シナリオガイド
世界を救うため未来からきました。あなたも魔法少女しませんか?
シナリオ名:【新歓】みんなで真・魔法少女大戦!? / 担当マスター:
虎@雪
海京に来ていたあなたの周囲が突如色を失い、灰色へと染まっていきます。
次の瞬間、気怠さに襲われたあなたの身体も、足の先から色を失い始めました。
身体が重く。まるで全身が石になっていくような感覚でした。
その時、頭上で轟音が鳴り響きました。見上げたあなたの目に映ったのは、灰色の空を覆う巨大な鋼鉄の船。
嫌な予感が全身を駆け巡ります。
――何か大変まずいことが起きている。どうにかしないと。
しかし、足の裏が地面に張り付いたように、動かすことができませんでした。
どうにか動かそうと悪戦苦闘するあなた。
だが、どうやっても足を動かすことはできませんでした。
その時、目の前に一人の少女が舞い降りました。
少女は青い長髪を振り乱しながら名乗ります。
「世界の危機に颯爽登場! 魔法少女アウストラリス、見参!」
ババーンとポーズをとってみせる少女。
続いて眼鏡の少女が舞い降り――
「お、おなじく魔法少女ポラリ――あうっ!?」
――顔面から転びました。
「ちょっと大丈夫ですか、ポラリス?」
「だ、大丈夫。着地を失敗しただけ……はう〜」
眼鏡の少女がスカートの埃を払いながら立ち上がります。
眼鏡の彼女は遠藤 寿子(えんどう・ひさこ)。
そして青い長髪の少女はパートナーのアイリ・ファンブロウ(あいり・ふぁんぶろう)でした。
彼女達は今年天御柱学院に入学した生徒でした。
アイリは腕を組んでため息を吐きます。
「やっぱり契約者を間違いましたか? 今からでも他の方に――」
「だ、大丈夫だよ。ちょっと失敗しただけだから、本番はちゃんとやってみせるよ!
最近やっと慣れてきたし、だから魔法少女を続けさせてよ!」
「うっ、うん。まぁ、まだ一か月くらいですしね……」
涙目で必死に訴える寿子に押し切られるように、アイリは首を縦に振っていました。
そんな二人のやり取りを呆然と見ていたあなた。
その様子に気づいた寿子が、慌てて話を戻します。
「ご、ごめんなさい。
えっと改めまして、私がポラリス。こっちがアウストラリス。
地球とパラミタの未来を救うために、魔法少女をやっているの」
寿子はアイリが地球とパラミタが袂をわかってしまった未来からやってきたのだと説明しました。
そして自分達は、未来を平和なものへとするために、日夜魔法少女として戦っているのだと話しました。
「この空間は≪シャドウレイヤー≫と言って、一般の人が活動できない特別な空間なの。
でも魔法少女の私達は別。ほら、アニメとかで主人公達だけが動けるご都合的な結界があるでしょ。あんな感じ」
寿子は手持ちのノートに、漫画のようなイラストを描いて説明してくれました。
「それで≪シャドウレイヤー≫を生み出しているのが、あの戦艦アグニトゥスみたいなの。
放っておいたらこの空間は元の世界を呑み込んでしまうかもしれない。
だから私達はそれを止めようとやってきたんだけど……」
「だけど、私達だけでは力不足なんです」
しょぼんと落ち込む寿子に変わってアイリが話を続けます。
「魔法少女の契約をして日が浅いので、私達だけではこれだけ大がかりな敵との戦いは厳しいんです。
だから、協力者が欲しいと考えていました。
そこで、今回はあなたにも協力をお願いしたく……」
そう言ってアイリは一枚の契約書を取り出した。
「はい! これは魔法少女になれる契約書です!
ここに名前を記入するだけで、一時的にではありますがこの空間で活動できる魔法少女になれるのです!」
自慢げに話すアイリ。
しかし、協力したくてもすでにあなたは手を動かすことができませんでした。
「あ、動けませんか。
でしたら、名前を教えて下さるだけで結構ですよ。これ代筆可能ですから♪」
アイリが犬歯を見せながら笑いかけます。
「頑張って一緒に未来を救いましょう!」
――今、未来を救うべく、魔法少女達の戦いが始まる。
担当マスターより
▼担当マスター
虎@雪
▼マスターコメント
始めまして(人によってはお久しぶりになるのでしょうか)、虎@雪(とらっとゆき)です。
この度は、今年天御柱学院に入学した新入生、遠藤寿子アイリ・ファンブロウのお披露目を担当することになりました。
彼女達の先輩に当たる方はご指導よろしくお願いします。同級生になる方は是非友達になってあげて下さい!
