百合園女学院

　シャンバラ地方のツァンダにて奉納祭が執り行われることになりました。
　この奉納舞は、選ばれた巫子が今年一年のツァンダ地方の平和と豊穣を願い奉る祭式の事を言います。

　奉納の舞台には、日本からの交友の証である、桜の御神木がどっしりと根をおろしています。

　選ばれた巫子、または奉納の舞そのものがいつも誰かしらの妨害が起きている事から、選ばれた巫子を護衛する者としてレティーシア・クロカス（れてぃーしあ・くろかす）がいます。

　奉納の舞台となる周辺にの店には、昨年の平和と豊穣の象徴である『羽』と『りんご』のモチーフが売られています。
泉　美緒（いずみ・みお）はレティーシアとは別に会場の警護に当たっています。
　警戒しているのを周囲に知られないよう、訪れる人々に奉納舞の事を教える事でカモフラージュしています。

「この羽はですね、昨年の神に捧げた物のひとつなのですわよ」

　笑顔で美緒は解説をしながら歩を進めていました。

　巫子とレティーシアから少し離れた場所では、漆黒のローブを纏った人物、オスクロ・ソンブラが巫子を見ています。

「祭式なんてくそくらえだ。どうにかして邪魔立てしてくれよう」

　卑しい顔でそう呟くと、オスクロは静かに森の奥へ消えて行きました。

　これからどんな奉納舞が始まるのでしょう？　皆さん、気になりませんか？

　初めまして、この度は「神に捧げる奉納舞」のゲームマスターを担当させていただきました冬神雪羅と申します。
これからよろしくお願いいたします。

　まず始めにこの話の中心人物となるであろう、巫子の選出方法についてご説明させていただきます。
　１．巫子は男女関係なく立候補できます。
　２．立候補の場所は、掲示板の挨拶スレッドとします。
　３．選出方法は、挨拶スレッドに書き込みゾロ目を出した人とします。
　４．もし、ゾロ目が出なかった場合は、８で割り切れる数を出した人になります。

　続いて、このシナリオで出来る事はいくつかありますが、１つに絞ってアクションを掛けて下さい。

１．巫子を守る
　選ばれた巫子を護衛します。
　シナリオガイドに登場しているNPCと一緒に協力して護衛するのも良いですし、掲示板などで相談した後に一緒に行動をすることも良いでしょう。
　誰と協力しても構わないといったようでしたら、こちらで決めさせて頂きます。

２．奉納舞を妨害する
　奉納舞を妨害します。
　ただし、舞台妨害はあくまで神に届ける願い自体が届かないようにすることが目的とします。
　妨害工作がばれてしまった時は戦闘へ持ち越されます。

３．奉納舞の妨害阻止
　美緒をリーダーに奉納舞の妨害者を発見し、祭式を守ります。
　妨害阻止は、シナリオガイドに登場しているNPCと一緒に協力、または単独かPCと手を組んで警戒してもらいます。
　関わりたいPCがいない場合はこちらで決めさせて頂きます。

　それでは、今年の奉納舞を楽しんでくださいませ！

・神の加護を近くで感じたい

・妨害工作を仕組む

・会場を警護する