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こどもたちのハロウィン

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シナリオガイド

お菓子をくれない大人には、悪戯をしちゃいましょう!
シナリオ名:こどもたちのハロウィン / 担当マスター: 川岸満里亜


1アカウントにつき1キャラクター限定シナリオです。マスターコメントをご確認の上、ご参加下さい。

 イルミンスールの森の中に、古代シャンバラ時代から生きている魔女リーア・エルレン(りーあ・えるれん)が暮らす家があります。
「材料の調達に苦労したけれど頑張った甲斐があったわ」
 部屋から窓の外を眺めながら、リーアは満足げに微笑んでいます。
「賑やかなパーティになりそうですね。料理の準備、間に合いますかしら」
 キッチンで下ごしらえをしながら桜谷 鈴子(さくらたに・すずこ)が言いました。
「鈴子おねぇちゃん、私もてつだうよ? 手、とどかないけどとべるから!」
 ライナ・クラッキル(らいな・くらっきる)が、鈴子に小さな手を伸ばしてきます。
「ううん、今日は大人の私達が子供達にご馳走を作ってあげる日なの。だから、ライナも外で遊んでらっしゃい。ミルミの面倒も、見てあげてね」
「はあい。ミルミおねぇちゃん、おてんばだから、しんぱいだもんね!」
 元気に返事をすると、ライナは玄関から外へ駆けていきました。
 ライナはハーフフェアリーの小さな女の子です。
 今日はパートナーで保護者の鈴子と、姉のような存在のミルミ・ルリマーレン(みるみ・るりまーれん)と一緒に、森の中のハロウィンパーティに出席するために、やってきたです。
 家の外には、話を聞いて訪れた沢山の子供達の姿があります。
 集まった子供達の中では、ライナは年長さんです。
 だから、今日はお姉さんとして、小さな子を助けてあげたり、面倒をみてあげなきゃと思っていました。

 広い庭には、落ち葉の絨毯が敷かれています。
「おかしをくれないと、イタズラしちゃうぞ〜」
「ミルミは、イタズラしてからおかしもらうー!」
 ぐるぐる眼鏡の白いお化けの格好の男の子と、くりくりお目目の妖精の格好の女の子が、優しそうな青年――ファビオ・ヴィベルディ(ふぁびお・う゛ぃべるでぃ)を追いかけています。
「つかまえた」
「つかまえた〜。えーいっ」
 男の子は青年の足にぎゅっとしがみつき、女の子は青年のズボンのベルトを取ろうとします。
「こらこら。お菓子あげるから、悪戯はやめてね」
 微笑みながら言い、ファビオは自分を捕まえた子供達にキャンディを上げました。
 変装をした子供達は、訪れた大人にお菓子をねだることができるのです。
 お菓子をくれなかった大人には、悪戯をしていいことになっています。

「いたずら用に、これもっていこうぜー」
「おとなのふくの中にいれてやるんだ、ひゃっはー」
「あっちのほうにもっとあるぜっ」
 ガキ大将の男の子が、友達と一緒に森の奥に行こうとしています。
「これよりさきはたちいりきんし!」
 黒髪をポニーテールにした小さな女の子が、回り込んで仁王立ちして立ち塞がります。
「なんだよ、うるせぇよ」
「じゃまなんだよ、チビ!」
 男の子達は、乱暴に女の子を振り払います。
「ダメっていってるのが、わからんのかー! たわけものー!」
 女の子は男の子達を追いかけますが、男の子達に、足をかけられて転んでしまいました。
「ちーびちーびちーび」
「これやるよ〜」
 そして、背中にいがぐりを沢山入れられてしまいました。

「私のかわりに、おかしをぜんしゅるいあつめてくるですぅ!」
 ロングウェーブの女の子が、子供達に命令をしています。
「はやくもってきなさい。もってきた子は、とくべつにタダで列車にのせてあげるわ」
 もう一人、なんだか偉そうに子供達に命令している女の子がいます。こちらの女の子は目にサングラスをかけています。
 でも子供達は遊ぶのに夢中で、2人の命令を聞こうとする子はいません。
「カンナにはまけないですぅ。私のほうがたくさんおかしをあつめるです!」
「まほうつかえないあなたなんて、取るに足らないわ。もちろん、もともとライバルでもなんでもないけど。……そこのあなた、はやくもってきなさい」
 自分で貰いにいけばいいのに、少女達は命令して他の子供達を動かそうとし続けています。

「きさま、かしをもってるな? もらってやってもいいぞ」
「べつに、おかしがほしいわけじゃないんだからね。くれるっていうから、しかたなくきただけなんだからっ」
 吸血鬼姿のピンクの髪の男の子と、ツインテールの魔女っ娘が、ツーンとした顔で、テーブルの準備をしていたお姉さん……李 梅琳(り・めいりん)に言いました。
「いいわよー。でもその前に、行方不明の男の子探してくれるかな? 見つけてくれたら、お菓子沢山あげるわよ」
 梅琳はそう言って、子供の写真を見せました。
「着替えてくるって言って家に向かったまま、帰ってこないの。仮装に迷ってるのかもしれないわ」
「ふん、めつきのわるいおとこだな」
「デビルのふくとか合いそうじゃない?」
「いや、ピエロとかにしたほうが、いいだろう。こんなかおじゃ、だれもちかづいてこないだろうからな」
 写真を見ながら、男の子が言うと、
「ひとのこと言えないとおもうけど……」
 ぼそりと女の子がいいました。
「なんだ?」
「な、なんでもないわよ。おかしがほしいわけじゃないけど、とくべつにみてきてあげるわっ」
「かしなんかにきょうみはないが、いたずらはめんどうだからな。さがしてきてやろう」
 女の子と男の子は目つきの悪い男の子を探しに家に向かいました。

