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古の白龍と鉄の黒龍 第2話『染まる色は白か、黒か』

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古の白龍と鉄の黒龍 第2話『染まる色は白か、黒か』

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シナリオガイド【イコン参加可】

戦いの風吹くこの世界で、契約者はどの道を選択する――
シナリオ名:古の白龍と鉄の黒龍 第2話『染まる色は白か、黒か』 / 担当マスター: 猫宮烈



●前回のあらすじ

 契約者はミーナコロンが作り出した『深緑の回廊』を経て、『天秤世界』へ旅立ちました。
 比較的状態の良かった建物を改修、長期の滞在を可能にする拠点を整備しました。

 この世界で長く戦いを続けている『龍族』(りゅうぞく)『鉄族』(くろがねぞく)の元へ向かい、それぞれ長であるダイオーティ“灼陽”と対談を交わしました。
 彼らとの話の中で得られた情報はイルミンスールへ送られ、契約者は閲覧できるようになっています。

 また、どちらの勢力にも属さない中立区域では、第三勢力『デュプリケーター』との戦いがありました。
 一部の契約者は、デュプリケーターの重要人物と思われる少女と接触をしたとの報告がもたらされていますが、名前や目的などを聞き出すことは出来ず、またパラミタの巨大生物を手に入れた報告もあるため、今後の動向には十分警戒する必要がありました。

 天秤世界の各地で、過去に生活していた種族の手がかりを発見しました。その殆どは種族は既に滅んでおり、建物や書物が遺されているだけでしたが、細々と生活を続けている種族に会うことも出来ました。
 彼らとの接触が今後、この世界にどれほどの影響を与えるかは未知数です。


 ……そして、契約者の元に龍族と鉄族の両方から、今度実行される予定の作戦への参加の要請がありました。双方が契約者を戦力として取り込み、戦いを有利にしようと目論んでいるように見受けられました。
 果たして契約者は、どちらの勢力に加担するのでしょう。……あるいはどちらの勢力にも付かず、独自の道を選択するのでしょうか――。


●イルミンスール魔法学校:校長室

 ――そこでは主要人物が集まり、今後の方針を決定する重要な話し合いが持たれていました。

「やはりというか当然というか、龍族と鉄族のそれぞれが、我々契約者を仲間に迎えようとしてきたな。しかも作戦の決行日が同日とは……これが偶然かどうか疑わしくなってくるわい」
 アーデルハイト・ワルプルギス(あーでるはいと・わるぷるぎす)が呟き、用意したスクリーンに天秤世界の地図と、龍族と鉄族を代表してやって来たケレヌスヴァランティ“紫電”“大河”から説明された作戦概要を映し出します。
「龍族はこの観測所、『龍の耳』に戦力を集結させ、中立区域を抜けて鉄族の勢力圏に侵入、この地点にある『ポイント32』を制圧して橋頭堡とする心積もりのようじゃな。
 一方鉄族はこの観測所、彼らが『ポイント64』と呼ぶ場所に一旦戦力を集め、やはり中立区域を抜け龍族の勢力圏に侵入、この地点にある観測所『龍の眼』を制圧して橋頭堡とする作戦じゃ」
 アーデルハイトの杖の動きに合わせて、戦力の集結場所、侵攻ルートと襲撃場所が指示されていきます。両者の作戦は現段階では、目的がほぼ同じであるように思われました。
「……さて、この状況に対し我々は、どのように行動するべきかじゃが――」
 アーデルハイトが杖を振り、スクリーン上に別の色で契約者の拠点に丸が付けられます。
「我々の目的は、この世界での戦いを終わらせることじゃ。終わらせる方法は1つとは限らんじゃろうが、我々の方針は
 『龍族、鉄族どちらの勢力にも属さず、双方の戦力を均等に減じる』
 とする。……エリザベート、ミーナとコロンが話した天秤世界についての事、覚えておるな?」
「ふぇ? な、何の事か分かりませんけどぉ、
 『――この世界は天秤
  天秤の上には莫大な富が乗り
   天秤を傾けた者が富を得ることが出来る――』

