百合園女学院

　
「……っ！」
　学院を出て一人夜道を歩いていたソフィア・アントニヌスは突然、殺気と共に振り下ろされた剣を自らの剣ではじきました。
　そのまま後ろに下がると剣を構えたまま油断なく辺りを見回します。
「ほぅ……さすがですね」
　どこからともなく聞こえてくる声にソフィアは気配を探りました。
「ご覚悟を！」
「そこかっ！」
　斜め後ろから響いた声に、ソフィアは剣を振り下ろします。
　と、その茂みから一人の男が現れました。
「貴様……何のつもりだ……！」
　その男の姿を見たソフィアが驚きの声を上げた隙を突いて男はソフィアとの距離を取ります。
「あなたには、この地で死んでいただかなくてはなりません。どんな手を使ってでも！　近いうちにまた、必ず」
　それだけ言い残すと男は闇の中へ消えてゆきました。

「何が起こっている……？」
　茫然と呟き手元の剣を見つめるソフィアでしたが、一つ息を吐くと空を見上げました。
「どんな手を使ってでも、か……命を狙われる私個人の理由に覚えはないが、家名から狙われても不思議ではない……、しかし、戦えぬ者たちを巻き込むわけにはいかない。また、彼らに協力してもらうしか、ないな……」

　数日後、ソフィアは自らが主催する「交流会」と称したティーパーティーの実施を学校問わず幅広く告知しました。
　自身がなぜか刺客に狙われていること、そして今回のパーティーはその刺客をおびき寄せ倒すための罠である旨をさりげなく添えて。

「皆が集まるパーティー会場……狙いにこないはずがない」
　
　命を狙われる理由には覚えはありませんが、家名から狙われる可能性は考えられるのです。
　こうなった以上は、やられる前にやるしかない、そんな決意を秘めて、ソフィアは会場探しに動きはじめました。

こんにちは。花井です。
【ぷりかる】ソフィア・アントニヌスのシナリオです。
基本的にはパーティーの「準備」「当日の参加」「片づけ」ができます。
ただ、極力作戦が刺客にバレないようにするため複数の作業への参加はご遠慮いただけますと幸いです。
（例：ソフィアとともに「準備」をする場合は、当日の参加や片づけはできません。
　もし「準備もして当日も参加する」など複数作業に参加されるアクションをいただいた場合はこちらで参加パートを選択させていただきますのでご了承いただけますと幸いです）
皆様のお力で、ソフィアのティーパーティーをいろんな意味で盛り上げてくださいませ！

■準備
・ティーパーティーのための準備をする（買い出しやセッティング、料理やお茶選びなど）
・会場内に罠をセッティングする

■当日
・純粋にティーパーティーを楽しむ
・刺客の気配を探りつつ、現れた場合に攻撃したり、他参加者を守る

■片づけ
・会場の後片付け

※ソフィアは主催者としてすべての作業に参加します

どうぞよろしくお願いいたします。

・パーティーの準備をする

・片づけをする