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珍味を求めて三千里?

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シナリオガイド

新年会開催! しかし料理は自前?! レアな食材を手に入れて豪華な料理を作ろう!! 
シナリオ名:珍味を求めて三千里? / 担当マスター: RED

 蒼空学園、大講義室にて。



「ちょっとキロス、座ってないでこっちを手伝いなさいよ!」

「へいへい。ったく、面倒だな……」



 夏來 香菜(なつき・かな)の叱責が飛び、キロス・コンモドゥス(きろす・こんもどぅす)が渋々腰を上げます。

「まったくもう……ただでさえニルヴァーナとシャンバラを往復していてあまり時間も無いってのに……」

「香菜、テーブルの設営終わったわよー」


 テーブルを並べていた雅羅・サンダース三世(まさら・さんだーすざさーど)金元 ななな(かねもと・ななな)が香菜の元へ駆け寄ってきました。

「食器の準備もななな達がやっておいたよ! 後は料理が届けば準備オッケーかな?」


 整列しているテーブルには全て可愛らしいテーブルクロスがひかれ、また隅の方のテーブルには沢山の食器が。

 今日はここで『新年会』が開かれるのでした。

 そしてこの新年会のメインは料理。今回注文したのは、珍味と呼ばれる食材を使った非常に珍しい料理です。


「それにしても、料理はまだ届かないのかしら? もう到着してても良い時間のはずなんだけど……」

 雅羅がそう言った時です。

 どたどたと騒がしい足音を立てて、一人の男性が大講義室に飛び込んできました。

 そして……



「ええっ!? それじゃ料理が準備できないっていうの!?」



 香菜がそう叫び、頭を抱えます。

 話によると、料理を運んでいた車が途中で事故にあい横転。積んでいた料理はみんなひっくり返り、駄目になってしまったとの事。

 しかも、今回注文した料理は希少な食材を使ったもの。

 これから作り直すだけの材料は残っていないのだそうです。

 慌てて近くの店に電話をかけてみるものの、どこも年始で閉店中、もしくは予約が一杯で急な注文は無理、と断られてしまいます。

「もうっ、なんでなの!? また私の『災厄体質』のせいだっていうの!?」

 自身の災難体質を嘆く雅羅。

「どうすんだ香菜。中止か?」

「ここまできて中止なんてできるわけないじゃない! 珍しい料理を準備します、って皆に言っちゃったのよ? 他校の生徒も参加OKにしちゃったし、もうここに向かってる人だっているかもしれないんだから……」

「じゃあどうすんだよ? 店はどこも無理だっつーし……何ならオレ達で料理作るか? 全員分」

「馬鹿なこと言ってんじゃ……」

 茶化すキロスを咎めようとした香菜が、ふいに言葉を途切らせます。

「……そうか、その手があったわ」

「え?」

 首を傾げるキロス、雅羅、ななな。



「頼んでた業者は駄目、他の店も無理……だったら、残る手段は一つだけ。私達で料理を作るわよ! もちろん、参加するほかの生徒も一緒にね!!」





担当マスターより

▼担当マスター

RED

▼マスターコメント

こんにちは、REDです。
この度は「珍味を求めて三千里?」のシナリオガイドをご覧頂き、ありがとうございます。

皆さんはNPCと一緒に食材を集め、そして集めた食材でおいしい料理を作ってください!

今回、香菜達が料理を頼んでいた業者が、近くで手に入れられる『珍味』の情報を教えてくれています。
また、お詫びに珍味の生息する場所への移動、食材の運搬を手伝ってくれるとの事ですので、このシナリオでは運搬、移動の方法につきましては考える必要はございません。

近くに生息する珍味については以下のようになっています。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


暴れ鬼牛
 ツァンダ東の森の奥に生息している大型の牛の魔物です。
 頭に歪な二本の角を生やし、非常に獰猛な性格をしていることからこの名が付けられました。

 個体数は少ないものの非常に危険な魔物です。
 しかしその肉は脂が乗っていて非常に美味と言われており、その肉欲しさに森の奥に踏み入る命知らずが後を絶たないという噂です。


黄金兎
 こちらは鬼牛と違い、比較的森の浅い地域に生息しています。
 肉は臭みが無く、またやわらかくてどんな料理にも適している為、女性からの人気が高い希少食材です。

 見た目は金色の毛並みを除けばただの兎と同じ。特に危険な動物というわけでもありません。

 この兎の厄介な点は、その逃げ足の速さにあります。
 その速さは、走りに自信のある人間が全速力で追いかけてもあっという間に距離をあけられ見失ってしまうほど。
 また耳も非常に発達しているため、姿を目にすることができただけでもかなりの幸運でしょう。


ワイバーンの卵
 ツァンダ南に位置する山岳地帯に、ワイバーンと呼ばれる小型の飛竜が巣を作っています。

 ワイバーンの肉自体は非常に固くあまり美味ではないのですが、その卵となれば話は別。
 巨大ながらもクセがなく、栄養価たっぷりのその卵は美食家達に非常に人気があります。

 しかし、親の飛竜達に見つからずに卵を盗むのは至難の業。
 さらにワイバーンの巣は大抵切り立った崖に作られており、そこに辿り付く事さえ難しいでしょう。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 NPCにつきましては、香菜&キロスが食材集め、雅羅&なななが料理を手伝います。

 学校の家庭科室を使う許可は貰っていますので、コンロや調理器具は揃っています。
 また香辛料や普通の食材でしたら近くの店で手に入れることができます。

 しかし、雅羅は自分でも認めるほどの『災難体質』。

 彼女に料理を任せるのはやや不安です。


 誰かがフォローに回ったほうが良いかもしれません。



▼サンプルアクション

・ワイバーンの卵を探す

・料理担当

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2013年01月07日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2013年01月08日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2013年01月12日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2013年01月24日


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