 ですかぁ?」
 話を振られたエリザベート・ワルプルギス(えりざべーと・わるぷるぎす)が答えると、アーデルハイトはそれが正解と言うように微笑を浮かべて頷き、言葉を続けます。
「過去、この世界では何度も2つの種族による戦いが行われ、必ずどちらかが勝ち、どちらかが負けた。必ず天秤は“傾いている”わけじゃな。
 我々が龍族か鉄族、どちらかの勢力に属してもう一方の勢力を滅ぼす、それもある意味では戦いを終わらせる手段じゃ。
 じゃがそれではおそらく、根本的な解決にはなるまい。ならばこう考えよう、天秤を“傾けない”事が戦いを終わらせる手段になりうるのでは、とな」
 言い終え、アーデルハイトが各人に目を向けます。質問をするようにはい、と手を挙げたリンネ・アシュリング(りんね・あしゅりんぐ)が話し出します。
「アーデルハイト様。方針は分かりましたけど、そんな事をして天秤世界の方は大丈夫なのかな?
 世界の崩壊が進んじゃったりしたら、もっと大変な事になるかもしれないって思うんです」
 リンネの質問に、アーデルハイトの代わりにミーナが答えます。
「君たちの調査結果を元にして、僕たちも色々とあの世界が存在している理由を考えてみたんだ。多分あの世界は、『必要悪』とでも言うのかな、より悪い事態にならないように歯止めとして存在しているんじゃないかなって思うんだ。
 龍族も鉄族も、もし天秤世界にやって来なかったら元の世界で、多くの人を殺してしまってたかもしれないでしょ? それはきっと世界にとって、“より悪い事態”だと思うから」
 龍族も鉄族も、天秤世界に“落とされる”前の世界では『被支配階級からの脱却を目論む戦い』を起こしていました。
 きっと、彼らの行動が続けば、その時の世界にとって致命的な影響を及ぼす。だから彼らは天秤世界に落とされた。ミーナはそう考えたのでした。
「なるほど……あれ? 今の話だとじゃあ、龍族や鉄族を天秤世界に向かわせた“誰か”が居るはずですよね? それは一体――」
「……世界樹が関わっているのは確かな気がするけど、どのくらい関わってるのかは分からないよ。
 それにもうここまで来ると誰が、というよりは“理”の話になってきちゃう。突き詰めれば突き詰めるだけ、どこまでが正しくでどこまでが間違いか、分からなくなってくる」
 フィリップ・ベレッタ(ふぃりっぷ・べれった)の問いに答えたミーナの顔には、それまで見せたことのないような憂いが漂っていました。
 コロンが心配して声をかけようとした所で、雰囲気を察したフィリップが話を切り替えます。
「じゃあ、もしそうだとして、天秤世界が無くなったとしたら……?」
「えっと……今度同じような事態になった時には、皆さんが解決しなくちゃいけないと思います」
 コロンが回答すると、ニーズヘッグが腕を組んで面倒臭がるように口を開きます。
「おいおい、そりゃいくらなんでもメンド過ぎねぇか? ヘタすりゃ今日はあっちの世界、明日はそっちの世界に行け、なんてことになっちまわねぇか?」
「ふむ……今の所、天秤世界での出来事がイルミンスール以外の世界樹に影響を与えているかどうかは判明していない。
 天秤世界での戦乱がいつ、どのくらいの間行われていたか。そしてその戦いがこちらの世界樹にどのような影響を与えていたかを知る必要がありそうだな」
 アメイア・アマイアも口に手を当て、思う所を口にします。
「……ま、何をするにしたって問題アリなのは分かったわ。
 でも結局、何とかしなくちゃいけないんなら、どっちか片方に付いてもう片方をぶっ飛ばすよりは、両方ぶっ飛ばした方がいい気がするわね。……あ、もちろん、ぶっ飛ばさなくて済むならそれでいいって思ってるわよ?」
「そうだな。これから先一戦も戦いを起こすことなく戦いを終えることが出来ればそれが最善なのだろうが、向こうは既に長い間戦ってきた関係だ。
 戦いを避けるのが難しい中、俺達の立場を定めるのならば……第三者立場を維持するのが最善策に思えるな」
 カヤノ・アシュリング(かやの・あしゅりんぐ)ケイオース・サイフィード(けいおーす・さいふぃーど)が自らの意見を口にし、他の精霊長、サラ・ヴォルテール(さら・う゛ぉるてーる)セリシア・ウインドリィ(せりしあ・ういんどりぃ)セイラン・サイフィード(せいらん・さいふぃーど)は二人の意見に同意する旨を伝えます。
「……パイモン、あえて尋ねるが、おまえはどう思うか?」
 アーデルハイトがザナドゥの王であり、また息子でもある魔神 パイモン(まじん・ぱいもん)に身体を向け、彼の言動を魔神 ナベリウス(まじん・なべりうす)魔神 アムドゥスキアス(まじん・あむどぅすきあす)も注視します。
「個人としては思う所があるかもしれませんが、イルミンスールとしては母さんの示す方針が現状で最善なのではと思います。
 今この段階で、どちらかの勢力に属するのは柔軟性を失いかねません。最終的に判断する必要があったとしても、その時は遅い方がいいでしょう」
 彼の意見も、アーデルハイトが先に示した方針に沿うものでした。一通りの意見が出揃い、概ね意思統一が図られたのを確認して、アーデルハイトが各人の行動方針をまとめます。
「今した話を、生徒たちにも分かるようにまとめて伝えておく。各自、準備を怠るでないぞ」


