百合園女学院

　
　ヴァイシャリー近くの街、ラテル。
　中心の大通りは、石畳が敷かれて洒落た店が並び、
　奥に入るほどに、素朴な暮らしが営まれ。
　絵本図書館ミルムは、そんなラテルの街の大通りから１本入ったところにありました。


「ハロウィン？」
　サリチェがその言葉を聞いたのは、ミルムに手伝いに来ている生徒から。
「うん。といってもうちの周辺でそういう行事をやってたわけじゃないんだけど。それでもハロウィンの時期になると、あちこちそんな飾りつけがされてたんだ」
　そう言って生徒が教えてくれたハロウィンの行事は、ジャックオーランタンの飾りに、トリックオアトリートと家々を回ってお菓子をもらう子供たち、お化けの扮装。
　聞いているだけでわくわくしてきそうな行事に、サリチェは興味を惹かれました。
　ミルムでもその行事をやってみたら、子供たちが喜んでくれるのではないかと思ったのです。

　けれど、サリチェはハロウィンのことを知りません。
　なので、ハロウィンの行事を知っていそうな人に助力を願うことにしました。

「また学生さんたちに、お手伝いをお願いしてみようと思うの。
　絵本図書館ミルムを、ハロウィンのように飾りつけしてくれる人、
　それから、ハロウィン用のお菓子を作ったり、配ったりしてくれる人。
　ラテルの皆にハロウィンの行事を紹介してくれる人。
　どんなことでもいいわ。一緒にハロウィンを盛り上げて楽しんでくれる人を募って、みんなで楽しみましょう」
　
　
　10月31日。
「トリック・オア・トリート」
「ハッピーハロウィン」
　そんな挨拶が交わされるハロウィンを、今年は絵本図書館ミルムで過ごしてみませんか？
　

　このシナリオの舞台は、以前のシリーズ《絵本図書館ミルム》に出てきた私設絵本図書館とその建っているラテルの街、となります。
　前のお話を読まなくても、このシナリオに参加するにはまったく問題ありません。
　ただ、ここはシリーズに参加して下さった方々がとっても素敵にして下さった場所でもあるので、どんなところなのかな〜と思われた方はぜひ、シリーズのリアクションをご覧下さいませ。

　学校外のシナリオなので、補正等はかけておりません。以前参加して下さった方もご新規さんも、初心者さんから玄人さんまで、どの学園の方でもお気軽にご参加下さいね。
　ミルムに行っていてサリチェから聞いた、知りあいから噂を聞いた、学校にある貼り紙を読んだ、たまたまミルムに行ったらハロウィンをやってた等々、参加のきっかけはいろいろ。
　お手伝い、あるいは楽しむ側に回る、等、お好きに楽しんでいただければと思います。

　ラテルには電気が来ていないのですが、薪オーブンとかはあります。あまり珍しいものは手に入りにくいですが、近くにヴァイシャリーの街があるので、こちらで買って持ち込んで下されば大丈夫かと思います。

　これまで登場したラテルの街の人々の居場所は、
　館長のサリチェは、ちらちらとハロウィンの様子を見つつ、普通に図書館業務をしてるかと。
　本屋のアンゴルは、ちらっと様子を見に来るかも、というあたり。
　援助者のソフィアは、まだ赤ちゃんが小さいので出かけては来ないと思います。
　その他の人々は、家にいたり、ハロウィンを見に来たりとそれぞれ適当に過ごしていますので、ご用があれば話しかけてくださいませ。

　ではでは。
　皆様のご参加をお待ちしております〜。

・街にハロウィンを宣伝しに出かけます

・お菓子や飾りつけを作る

・来館者にハロウィンのおもてなし

・ハロウィンを楽しむ

・それ以外でハロウィンやミルム、ラテルに関わる行動をする