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【戦国マホロバ】壱の巻 葦原の戦神子と鬼の血脈

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【戦国マホロバ】壱の巻 葦原の戦神子と鬼の血脈

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シナリオガイド【イコン参加可】

~マホロバの戦国時代を駆け抜けよ!
シナリオ名:【戦国マホロバ】壱の巻 葦原の戦神子と鬼の血脈 / 担当マスター: かの




【マホロバ暦1185年(西暦525年) 2月10日 16時14分52秒】

 時は戦国――
 四方ヶ原(しほうがはら)に怒号と軍馬の蹄の音が鳴り響きます。

「追えー!鬼城の首、討ち取れえーい!!」

 最強と謳われる武菱(たけびし)騎馬隊の軍勢は、黒い塊となってなだれこみます。
 草むらの影には身を隠した落ち武者の姿がありました。
 ひどい手傷を負い、刀はへし折られています。

「ここまでか……負け戦とは……つくづく運がないのう」

 その武将、鬼城家当主鬼城 貞康(きじょう・さだやす)は、無念とばかりにその場に倒れ込みました。



【マホロバ暦1185年(西暦525年) 2月15日】
 瑞穂国――


『鬼は……鬼城貞康は退治されたそうな。これよりは、瑞穂の軍神と呼ばるる主(ぬし)の時代がやってこようぞ。瑞穂 魁正(みずほ・かいせい)殿』

 瑞穂国を治める国主は名を呼ばれ、声の主と正面から向かい合いました。
 相手は、仮面をつけているので顔はよくわかりません。

「俺に何のようだ」

『瑞穂の勝利をもっと確実なものにしとうはないか。天下をその手の中に……!』

 声の主は不気味に笑っています。
 魁正は槍を手に叫びました。

「鬼の力なんぞ借りぬ……ここから去ね!」

『ほしくはないか――天下を!!』

 魁正の一撃をするりとかわすと、仮面は高笑いを続けながら闇の中に消えていきました。
 それと入れ替わるように、魁正の実妹である瑞穂の姫君が花嫁衣裳を着けて現れます。

「兄上……わたくしはこれより武菱の大虎の元へ嫁ぎます。長い間お世話になりました」

「他国との政略結婚とはいえ、お前の幸せを願っているのに変わりない」

 姫君は三つ指を突いて、兄である瑞穂当主に向かって頭を下げました。

「わたくしの身一つで瑞穂が磐石となるのでしたら、本望でございます」

卍卍卍


【西暦2022年 1月31日】
 葦原島――


「マホロバの歴史が変わっている? なぜ……どうして?」

 葦原 房姫(あしはらの・ふさひめ)は、自らの手で書き上げたという『御筆先(おふでさき)』に我が目を疑いました。
 房姫の神子としての力は、シャンバラ王国建国を果たした今、すでにありません。
 しかし、その御筆先が何のまえぶれもなく復活したというのです。
 房姫のかつての姿に葦原の民がわきたつ一方で、そこに記されていたものはマホロバの不吉な異変を伝えるものでした。


マホロバ暦一一八五年 鬼城貞康 死去
 マホロバ暦一一九0年 鬼城・葦原の軍勢 崎ヶ原の合戦にて瑞穂の軍勢に敗れる
  マホロバ暦一一九二年 扶桑の噴花 花枯を観測
   マホロバ暦一一九三年 鬼の反乱がマホロバ各地で相次ぐ
    マホロバ暦二六八二年 マホロバ滅亡__


「ここに書かれてあるものは、マホロバの正史とはまるで違います」

 御筆先の最中は意識がなくなるといい、房姫もまったく身に覚えがありません。
 房姫は動揺します。

「……マホロバ歴二六八二年は、西暦にすると二0二二年……すなわち、今年です」

 パートナーである葦原明倫館総奉行ハイナ・ウィルソン(はいな・うぃるそん)も、苛立ちを隠せませんでした。

「何度も危機を救ってきたという御筆先は、葦原にとって絶対的なものでありんしょ? わっちも……妙な胸騒ぎがおさまらないでありんす。至急、マホロバへ知らせを!」

 ハイナの大きな胸も、得体のしれない不安に打ち震えました。


【西暦2022年 2月9日】
 マホロバ――


 そのころ、マホロバ城は将軍付きの御従人(ごじゅうと)が血相を変えて上を下への騒ぎでした。

鬼城 白継(きじょ・しろつぐ)将軍の御姿が見えないだと!? 城内をくまなく探せ!!」

 現在のマホロバ将軍白継はまだ幼く、常に大人の目が離せません。
 側近侍者の話では、白継はまるで雲のように『消えた』というのです。
 幕臣をはじめ要人が忽然と姿を消しており、多くのマホロバ人を未来へと運んでいったという『扶桑の噴花』はまだ続くのかと、人々を恐れさせていた矢先の出来事でした。