「必要かもしれないと思って、エールラインの整備は進めておいたんだな」
「わたくしもお手伝いしました。気をつけてくださいね、フィリップさん、リンネさん」
「ありがとうございます、ルーレンさん。モップスも!」
「はい、行ってきます」
 ルーレン・ザンスカール(るーれん・ざんすかーる)モップス・ベアー(もっぷす・べあー)によって整備されたイコン、『エールライン』を受け取り、リンネとフィリップが天秤世界へ向かいます。
「エリザベート、ミーミル、話がある。私に付いてくるのじゃ」
 一方、アーデルハイトはエリザベートとミーミル・ワルプルギス(みーみる・わるぷるぎす)を呼ぶと、隣の部屋へ移動します。部屋には先に、ヴィオラネラの姿がありました。
「まずは、この映像を見てほしい」
 そう言って、アーデルハイトは置かれていた水晶玉に契約者からもたらされた、デュプリケーターを束ねていると思しき存在の少女を映し出します。
「これは……!」
 一目見て、まず気付いたらしいヴィオラが声を上げ、ネラとミーミルも同様の表情を浮かべます。
「この子、ミーミルに似てますねぇ」
 エリザベートが発言した通り、水晶に映る少女は三対の羽を持ち、漂わせる雰囲気はともかくとして、ミーミルと似た特徴を有しているようでした。
「……今回、エリザベートとミーミルを天秤世界に向かわせた理由の一つは、これじゃ。彼女がおまえたちと同じ『聖少女』なのかどうかは分からぬが、可能性は決してゼロではないじゃろう。
 彼女の力は未だ不透明な部分が多い、十分に気をつけるのじゃぞ」
 アーデルハイトの忠告に、エリザベートとミーミルは険しい表情を浮かべて頷きました――。


