シャンバラ沿空部に位置し、その領内には蒼空学園がある都市・ツァンダ。
空京が出来るまでは飛空挺の交易により栄えていた都市であり、今もその賑わいが消えたわけではありません。
そのツァンダを治めているツァンダ家の元にひとりの青年が助けを求めてやってきました。
彼の身なりはボロボロで明らかになにか大変な目にあってきた様子です。
そこでツァンダ家の当主の娘ミルザム・ツァンダはその青年から詳しい話を聞きました。
青年の話によれば、彼はシャンバラ大荒野の西端にあるサンドタウンという町からやってきたと言います。
そのサンドタウンとはツァンダからシャンバラ大荒野を往来する商人や旅人、キマクへ向かう巡礼者たちなどが体を休める場所としてそれなりに賑わう町だったそうです。
ですが最近パラ実生を名乗るミスターカメレオンという、カメレオンの形をしたゆる族を中心とした50人ほどの蛮族の集団が町を根城にして周囲で悪さをするようになり、今では人も寄り付かない閑散とした町となってしまったようなのです。
しかもその蛮族たちは町の女性たちを人質として捕らえて町の奥にある屋敷に閉じ込め、自分たちの言うことを聞かなければ女たちを殺すと脅し、町の人々を強制的に従わせているということです。
サンドタウンの男たちは反抗したくとも出来ない状況でしたが、この青年は蛮族たちも寝静まる真夜中に町を抜け出し、危険な夜の荒野を越えて助けを求めてなんとかここまでやってきたというのです。
その話を聞いたミルザム・ツァンダはすぐに動き出し、市中で腕に覚えのある者の募集をはじめました。
ミルザム・ツァンダにはクイーン・ヴァンガードという女王候補親衛隊がいますが、迂闊に動かせばミスターカメレオン一味に感づかれると考えたからです。
それより腕に自信のあるものを雇い、サンドタウンで捕らえられている人を助け出させ、ミスターカメレオン一味を倒そうと思い立ったようです。
というわけで、サンドタウンに平和を取り戻すため、悪党成敗へと向かっていただける生徒さんたちをただいま絶賛募集中です。
腕に自信のある方、悪を許せぬ熱きハートの持ち主などなど奮ってご参加ください!