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イルミンスールの冒険Part2~精霊編~(第1回/全3回)

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イルミンスールの冒険Part2~精霊編~(第1回/全3回)

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シナリオガイド

精霊との絆を結ぶため、『精霊祭』をみんなで盛り上げよう!
シナリオ名:イルミンスールの冒険Part2~精霊編~(第1回/全3回) / 担当マスター: 猫宮烈

「今日は4件じゃ。これでここ7日間で25件じゃな」
「またですかぁ。多くなりましたねぇ、精霊の目撃情報」
「精霊さん、どうしたんでしょう? あ、お母さん、ここ枝毛です」
 寄せられた情報にアーデルハイト・ワルプルギス(あーでるはいと・わるぷるぎす)が目を通し、ミーミル・ワルプルギス(みーみる・わるぷるぎす)に髪を梳いてもらっていたエリザベート・ワルプルギス(えりざべーと・わるぷるぎす)が呟きを漏らします。

 世界樹イルミンスールが成長を遂げ、イルミンスールの一員としてセリシアとサティナ、カヤノとレライアが加わってからというもの、パラミタでは『精霊』と思しき姿の目撃情報がそれまでよりも数多く寄せられるようになっていました。

「やはり、精霊もこちらを気にしておるのじゃろう。イルミンスールがどう影響を及ぼすようになるのか、とな」
「できることなら、仲良くなりたいですよね。あ、お母さん、ここ絡まってます」
 考え込んでいたエリザベートが、いい案を思いついたとばかりに手を叩いて、口を開きます。
「そうですぅ! だったらこっちから、接する機会を作ってやればいいんですぅ!」
「なるほど、それは一理あるの。じゃが、具体的にはどうするつもりじゃ?」
「う……そ、それは、精霊のことは精霊に聞くのが一番ですぅ。ミーミル、リンネと精霊たちのところへ行って、話をした上で協力を取り付けてきなさぁい」
「はい、分かりました、お母さん」
「結局人任せかの……」
「いいんですよ、私はお母さんのお役に立てて嬉しいですし。それに、精霊さんとも仲良くしたいですし」
 頷いて、ミーミルが羽ばたいて校長室を後にしかけたところで、エリザベートの声が飛びます。
「あと、私の髪に効く食べ物をクマもどきに作るように言ってくるですぅ」

「……というわけなんです。どうか力を貸していただけませんか?」
 リンネ・アシュリング(りんね・あしゅりんぐ)の家に赴いたミーミルは、事情をリンネ、セリシアサティナカヤノレライアに説明します。
「何か面白そうだね! うん分かった、リンネちゃん協力しちゃうよ! ねえ、みんなも手伝ってくれるよね?」
「精霊と人とが仲良くできるのでしたら、拒む理由はありません。わたしでよければお手伝いします」
「あ、あたいはどうでもいいんだけど、レラがするっていうから、その……て、手伝ってあげてもいいわよ?」
 レライアが微笑みながら頷き、カヤノもそっぽを向きつつ頷きます。
「では、私と姉様で、他の精霊に呼びかけてみますね」
『そうじゃの。風を操る我らの声なら、精霊にも届くじゃろうな』
 セリシアとサティナも、協力をすると頷きます。
「リンネさん、精霊さんをお呼びした後のことで、何か案はありますか?」
 ミーミルの問いに、リンネは考え込みます。
「……リンネちゃんのいた学校だと、年に一回お祭りをみんなで企画して、周りのみんなと一緒に楽しむっていうのをしてたよ。それ、イルミンスールでもできないかな?」
「それ、楽しそう! リンネ、あたいとレラでみんなに声かけよっ!」
「カ、カヤノ、わたしたちが学校内にいたら目立つわ」
「大丈夫、羽しまったし! それに、あたいたちが学校にいてもおかしくないようにするのが目的なんでしょ?」
「そ、そうかもしれないけど……恥ずかしいわ」
 カヤノの頭で髪飾りがぴょこぴょこと揺れ、レライアが頭を覆うヴェールに顔を隠します。
「では、そちらの方はリンネさんにお任せしますね。何かお力になれることがありましたら、私に言ってくださいね。……あ、モップスさん、料理の方はできましたか?」
「まだなんだな。みんなムチャクチャ言ってるんだな……」
 キッチンから香ばしい匂いを漂わせるモップス・ベアー(もっぷす・べあー)の、呟きが煙突を伝って空に昇っていきました――。