●天秤世界:『昇龍の頂』

「ダイオーティ様。『執行部隊』の出撃準備、完了いたしました」
 玉座に座る龍族の長、ダイオーティを前に、『執行部隊』隊長であるケレヌスとヴァランティが頭を垂れ、作戦準備が整ったことを報告します。
「これより我々は『龍の耳』へ進軍、翌日早朝に鉄族勢力圏への侵攻を開始いたします。
 その一方で、『龍の眼』にも部隊の一部を向かわせ、鉄族の対処に当たらせます」
「ご苦労様です。……私達が久しく起こしていなかった大規模な作戦を起こそうとしていることは、おそらく鉄族の方も察知しているはず。同様の作戦を展開してくるでしょうね……」
 憂いの表情を見せ、ダイオーティが息を吐きます。龍族にとっては長らく遠ざかっていた本格的な侵攻、鉄族の侵攻に対し戦力を二分しなければならないことは、不安材料として重くのしかかっていました。
(だからこそ私達は、異世界からの来訪者……『契約者』に作戦の内容を伝え、協力を願い出た。
 もちろん、作戦を知らせることへのデメリットは、理解している。それでも私達は、鉄族に対して有利を確保するために、こうするのが最善だと考えた。
 その判断が正しいかどうかは、私には分からない。長として正しい判断ではないかもしれないけれど……)
 思案に暮れたダイオーティが瞑目し、頭に残る不安を押し込め、目を開いて声高らかに告げます。

「これより、『ヴェルディーノ作戦』を開始する!
 各員、存分に力を発揮し、戦いに勝利せよ!」



●天秤世界:『“灼陽”』

「よーちゃん、出発の準備が出来ましたよ〜」
 どこか上機嫌な“灼陽”を前に、『疾風族』隊長の“紫電”と“大河”が作戦準備が整ったことを報告します。
「手筈は『ポイント64』に戦力の大半を向かわせて、次の日に龍族に攻め込む。念の為『ポイント32』にもいくらか配備して、龍族の動向を探らせる。……アイツらも動きが活発だ、近い内に何らかの作戦を決行する気だと思うぜ」
「うむ。……やはり積極的な行動は、よい。気分が高揚してくる。
 こちらは既に『契約者』の技術を取り入れ、大幅な戦力アップを図った。龍族も同じく契約者への接触を図ったようだが、その前に烈火の如く攻め入り、叩き潰してくれるわ」
 まるで、既に戦いに勝ったような勢いでまくし立てる“灼陽”に、“紫電”と“大河”は心配するような表情で見合わせた後、口を挟みます。
「灼陽サマ、あんまし頼り過ぎンのもどうかと思うぜ。オレのカンじゃあ、アイツら肝心な所で何かやらかしそうな気すンだよ。そりゃあ、オレたちが見たこともねぇようなモン持ってるのは分かっけどさ」
「フフフ、心配するな“紫電”。そんな事は私も重々理解している。
 まずは目前の戦いに勝利することが先決だ。その後で締めるべき所を締めればよい」
 腕を組み、不敵な笑みを浮かべる“灼陽”を見、“紫電”は言い知れぬ不安を覚えます。
(……ま、確かにそうだ。まずは勝っちまうか。考えンのはそっからでも遅くねぇだろ)
 それでも、目前に迫った戦いを前に考えを切り替え、“紫電”が正面を見ます。“灼陽”が腕を前に突き出し、作戦の開始を告げる声が聞こえてきました。

「今より、『オペレーション:529』を発動する!
 龍族をこの地に沈めてやれ!」



●天秤世界:?

