注意点:このシナリオには、グロテスクな描写に加えて多少の残虐シーンがあります。
ホラー的な雰囲気もありますので苦手な人はご注意ください。
蒼空学園の校舎の近くに、死者の強い怨念と妄執によって別離され異界化した場所へ通じるトンネルがあります。
夕方PM16:00にトンネルをくぐると、死者が彷徨うゴーストタウンへ迷い込んでしまう。
ゴーストタウンは漆黒の空に覆われた町。
パラミタにおける地獄の地、ナラカとはまったく別の空間です。
全ての時計が止まり、踏み込んだ者は時間の感覚が狂ってしまうかもしれません。
そこへゴーストの発生原因について調べていた3人の生徒たちが遊び半分で探検に来ました。
1人は、ルフナ・ロード
2人目は、ラビアン・クィーン
最後の3人目は、ジューレ・ジャック
さて、迷い込んでしまった生徒たちはまだ生きているのでしょうか。
どうやらトンネル先にある町は・・・黄泉路に行ない亡者たちが徘徊しているようですね。
しかし恐怖のあまり警察関係者はおろか、行方不明者の親族などの人々もその世界へ入り込むことはできません。
この事件に関わりたくないと言わんばかりに、事情を一切話したがらないようでした。
遊び半分で行ってしまった彼らのために、動こうとしないようす。
きっとゴーストたちが怖いのでしょうね。
ピエロの格好をした体長2mのゴーストが廃校舎内を徘徊しています。
被害者たちはこの化け物に、首を斬り落とされて殺されてしまったようです・・・。
このゴーストは何故か喋りません。
それとも喋ることができないのでしょうか・・・。
身の丈ほどありそうなチェーンソーを持って襲いかかってきます。
身体のない未練のあるゴーストも徘徊しているようですから、憑かれないように気をつけましょう。
このゴーストたちを倒す方法を、廃校舎内の保険室にいる白衣を着た1人の男が知っているようでした。
「まだ誰かこの町に来て犠牲になったやつらがいるようだな」
ヘルド・フランケンは窓の外を眺めながら、タバコをふかしため息をついた。
驚くことに、彼はまだ生きていました。
理由は不明ですが保険室には、なぜかゴーストたちはやはり侵入してこないみたいです。
「そういえば迷い込んできたあいつら、校舎内で8枚のトランプカードを見つけたと言っていたな。
カードは全部スペードらしい・・・。
キング・・・クイーン・・・ジャック・・・、それに10や9・・・8・・・7・・・6のカードだな。
美術室にそのカードが入る丁度いい台座があったようだ。
天井には、真っ赤な色の文字が書かれていたんだと」
その天井にはこう書かれています。
騎士は常に王の右側に控えている。
しかし4人の騎士は王の背後を狙っていた。
女王も王を疎ましく思う。
「カードは50センチの台座の周囲に8箇所差込口があったようだ」
台座の周囲にあるカードの差込口は・・・。
北(前)、北東(右前)、東(右) 、南東(右後)
南(後)、南西(左後)、西(左)、北西(左前)
の8箇所です。
北が一番強く、時計回りの力の強さを表しています。
一番弱いのは、北西(左前)です。
「今回もオレにはさっぱり分からないな・・・。解けるやつなんているのか・・・?」
考えながら言い、ヘルドは保健室の扉を閉めた。
ゴーストクリーチャーには痛覚がないので、急所を攻撃されても追ってきます。
なおゴーストタウンに入った後、すぐに元の世界に返りたい場合はPM17:00までの間にトンネルから外へでましょう。
でないと明け方AM6:00〜AM8:00まで元の世界には戻れません。
興味のある人たちがこの町に、また迷い込んでしまうのでしょうね…。