 マホロバの幕臣は秘密裏に動き出し、前将軍鬼城 貞継(きじょう・さだつぐ)は極秘に隠密を集め、幼将軍の捜索を命じました。

 その貞継にも異変が起きます。
 朝目覚めると自分の指先が透けて見えました。
 昨日の記憶もおぼつきません。
 貞継は額に手を当て考え込むと、文机から自分の写っている写真を取り出しました。
 貞継はそれをみてどこか妙だと思いました。

「影が……薄くなっているようだ……まるで己の存在そのものが消えていくような」


 扶桑の都では、戦装束に身を包んだ謎の巫女が目撃されました。

「……私は葦原の戦神子(あしはらの・いくさみこ)……マホロバが滅ぶのは、あなたたちのせい……!

 少女は守備兵の追撃を振り切って扶桑の樹によじ登ると、葦原の戦神子と名乗りました。
 少女は、持っている巨大な『筆』で大きな円を描きます。

『時空の月(じくうのつき)』は時代を超える……新月は未来へ、満月は過去へと。噴花が起こった後に来てしまった……もう少し、前の過去からやり直さなくては……」

 円は光の輪となって夜空に月の様に浮かび上がりました。
 少女の小柄な身体がふわりと浮かび、月へ吸い込まれていきます。
 彼女が居た跡にはただ、桜の花びらが残されていました。


【西暦2022年 2月10日】
 葦原島――


 葦原房姫の御筆先はまだ続いています。

『時の月をくぐり……未来から過去へ向かうものあり』とはどういう意味でしょう?」

 房姫が首をかしげ、ハイナも頭をひねりました。

「さあ……わっちにはなんとも。でも、マホロバの上空に新しい月が発見されたとの情報がありんす」

「新しい月?」

「気になったので葦原からも精鋭を送り込んでやす。そしたら……」

「そしたら?」

「月の中に消えていったと。そして円の向こう側に、まるでマホロバの戦国時代を思わせるような風景が見える そうでありんす。これはいったい……」

卍卍卍


【マホロバ暦1185年(西暦525年) 1月24日】
 四方ヶ原――


 轟く軍馬。鎧武者。
 はためくのぼり旗 と刀と槍の小競り合い。
 遠くには鎧武者の姿が見えます。


 月をくぐると――そこは合戦場でした。



担当マスターより

▼担当マスター

かの

▼マスターコメント

■2012年2月10日:追記
MCとLCの行動についての説明を追記致しました。

■2012年2月12日:修正・追記
シナリオガイド本文の日付を修正いたしました(西暦2022年1月9日→2月9日)。
【NPC一覧】に兵力の説明を追記致しました。

■2012年2月15日:追記
シナリオ内でPC達の行ける場所につきまして追記致しました。



 ゲームマスターのかのです。
 マホロバキャンペーンシナリオ【戦国マホロバ】をお届けします。

 今回は約1500年前のマホロバ戦国時代が舞台となります。
 PCは葦原の戦神子が残した『時空の月(じくうのつき)』をくぐって、過去へと向かいます。
 到着した先は、ガイド冒頭で鬼城貞康が倒れるよりちょっと前。
 御筆先で貞康死去が示された約二週間前の過去です。


※このシナリオには以下の注意事項がございます。

・戦国時代のマホロバでは、携帯電話やインターネットの使用はできません。
情報伝達手段は「のろしやラッパなど」戦国時代ならではのものとなります。
移動手段も馬や徒歩などです。

・『時空の月』を通って持って行けるものは、「装備しているもののみ」です。
イコンも行くことはできますが、稼働時間は限られます。
鬼鎧は『鬼の血』を入手することができれば、その限りではありません。

・PCは必ず2022年の現在から『時空の月(じくうのつき)』を通って、戦国時代へタイムワープします。
1500年前のマホロバ世界側にPCを作成することはできません。

