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Blutvergeltung…導が示す末路

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Blutvergeltung…導が示す末路

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シナリオガイド

W’’ahltenSpaziergangStraβe
シナリオ名:Blutvergeltung…導が示す末路 / 担当マスター: 按条境一


-オメガの屋敷-

 金光聖母が作り出したゴーストは、オメガ・ヤーウェ(おめが・やーうぇ)を守る者たちが全て葬りましたが…。
「―…この場所が襲撃されてしまったということは…。
 ドッペルゲンガーと共にいる方々も、危険な目に遭ってるのかもしれませんわ。
 怪我などしていなければよいのですが…」
 自分と同様、何者かに襲われているのでは…と不安になりながらも、彼らの無事を祈っています。
 少しでも気分を紛らわせてあげようと、獣人は黒き狼の姿になり、ぺたんと床に座ってパートナーと共に皆の帰りを待っています。
「おばさんたちが送りつけてきたヤツらは片付けましたが、封神台に行った人たちは大丈夫なんでしょうか?」
「しかし今、ここを離れるわけもいかないからな。
無事に戻ってきてくれることを願うしかない…」
 屋敷の外を守る者とレヴィアも、封神台へ向かった彼らが今どのような状況なのか、心配でなりません。


-封神台・上層部の中-

 オメガのドッペルゲンガー、アルファは、仲間と共に金光聖母の金光陣の中にいます。
「わたくしと同じ存在だった屋敷にいるオメガを助けるには、十天君を倒さなければいけませんわ。
しかし、残る全員を倒しきれない可能性だってありますの。
その場合…2人ほど倒さなければなりませんわね。
もう1人の存在だった魔女が閉じ込められている術が解けるんですの。
そのためでしたら、わたくしも戦う覚悟がありますわ!」
 己の罪を償うためにも、アルファは金光聖母と戦うことを決意しました。


 一方、自分の友だと名乗る者たちに連れられている妖精アウラネルクは封神台の外へ目指していますが…。
 本当にこの場所は偽りのものなのか…疑っています。
「あの者たちとわらわが友だったと…?
森の中で暮らすようになってから、共にいるのはマンドラゴラだけだったはず…。
しかし…あやつらが嘘をついているようにも思えぬ。
話を聞いていると時々、何か大切なことを忘れてしまったような…そんな気がするのじゃ。
彼らの声が聞こえたりもするのだが、この者たちの話は本当なのじゃろうか…」
 頭の中が霞がかったように、薄ぼんやりと思い出し始めているようです。


-妖精を殺しにきた十天君の状況…-

「フン、仕返しが終わったら別のところですぐにでも、実験を再開してやるぜ!」
「この小生意気なリボンのお嬢さんをムチでお仕置きしたら、そちらに参りますねぇ王天君様♪」
 たかが小娘1人倒すことなんて簡単ですよぉ♪と、趙天君は勝ち誇ったように言い放ちました。
 少女のパートナーは彼女たちの協力者に阻まれ、加勢にいくのは困難のようです。
「フフフ…不老不死となった僕から逃れませんよ?」
 助けになんて行かせない、と行く手を阻んでいます。
 礼青雪吾の方はというと、黒刀を持つ侍と交戦中です。
「あまり長引くと、俺たちも死の幻に捕らわれるかもしれないぞ。
早々に片付けないとな」
「分かってるの…。
お仕事は大事…でも、王天君お姉ちゃんを守るのはもっと大事なの…」
 パートナーに頷くと少女は、十天君のリーダー・王天君に掠り傷1つつけることも許さない、と十天君の敵を睨みつけました。

 董天君の方は、寒氷陣の中で英霊に告白され、一瞬戸惑うものの平静を保ちながら彼と戦闘中です。

 金光聖母は協力者と共に、アルファを守る仲間を排除しようと、金光陣中に取り込みました。
「一刻も早く、妖精を葬らなければならいというに…。
アルファを連れ去り、2度と私たちに歯向かわないように、絶望を与えてさしあげます…」
「アルファさんは絶対に渡しません!」
 アリスの少女はアルファを渡してなるものかと、彼女の手をぎゅっと握りました。
「ろくでもない計画なんかに利用させないわ。
奪うというなら、ここで倒す!」
 魔法学校からやってきた彼女は、あなたを倒してやると怒鳴り散らしました。


 大切な友を守りたい…
 己の欲望を満たしたい…。
 憎い敵を倒したい…。
 様々な思いが封神台の中に集まっています。
 目的はもう決まっているのなら、後は成し遂げたいことを成し遂げるだけです…。

