シナリオガイド
光零で一人の青年が失踪した! 事件の真相とは……?
シナリオ名:都市伝説「闇から覗く目」 / 担当マスター:
道化乱師心
大都市・空京の近くに存在する街「光零(こうれい)」。古代シャンバラ王国の遺跡を利用して創られた街は、どこか寂れた雰囲気が漂っています。それでも、遺跡目当ての旅行者や研究者が訪れるため、人の往来は多い……はずでした。
今日の光零はひび割れた石畳の通りには人の気配は少なく、奇妙な緊張感が支配しています。
学生たちが多く集まる食堂「青楽亭(せいらくてい)」でも、お昼時にも関わらず客の姿はまばらです。
そんな静かな青楽亭に、長身痩躯の男が入ってきました。男は街の雑貨店「黒喜館(こっきかん)」の店主で、黒髪に白髪が混じり始めた初老の男です。彼は学生達が並ぶカウンター横の掲示板に行くと、一枚の紙を貼り付けます。骨ばった長い指でチラシを指差し、にこやかに言います。
「君たちも彼を探してみるかい?」
そこには青い瞳の青年の写真があり、写真の上には大きな赤文字で「探しています!」と書かれていました。
事の発端は、新月の夜に地下水路で多数の学生が化け物に襲われた事件です。事件後、地下水路に通じるマンホールは厳重にロックされていました。
ところが、昨日の朝早くマンホールが開けられ、地下水路には破れた白マントが浮いていました。マントの裏地には「ネルソン」とネーム刺繍がされていました。ネルソンは光零に住み、光零議会の議長・シャックマンの息子・ダンロードの友人でした。ダンロードの証言では、ダンロードの家で一緒に酒盛りをしていたネルソンは、酔った勢いで「化け物を退治してやる!」と叫び、議長の家にあったマンホールの鍵を勝手に持ち出したということです。
昼間の捜索ではネルソンは見つからず、光零の議会はネルソンは酒に酔って地下水路に侵入し、化け物に殺されたのだろうと結論を出しました。もうすぐ新月なので、マンホールもロックされました。
しかし、黒喜館の店主はその結論に納得していません。
彼は青楽亭の学生たちに期待し、疑問を投げかけます。
「地下水路の化け物は新月の夜以外に目撃されたことがなく、人を殺した報告もない。化け物を殺人犯に仕立て上げるには……いかがなものだろうね?」
黒喜館の店主は去り際に足を止め、振り返らずに言い残しました。
「……そうそう、議長は金持ちでね。街から少々離れた所に別荘を持っているし、光零にある屋敷には傭兵を住まわせ、罠の仕掛けまであるという噂だよ。それに、今宵は新月……胸騒ぎがするね」
さあ、貴方は真実を暴きに出掛けますか?
担当マスターより
▼担当マスター
道化乱師心
▼マスターコメント
光零は迷路のように複雑なので、黒喜館に行く場合は青楽亭の主人が書いた地図が必要です。地図を貰い忘れると迷子になります。議長の屋敷は街で最も大きく目立つ建物で、迷う心配はありません。遺跡を改造した地下室もあります。
ここでは一か所しか移動することはできません。街から別荘までは距離がある為、黒喜館は行くまでの道が複雑な為、議長の屋敷に行くことはできません。街で迷子になった場合でも同じです。
事件の真相を追うか、光零の街を彷徨うか、黒喜館へ行くのか……。
お好きなコースをお選びください。
▼サンプルアクション
・光零の議長屋敷へこっそり侵入する
・議長屋敷へ行き、侵入する仲間の為にわざと騒動を起こす
・日が暮れる覚悟で街外れの別荘を捜索する
・黒喜館の店主に話を聞きに行く
・光零の街で迷子になる
▼予約受付締切日
(既に締切を迎えました)
2009年08月06日10:30まで
▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)
2009年08月07日10:30まで
▼アクション締切日(既に締切を迎えました)
2009年08月11日10:30まで
▼リアクション公開予定日(現在公開中です)
2009年08月21日