・同じ時間、同じ場所に、同じ人物が同時に存在することはできません。
その場合は『一人に同化』されます。
記憶は『時空の月』をくぐってきたPC側にあるとします。

・今回『時空の月』は、『マホロバ暦1185年(西暦525年)の四方ヶ原』と『西暦2022年のマホロバ』に繋がっています。
注意書きにありますように、同時間・同場所・同じ人物が出会うと、『一人に同化し、記憶は時空の月をくぐってきたPC側の記憶』になります。また、アクション(行動)できるのも時空の月をくぐってきたPCのみです。
同化することによって特別に情報が手に入ったり、ゲーム上有利になることはありません。


・PCの目的は『過去を取り戻しマホロバの歴史を新たにつくる』ことです。
ただし、歴史をゆがめようと過度に干渉しすぎると、その時代から弾き飛ばされる場合があります。

・MCとLCは同じ時代にいるようにしてください。過去、未来での別行動はダブルアクションに含まれます。


 この【戦国マホロバ】シリーズは、一話完結の数話構成となっています。
 (※予定は変更される場合もあります)
 各校の参加制限はありませんが、抽選となった場合は葦原明倫館生が受かりやすくなっています。

【戦国マホロバ】第壱巻 マホロバ暦1185年頃のシナリオ
【戦国マホロバ】第弐巻 マホロバ暦1189年頃のシナリオ
【戦国マホロバ】第参巻 マホロバ暦1190年頃のシナリオ
【戦国マホロバ】第四巻 マホロバ暦1192年頃のシナリオ

 後ほどマスターページに年表や設定を載せる予定ですので、アクションの参考にしてください。


 マホロバの戦国時代を駆け抜け、新たな時代をつくりましょう。
 皆様のアクションをお待ちしています。


【NPC一覧】

(マホロバ暦1185年)
鬼城貞康(きじょう・さだやす)……鬼城家当主。鬼の血脈を受け継ぐもの。正史ではマホロバ幕府の初代将軍となったが……?

葦原の戦神子(あしはらの・いくさみこ)……西暦2022年のマホロバに突如現れた少女

瑞穂魁正(みずほ・かいせい)……別称:瑞穂の軍神。瑞穂国国主

鬼子母帝(きしもてい)……鬼城貞康の実母

朱天童子(しゅてんどうじ)……金品を奪うなどして都を荒らしている鬼一族の棟梁

武菱軍騎馬隊(たけびしぐん・きばたい)……戦国最強ともいわれる騎馬軍団

(西暦2022年)
鬼城貞継(きじょう・さだつぐ)……マホロバ前将軍

鬼城白継(きじょう・しろつぐ)……マホロバ将軍。貞継と(SFM0033439) 樹龍院 白姫の子。行方不明

葦原房姫(あしはらの・ふさひめ)……葦原藩姫。『御筆先』が復活

ハイナ・ウィルソン……葦原明倫館総奉行(=校長)。房姫のパートナー

鬼城慶吉(きじょう・よしき)……鬼城御三家の一人。将軍後見職

日数谷現示(ひかずや・げんじ)……瑞穂藩士。瑞穂藩の侍大将

■戦国時代の主なマホロバ勢力

【鬼州国(きしゅうのくに)】(鬼城家)
マホロバの東地方を勢力にもつ

【葦原国(あしはらのくに)】
マホロバの北東地方を勢力にもつ
国主は葦原総勝(あしはら・そうかつ)

【瑞穂国(みずほのくに)】
マホロバの西地方を勢力に持つ

武菱軍 兵数約三万人(騎馬隊含)
鬼州軍 兵数約一万人



【付記】
マホロバ暦1185年 2月
四方ヶ原にて鬼城貞康は、武菱軍騎馬隊三万の兵に追撃されるが、
家臣らの働きによって命からがら逃げおおせ、九死に一生を得る。
貞康はこの時の大敗を生涯肝に命じ、自らへの戒めとしたという。

(出典『まほろば史記』「本紀」巻92 著者不明)

▼サンプルアクション

・鬼城貞康の元へ馳せ参じる

・葦原の戦神子を追う

・瑞穂国に行く

・御筆先を見に行く

▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました)

2012年02月11日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2012年02月12日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2012年02月16日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2012年03月20日


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