「……そう。龍族も鉄族も、動き出しましたわね」
 居並ぶ、姿形もバラバラな者たち――デュプリケーター――を前に、彼らを束ねる三対の羽持つ少女は微笑を浮かべ、背後に控える巨大生物を見据えます。契約者が捧げたその巨大生物は、今や十数体にまで“複製”されていました。
「フフ……この力があれば、龍族と鉄族を“いただく”ことも出来ますわね。彼らの相手はこのモノたちに任せましょうか。
 …………」
 口を閉ざした少女が、暗闇の中、一点を見つめ続けます。やがて口元を歪ませると、その姿は闇の中に消えて行きました――。


 龍族と鉄族の大規模な作戦が、同日に行われようとしています。
 デュプリケーターの動向も気になる中、契約者はどのように立ち振る舞い、そして進むべき道を見つけるのでしょう――。

担当マスターより

▼担当マスター

猫宮烈

▼マスターコメント

猫宮烈です。
新年最初のシナリオ、『古の白龍と鉄の黒龍』、第2話です。どうぞよろしくお願いします。


※以下は、前回第1話でも記載した文です。間が空いてしまいましたので再度掲載しておきます。
今シリーズは6話を想定しており、最終目標は『天秤世界での戦いを終わらせる』となっています。
そして、今回第1話と次回第2話のシナリオで、

●『契約者は龍族陣営に属する』
●『契約者は鉄族陣営に属する』
●『契約者はどちらの陣営にも属さない』

のいずれかの方向に決定する予定となっています。

最終目標を達成するためにどの方法が最も相応しいか、よく考えた上でアクションを決定してみてください。
もちろんこれは一つの指針ですので、『自分のキャラはどうであれこう動く』という方針のアクションも歓迎です。


※ここから今回の内容になります。(一部、前回と重複している文があると思います)
前回のシナリオで判明した天秤世界の様子、龍族と鉄族についてや、更新された地図はマスターページに載せてありますので、そちらを確認しながらアクションをかけていただければ幸いです。


『MCが天秤世界で行動する、LCはイルミンスールで行動する』等の別行動を、今回のシナリオでは認めます。
ただし、1回のシナリオ内で『イルミンスールで行動した後、天秤世界へ行く』、もしくはその逆は認められません。これは悪魔の『召喚』等、特殊な移動スキルによる移動でも不可、とします。また、同じ世界間でも1人のMCもしくはLCが『〜へ行った後、〜へ行く』というのは認められません。
1人のキャラクターにつき1つの場所、でお願いします。


天秤世界に向かうNPC、残るNPCの細かな行動予定は以下になります。
なお、これらの行動予定はあくまで暫定であり、PCからのアクションがあった場合はその内容を加味したものになります。PCからのアクションがない場合は、リアクションでの描写がない場合もあります。『NPCの行動は、PCからのアクションがあると発揮され、なければその限りでない』です。

●リンネ・フィリップ・カヤノ・セリシア・サラ
 天秤世界へ行き、主戦場として予想されている『龍の耳』『龍の眼』『ポイント64』『ポイント32』にて、『不利になっている側へ加勢する』行動を取ります。倒されそうになっている相手を助け治療を行ったり、横取りを目論むデュプリケーターから龍族と鉄族を護るなど、防御寄りの行動を予定しています。

 リンネとフィリップは、イコン『エールライン』に搭乗しての行動となります。
 カヤノとセリシア、サラは救助活動を主に担当します。戦いは必要に迫られた時のみ行います。

●パイモン・ナベリウス・アムドゥスキアス
 天秤世界へ行き、主戦場として予想されている『龍の耳』『龍の眼』『ポイント64』『ポイント32』にて、『有利になっている方、もしくはデュプリケーターを攻撃する』行動を取ります。追撃を加えようとする相手を攻撃して行動を中断させたり、横取りを目論むデュプリケーターを排除したりなど、攻撃寄りの行動を予定しています。

 彼らは魔神としての力を有していますが、流石に正面から殴り合っては危険なので、俊敏さを生かしての不意打ち的な行動が多くなるでしょう。

●ニーズヘッグ
 『執行部隊』が集結している拠点『龍の耳』へ向かいます。
 基本は『ヴェルディーノ作戦』に参加し、鉄族と戦う方向ですが、PCのアクションによってはこの方針に沿わない行動になる可能性もあります。

