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The Sacrifice of Roses  第一回 薔薇の誇り

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シナリオガイド【イコン参加可】

薔薇の学舎、その誇りにかけて
シナリオ名:The Sacrifice of Roses  第一回 薔薇の誇り / 担当マスター: 篠原 まこと

 イエニチェリが選出されてからというもの、薔薇の学舎には、穏やかな時が流れていた。
 しかしそれはあくまで、ほんの一時であるということは、誰しも理解していただろう。
 イエニチェリが揃うことにより、なにが起ころうとしているのか。

 そして、同時に。
 タシガン領主も、その真の姿を、いよいよ現そうとしていた。

「……ウゲンか」
 ようやく傷が癒えたものの、療養を続けていたディヤーブ・マフムード(でぃやーぶ・まふむーど)が、ルドルフ・メンデルスゾーン(るどるふ・めんでるすぞーん)からの報告に、苦い口調で呟いた。
「そのようだね」
 ウゲンは堂々と、「シパーヒーを徴収する」と連絡をしてきたのだ。
 その権利は、薔薇の学舎のものだけではないとでも言いたいのだろう。
 そして、その先で何をするのかは、すでにわかっている。……おそらくは、混乱と殺戮だ。
 あの無邪気な少年領主の真の表情は、狂的なアナーキストであるということは、すでに人々は気づきはじめていた。
 しかも、ジェイダス・観世院(じぇいだす・かんぜいん)は、表だってはウゲンの行動を止めることができないようなのだ。
「俺は、動く」
 ディヤーブの言葉に、ルドルフは仮面越しに、ちらりと視線をやった。
「かまわないだろう。俺はもう、イエニチェリではない。ジェイダス様の命ではなく、個人的な恨みと思え」
「……やれやれ」
 芝居がかった口調で、ルドルフは肩をすくめた。
「一人で行かせると思うのかい?」
「……しかし、おまえには立場があるだろう」
「まぁ、そうだね。だけど、僕たちがあの御前試合を行ったのは、みすみすウゲンにシパーヒーをくれてやるためではないよ? 薔薇の騎士のプライドにかけて、見過ごすわけにいかないな」
 ルドルフの瞳には、静かな怒りすら、浮かんでいた。


 その一方で。
「調査、ですか……」
 真城 直(ましろ・すなお)は、ラドゥ・イシュトヴァーン(らどぅ・いしゅとう゛ぁーん)に呼び出され、とある命令を受けていた。
 その内容は、タシガン北部の谷に隠されているという洞窟を探せというものだ。そして、同時に。
「これが、それに関する資料だ」
 どさりと机の上に置かれたのは、古ぼけた羊皮紙の類と、いくつか写し書きのようだった。しかし、いずれも埃にまみれ、破損も多い。到底、一読しただけでは内容もわからないものだ。
「これは……?」
「この解読も、任務のひとつだ。まさか、これくらいできぬイエニチェリでもなかろう?」
 いつもながら、上から目線でそう告げるラドゥに、直は内心でため息をついた。
「校長のご命令とあらば」
「私の屋敷の図書室も使うがいい。……貴様らの能力だけでは、不安だからな!」
 そう付け足すあたりが、彼らしいとも言えるが。

(なるほど。これが、ウゲンから得た『報酬』なのか……?)
 ラドゥの前から退出し、預けられた資料を手に、直は心の中で呟いた。
 そもそも、先日、この『タシガン』という地についても、そもそもが謎をはらんでいると明かされたばかりだ。
 霧の中の辺境であったはずのこの地には、なにかが眠っている。
 それならば……もう、長き眠りから呼び覚ましても良い頃だ。
「……解析を急ぐ必要があるな」
 人手がいる。直はそう思いながら、しんと冷えた学舎の廊下に、高く靴音を響かせた。

「さて、どうするのかな。薔薇の子たちは」
 ……暗闇の中、笑みを含んだ声が響く。
 揺らめく蝋燭の明かりが、幼い口元をぼんやりと浮かび上がらせていた。
「ウゲン様。七曜に関しては、どうされるので」
 傍らに控えていた吸血鬼が、そう尋ねる。
「あの子たちかぁ。……そーだなぁ、活躍の舞台は別に用意してあるんだし、こんな所でフラワシを使っても、つまらないよ」
 クク……と、小さく、ウゲンは笑う。
「せめて、楽しませてほしいけど……どうかなぁ」
 ――その声の響きはまるで、ただ明日という日を楽しみにする、幼子のようだった。


担当マスターより

▼担当マスター

篠原 まこと

▼マスターコメント

キャンペーンシナリオ、後半の第一回となりました。

ウゲンの企みに関して、ジェイダスは表だって反抗することは現在できません。
ですが、薔薇の学舎生徒が、個人の意思でもって動くことは可能、ということです。

前回、中東貴族からの資金援助も得て、量産体制が整ったシパーヒーは、現在は薔薇の学舎からほど近い場所に作られた、工場と格納庫に保管されています。
ウゲンの配下と、ゴーストイコンの襲撃が予想されます。
今回は、それぞれが所持しているイコンでもっての参加が可能です。
他校生も、同様となります。

また、古文書の解読と、探索についてです。
解読はラドゥの屋敷で行われることになっています。
ただし、『解読を行ってから、探索にいく』はダブルアクションとなりますので、不可です。
探索に関しては、今回は積極的に襲ってくる可能性は低いものの、野生のモンスターや危険な植物がいます。

どちらのパートにおいても、原則、イエニチェリが陣頭指揮を執ることとなります。
協力したいイエニチェリがいる場合は、アクションにお書き添えください。

また、フラワシについてですが、基本的に「グランドシナリオ限定」の能力であるということもふまえ、当シナリオでは使用することはできません。ご注意ください。


なお、薔薇の学舎においては、BL要素がある場合もあります。不可の場合は、そのようにアクションにお書き添えください。

皆様のご参加をお待ちしております。

▼サンプルアクション

・ウゲンの配下を倒す

・イコンに乗って戦う

・図書館で、古文書の謎を解く

・古文書に示されているという洞窟を探す

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2011年03月03日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2011年03月04日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2011年03月08日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2011年03月28日


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