百合園女学院

　地球人で高校２年生の笹塚　並木（ささづか・なみき）には、憧れの人がいました。その人の名前は大江戸　ゴビニャー（おおえど・ごびにゃー）！過去に名のある大会で幾度も優勝した凄腕の獣人格闘家です。現在は引退してジャタの森で暮らしていると聞きます。中学卒業と同時に彼に弟子入りしようと思っていた並木は、ファンレターを送りまくって認めてもらおうと張り切りました。運動神経の優れていた並木は将来有望とされていましたが、憧れの人から技を学びたかったようです。しかし、ゴビニャーは弟子をとらないと言って認めてくれません。

　弟子入りアピールを初めて１年……一方的に絆を確信している並木は直接ジャタの森に弟子入り志願に来てしまいました。
「師匠〜！！　自分を弟子にしてください！！　あと、サインもください！」
「ひぃぃ！　ついに、本人来ちゃったにゃ……」
　一見、小学生ほどの大きさのトラ猫にしか見えないゴビニャーですが伝説の肉球拳法の使い手として高名な存在です。
「並木君、ここに来てること親御さんは知ってるのかにゃ……？」
「はいっ、探さないで下さいと連絡しておきました！！」
「ニャンデストー」
　並木の熱意に負けたゴビニャーは自分の課題をクリアしたら、弟子入りのテストだけ受けさせてやると約束します。
「あの、大江戸　ゴビニャーと申しますにゃ。お宅のお子さんを預かっておりまして……ち、ちがいますにゃ！　誘拐犯じゃないですにゃ！」
　ゴビニャーが提示した条件とはパラミタの高校に入学することです。並木は親に内緒で高校を退学してしまったらしく、ゴビニャーは何とも言えないプレッシャーを感じました。

　ところで、並木はゴビニャーと正式契約していませんが今まで貯めに貯めたお小遣いをはたいて小型結界装置を買っていました。そのため「今のところは」パラミタに拒絶されずに済んでいます。しかしその状態では長くこの地にとどまることはできません。
「も〜、パラミタに拒絶されたらどうするんだにゃ……。学校決まらなかったらおうちに帰ってにゃ？」
「師匠に心配してもらえて幸せです！　ご期待にこたえるためにも、どっかに入学してきます！
　いいいいいいよっしゃあああああああ！！！！！」
「並木君……こっちの学校、知ってるのかにゃあ」
　砂埃を上げて走って行った並木は、ジャタの森でキャンプをしている生徒たちに出会いました。高名な格闘家が技を磨く修行場としても有名なため、体を鍛えにきている人もいます。
「ねえねえ、転校させてくれる学校ってない！？」
　


　勢いでパラミタに来た並木にはこちらの知識がありません。
　彼が心を惹かれ、入学できる学校を紹介してあげてください。

こんにちは、相馬　円（そうま・えん）です。
今作はオリジナルＮＰＣのいるストーリーです。

登場人物の並木とゴビニャーは現在性別が決まっておりません。
所属学校に合わせてその学校に向いたキャラに育てていくつもりです。
第２回、第３回では並木の所属学校の話を書いていきます。
並木、ゴビニャーのクラスは両方モンクになります。
成績・家柄・容姿はいいほうなので細かいことは気にしなくて大丈夫です。
ゴビニャーに接してもリアクションに反応が出ます。
また、ＮＰＣとは関係なくキャンプを楽しむのも大歓迎です。

キャンプ場はヴァイシャリーの湖付近にあり、キャンプファイヤーや魚釣りが楽しめるところです。
格闘技の修行をするのにも向いた場所で、ゴビニャーも毎朝走りこみをしに来ています。
また、転校の記念にこのシナリオに参加するのもいいと思います。

なので、
「転校のきっかけを探している人」
「修行に関するアクションが好きな人」　に向いています。

いろんな意味でクリエイティブ！
実質、ＮＰＣが所属した学校に担当マスターが１人増えるので
相馬が来ても構わんＹＯ！
そんな人がいたらぜひ遊びに来てください。


【しまうま団・団長ブログ】にて活動報告中

・学校にスカウト！

・ゴビニャーに弟子入り志願をする

・キャンプを楽しむ

・並木に対決を申し込む

・並木を地球に帰らせる