なお、参加制限は設けておりませんので、全力で魔法少女大戦に参加していただければと思います。
●まず初めに
アイリは『地球とパラミタが袂をわかってしまった未来』からやってきました(本人はそう言っていますが、信じる者はほとんどいません)。
今のパラミタを自分がいたような未来にしないよう、平和を守ることが寿子とアイリの戦う理由です。
そして今回の敵は、地球の人間がパラミタの地を踏むことをよく思っていない者達です。
彼らの目的は今のところ分かっていませんが、火種を生む原因になりかねないと、寿子とアイリは止めに行くのです。
●戦いの場に関して
巨大な戦艦アグニトゥスは厚い装甲だけでなく、周囲に特殊なフィールド≪シャドウレイヤー≫を展開し、外部からの攻撃をうけつけません。
そのため、直接乗り込んで内部から破壊するしかありません。
≪シャドウレイヤー≫内では魔法少女とそのマスコット的パートナー以外は活動できず、生徒達の能力値は低下します。
(以下、詳しく解説)
●≪シャドウレイヤー≫内での活動について
≪シャドウレイヤー≫内で活動するには『魔法少女』、あるいはその『マスコット的パートナー』になる必要があります。
元のクラスが魔法少女である場合は、そのままで問題はありません。
それ以外のクラスに関しては、アイリが取り出した契約書にサインをして、限定的に魔法少女となる必要があります。
服装は強制的にそれらしいものになります。
(衣装や色はキャラクターの性格などによって変化します)
そして、魔法少女にはマスコット的パートナーがつきものです!
(ですよね? 疑問があっても強行します)
男性キャラでスカートとかはちょっと……という方はこちらをおすすめします。
(外見は基本的にはぬいぐるみです)
ちなみにメリットは、パートナーがマスコットになることで、≪シャドウレイヤー≫内でおこる能力値の軽減を抑えます。
姿は動物をモチーフしたぬいぐるみで、モチーフにした種類によって能力に変化がおきます。
(例:馬の場合は足が速い。鳥の場合、多少空を飛ぶことができるなど)
また、小さくなるので武器が使えません。素手か魔法で戦うことになります。
後、制限時間をすぎるとスッポンポンになるとか……。
魔法少女一人に対してパートナーが二人以上は可能です。
(能力値の軽減を抑える効果はパートナーが一人の時とかわらない)
しかし、魔法少女二人以上に対してパートナーが一人の場合、能力値の軽減を抑える効果は、片方あるいは無効になります。
また、了承のうえで他のプレイヤーをパートナーにすることも可能です。
●内部での活動
行動は次のようなものが考えられます。
・戦艦アグニトゥスの動力炉の破壊および、艦橋の制圧。
これは一番守りが硬く、激しい戦闘が予想されます。
ですが動力炉を破壊し、戦艦を落とせば戦いを収束させることが可能です。
・人身売買のために連れ去られた一般市民の救出。
救出するには、門番である≪黒鉛製ケルベロス≫を倒す必要があります。
・≪シャドウレイヤー≫発生システムを止める。
発生システムは動力炉と別の場所にあります。これを壊せばプレイヤーは能力値の軽減を受けずに戦えます。
ルートが複雑なため、マスコット的パートナー達が排気口などを進んでいくのがベストとなります。
・その他
混乱した戦艦の内部でどう行動し、どうこの戦いを収めるか。
それは魔法少女になった(マスコットも含め)皆様の行動しだいです。
さぁ、僕と契約して――げふんげふん。。。
▼サンプルアクション
・仕方なく手伝う
・≪黒鉛製ケルベロス≫の研究がしたい
・仲間が戦いやすいようにする
・寿子とアイリと仲良くしたい
▼予約受付締切日
(予約枠が残っている為延長されています)
2012年04月26日10:30まで
▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)
2012年04月27日10:30まで
▼アクション締切日(既に締切を迎えました)
2012年05月01日10:30まで
▼リアクション公開予定日(現在公開中です)
2012年05月17日