●アメイア
 『疾風族』が集結している拠点『ポイント64』へ向かいます。
 基本は『オペレーション:529』に参加し、龍族と戦う方向ですが、PCのアクションによってはこの方針に沿わない行動になる可能性もあります。

●エリザベート・ミーミル
 二人はデュプリケーターを束ねている少女の情報を得た後で、契約者の拠点に向かいそこの防衛を担当します。
 少女の動向を気にしているようです。

●アーデルハイト・ミーナ・コロン
 アーデルハイトはイルミンスールとクリフォト、ミーナとコロンは『深緑の回廊』の管理を担当します。
 ミーナはこの前の話し合いを経て、色々と思う所があるようです。

●ルーレン・モップス
 リンネとフィリップに『エールライン』を受け渡した後は、ザンスカールで待機です。
 アクション次第では彼らがエールラインに搭乗することもあり得ます。

●ケイオース・セイラン
 イナテミスで待機です。
 事が大きくなった時にカヤノたちと行動を共に出来るように、街の防衛計画をまとめようとしています。

●ロノウェ
 ロンウェルで待機です。
 事が大きくなった時にパイモンたちと行動を共に出来るように、ザナドゥの管理計画をまとめようとしています。

※その他のNPCの行動予定はありません。
 PCがアクションで取り上げた場合は(通信で連絡を取る、等)、それに応じてリアクションに登場します。


今回も『深緑の回廊』を使って天秤世界へ行きます。
『深緑の回廊』は、イルミンスールの天辺から縦に伸びた、深緑の光の柱です。とっても長いので、「自分のイコンは(本拠地なので)大きいから入れないんじゃ」とか「先端から入ることになりそうだからランダムなのかな」とかは考えなくても大丈夫です。あくまでランダム機能は、ランダムで入りたいと思う人が利用していただければと思います。

ちなみに、天秤世界のどこに辿り着くかは、シナリオの挨拶スレッドで挨拶した際のダイス目で決まります。

2:『昇龍の頂』
12:『“灼陽”』
3、4:龍族寄りの中立区域のどこか
10、11:鉄族寄りの中立区域のどこか
5、6:龍族の勢力圏のどこか
8、9:鉄族の勢力圏のどこか
7:根本から入った場合と同じ

書き込めばダイス目が分かると思いますので、それに沿ってアクションを送ってきてください。


なお、『天秤世界』へは『深緑の回廊』以外の手段では行く事ができません。
また、『古の白龍と鉄の黒龍』シリーズ以外では『天秤世界』へ行く事も、『深緑の回廊』を利用することもできません。
シリーズ内では、天秤世界との行き来が可能です。第1話ではイルミンスールに居たので、第2話で天秤世界へ行こう、もアリです。もちろん、今回からの参加も大いに歓迎です。


今回龍族と鉄族はそれぞれ、相手の勢力圏への侵攻作戦を実行しようとしています。
龍族は『龍の耳』に主戦力を集結、鉄族の『ポイント32』の制圧を目的としています。鉄族は『ポイント64』に主戦力を集結、龍族の『龍の眼』の制圧を目的としています。双方とも作戦が行われるであろうことを見越して、『龍の眼』『ポイント32』には守備戦力を配していますが、その数は決して余裕のあるものではありません。

イルミンスールの方針は、契約者はこれら戦場となるであろう場所へ赴き、どちらかが極端に有利にならないように行動することとなっています。これは指針の1つであって強制ではありませんので、頭の隅に留めるくらいにしつつ、アクションをかけていただければと思います。


それでは、皆さまの参加をお待ちしています。

▼サンプルアクション

・龍族の軍勢に加わり、鉄族と対峙する

・鉄族の軍勢に加わり、龍族と対峙する

・第三者勢力の立場を取り、主に攻撃姿勢の介入を行う

・第三者勢力の立場を取り、主に防御姿勢の介入を行う

・その他、自分が決めたことを為す

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2013年01月12日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2013年01月13日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2013年01月17日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2013年02月19日


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