 精霊をもてなすお祭り『精霊祭』のことは、その日のうちに学校中に知れ渡ることとなるのでした。
 騒がしくなるイルミンスール魔法学校、そして、お祭りの日は着実に近付いています――。

担当マスターより

▼担当マスター

猫宮烈

▼マスターコメント

 『イルミンスールの冒険Part1〜聖少女編』では、皆さまの魅力的なアクションをどうもありがとうございました。
 この場で恐縮ですがお礼を述べさせていただきます。
 
 その第2弾、『精霊編』ではタイトル通り、精霊にスポットを当てて、彼らとの交流を軸に全3回の予定で展開していきたいと思います。
 精霊は、『光輝』『闇黒』『炎熱』『氷結』『雷電』の内、必ずどれかの属性に秀でた性質を持つ種族であり、小規模な縄張りを作って生活しているとのことです。
 寿命はなく(何かの大きな事件の影響で、永い眠りにつく(人の目には、あたかも自然に『還る』ように消える現象として見える)ことはあります)、空を飛ぶことができ(羽を持つ者もいるが、それで空を飛ぶわけではありません。しまうことも、髪飾りのようにすることもできます。それは時に人の世に混ざることも必要とされた彼らの知恵でもあります)、そのほとんどが少年少女の姿を取って暮らしている精霊は、人と接触をほとんど持たず、その生態は今でも不明瞭な点が多々ある種族として認識されています。
 ですが、もしここで絆を結び、生徒のパートナーとすることができたなら、魔術を主とするイルミンスールにとっては多大な恩恵をもたらしてくれることでしょう。
 ぜひともここは皆さまの働きかけで、『精霊祭』を成功に導き、精霊をイルミンスールにお迎えしましょう!

 リンネはカヤノとレライアと、生徒に呼びかけて精霊と一緒に盛り上がれるような企画を催そうとしています。
 ちょうど学校祭のクラス企画や部活企画のようなノリです。声を掛け合って、是非とも魅力的な企画をお待ちしています。
 
 セリシアとサティナは、イルミンスールに訪れた精霊を案内する係を担当します。
 精霊を気分よくエスコートすることができれば、イルミンスールによいイメージを持ってもらえます。精霊のことを知る絶好の機会でもありますので、自信のある方は立候補してみてはいかがでしょう。
 
 ミーミルとモップスは、イルミンスールの見回りを担当します。
 珍しいとされる精霊が一同に集まる場では、何が起こるか分かりません。屈強な冒険者のお力もお借りしたいと思います。

 精霊祭の最後では、『光輝の精霊』と『炎の精霊』の協力による、大キャンプファイアーが予定されています。
 人と精霊が笑顔で、友好の証を結べるよう、皆さまの魅力的なアクションをお待ちしています。質問があればミーミルが掲示板でお待ちしていますので、お気軽にどうぞ。
 向こうでミーミルが「ええっ!? 私がですか!?」と言っているようですが。
 
 なお、今回の扉絵をNP絵師様に制作していただきました。
 精霊たちをそれぞれ特徴的に描いていただき、感謝感激です。
 
 それでは、お祭りで賑わうイルミンスールの一日をどうぞ――。

▼サンプルアクション

・リンネ・カヤノ・レライアの企画運営に協力する

・セリシア・サティナの案内に協力する

・ミーミル・モップスの見回りに協力する

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2009年12月01日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2009年12月02日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2009年12月06日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2009年12月16日


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