担当マスターより

▼担当マスター

按条境一

▼マスターコメント

シナリオの進行上で回数が変わるので話数未定ですが、Blutvergeltung編でラストの予定です。
暗き森の泣き声からBlutvergeltung…悲しみを与える報復末までの結果を反映したものです。
今回で、オメガと十天君のストーリーは終わりの予定となっています。
どの所属学校でもご参加いただけます。
新規ご参加に関わらず一律、ここまでの大まかな話しの流れを知っているとします。

【注意事項】
研究所付近にいるPCのみ、その領域から出るまで森の香りに幻影を見る可能性があります。
普段から森に出入りしているイルミンスールの生徒は、森に入ってからの道順を覚えるのに有利です。
彷徨ってしまうか不安な方は、魔法学校の人にくっついていくと、アクションにお書きください。
全てのPCの転校状況をアクション内で把握できませんので在籍中に限ります。

・封神台付近と空間内について
現在、数十人ほど封神台の中にいます。
空間内のものを持ち出すと全て無となり消えます。
八卦図の台に乗り侵入し、行ける場所は上層部のみとなります。
中に入ると自分の死期のようなものを見せられたりしますが、実際に死ぬわけではありません。
ですが、身体的苦痛の感覚や精神的苦しみに襲われ、進みづらいでしょう。

アウラネルクがいる領域は、マンドラゴラがいるイルミンスールの森と同じ雰囲気です。
唯一、妖精を連れ出す手段は「「封神計画」封神台の材料を確保せよ」のガイドにあった中の危険な方法…、台の中へ侵入することです。
彼女と仲のいい者が語りかければ、何か思い出すかもしれませんが、記憶が戻る前に連れ出すと欠けた記憶は2度と戻りません。

・WahnsinnigWelt編に、ご参加いただいた方について
リアクションの終了地点にいるところからになります。
たどりつく速さは、研究所の近くにいる者、新規参加者・アルファ側にいた者、屋敷にいる者の順番になります。

・前回からご参加いただいている方について
こちらもリアクションの終了地点からです。

この2話目で封神台や研究所から屋敷に向かって行動したり、逆に屋敷から封神台の中で行動するのは時系列的に厳しいです。
アクションにお書きいただいても描写しきれない場合があります。
ですが、最後の方でオマケシーンが、少しだけあるかもしれません。

MCとLCが一緒に行動し、逸れた描写がない場合、同じ位置にいます。
NPCと行動している描写がなかったり、他のPCと逸れたままのPCは合流出来ていません。
実験によるPCの身体状態は、まだ持続しています。

・研究所付近の森について
その者が抱えているトラウマなどが、幻影となって襲いかかり、道に迷わせようとしてきます。
実体の有無の希望はアクション上でお書きください。
どちらか書かれていない場合、実体のないものとして反映いたします。

・十天君の研究所
全崩壊しています。

【アルファが使う術】
・ウィザードと、近づく者を吹き飛ばす魔法の波動

【MOBの魔女のクラス】
・ドルイドは外の見張りと森の見回りのみ。
ウィザード、コンジュラーは中と外両方います。
ただし、エンドゲームと物質化・非物質化のスキルは使いません。

【出現ゴースト】
全て倒されたのでいません。


【十天君・王天君のクラスと術】
・侍
紅水陣(こうすいじん)
血溜まりの血の池地獄のような空間です。
空間の血と周囲の血液を利用し、亡者の手のようなものを出現させてターゲットを狙い、生きる気力を吸い取ってしまいます。
MC・LCが傷を負わせて相手が逃げたり、封神されたりなどの時、開放。
陣から出るのは自由ですが、術の発動中に入ることは出来ません。

【十天君・金光聖母のクラスと術】
・ネクロマンサー
金光陣(きんこうじん)
ミラーハウスのような空間です。
光の光線を放ち、狙ってきます。
MC・LCが傷を負わせて相手が逃げたり、封神されたりなどの時、開放。
陣から出るのは自由ですが、術の発動中に入ることは出来ません。

【十天君・董天君の術について】
寒氷陣(かんぴょうじん)
雪山・吹雪のフィールドに引き込む感じです。
MC・LCが傷を負わせて相手が逃げたり、封神されたりなどの時、開放。
董天君に開放されるまで、出入り出来ません。
他、氷系の術、武器:槍

陣の術は、術者の意思で解除可能です。

【趙天君のクラス】
・ビーストマスター
武器は鞭と短剣です。

このガイドで終幕の可能性もあるので、ここでやりきりたいという思いのアクションをお待ちしております。

▼サンプルアクション

・十天君を追って封神台の中へ行く。

・成すべきことを成し遂げたい。

・悪役として十天君を守り、封神台の中に入る。

・オメガと皆の帰りを待つ。

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2011年10月18日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2011年10月19日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2011年10月23日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2011年11月10日


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