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました)

2014年09月25日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2014年09月26日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2014年09月30日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2014年10月30日


イラストを設定する 設定イラストを編集/解除する

リアクションが公開されました!

リアクションの閲覧はこちらから!

リアクションを読む

参加者一覧を見る