 家の中には、子供用の衣装が置かれた部屋があります。
 ここで、子供達は仮装をしてから、大人達にお菓子を貰いにいくのです。
「このふくなんてどうだ?」
 パンツとランニング姿の茶色い髪の男の子が、大人しそうな女の子に、お姫様の衣装を見せました。
 女の子は隅っこで首を左右に振ります。
「じゃ、これは? これなんかもいいぞ〜」
 魔女や天使や妖精など、いろいろな衣装を勧めるも、女の子は首を横に振るばかりです。
「どういうのがいいんだ?」
 困り果てて男の子が聞くと、女の子は可愛いクマの着ぐるみをぎゅっと掴みました。
「これ着るのか?」
 尋ねると、女の子はまた首を横に振ります。
「……もしかして、オレに着ろと?」
 その言葉に、女の子は首をこくこく縦に振りました。
「しょうがねーなー」
 と、男の子は笑って、着ぐるみを着ました。
「くまさん、かわいいです」
 女の子はようやく、ほんわり笑顔を浮かべました。
「それじゃ、おかしもらいにいくぞー。いたずらもするぞ〜。おまえもはやくふくえらんでこいよな!」
 そう言うと、男の子は先に外に向かって行きました。
 女の子はにこにこ見送った後、隅っこでしゃがみこみました。
「かわいい、ふく。ふくをきたひとたち、みてるだけでいいんです……。あなたも、ですか?」
 同じように隅っこにいた目つきの悪い男の子に話しかけると。
「いいふくがない。おばけのふくヤダ!」
 ぷいっと男の子は顔を逸らしました。

「暗くなってきましたわね。明かりを付けましょう」
 鈴子は手を拭いて外に出ると、ジャック・オ・ランタンや、照明をつけて庭を照らしました。
 子供達は楽しそうに庭や池の辺で遊んでいます。
「池や森に入ったらダメですよー。お菓子を沢山もらって、楽しいパーティにしましょうね」
 鈴子が子供達にそう声をかけると、沢山の明るい返事が返ってきました。

 魔女、リーアの家に訪れている子供達は、鈴子の良く知る人物ばかりです。
 誘った友人達の他、イルミンスールにあるとある喫茶店や、魔法学校に訪れていた者達も招いて、野外でハロウィンパーティを行うことにしたのです。
 ハロウィンを真に楽しむには、子供が必要というリーアの意見により、訪れた人達は薬で子供の姿に変えられています。
 身も心も子供に戻って、今日は思う存分、めいっぱい楽しんでくださいね!

担当マスターより

▼担当マスター

川岸満里亜

▼マスターコメント

ハロウィン子供化シナリオです! 楽しんでいただければと思います。

こちらは1アカウントにつき、1キャラクター限定シナリオです。
基本的にはMCのみご参加ください。
LCで参加したい場合は、LCを1人だけ追加してアクション欄にLCで参加を希望する旨お書き下さい。
アクションはMC欄にお書きいただいてもかまいません。

●登場子供NPC
ぐるぐる眼鏡の男の子――やまはりょうじくん 6さい
くりくりお目目の女の子――みるみ・るりまーれんちゃん 5さい
黒髪ポニテの女の子――かぐらざきゆうこちゃん 3さい
ガキ大将――ぶらぬ・らすだーくん(若葉分校生) 6さい
ロングウェーブの女の子――えりざべーと・わるぷるぎすちゃん 4さい
サングラスの女の子――みかぐら・かんなちゃん 4さい
ピンクの髪の男の子――らどぅ・いしゅとう゛ぁーんくん 5さい
ツインテールの魔女っ娘――せいにぃ・あるぎえばちゃん 5さい
茶色い髪の男の子――ぜすた・れいらんくん 5さい
大人しそうな女の子――あれな・みせふぁぬすちゃん 4さい
目つきの悪い男の子――じん・るいふぉんくん 3さい
ライナ・クラッキル(皆のお姉ちゃん役)

参加者は基本的には幼児化して魔女リーア・エルレンの家と庭でみんなでわきゃわきゃ遊んだり、パーティしたりします。
長時間の睡眠をとると、元の姿に戻ります。

●登場大人NPC(持っているお菓子)
リーア・エルレン(キャラメル)
桜谷 鈴子(手作りクッキー)
ファビオ・ヴィベルディ(キャンディ)
李 梅琳(手作りプチケーキ)

●舞台情報
池……結構広いです。冷たいので泳げません。子供が落ちたら大変です。
紅葉、木々……綺麗に色づいています。ハロウィンの飾り付けがされています。
テント……休憩用に設けてあります。中は暖かいです。
森……森に囲まれています。いがぐりが拾えます。洞などに入って遊ぶこともできます。
森の奥……奥には行ってはダメだといわれています。野獣が出ます。危険です。
ログハウス……リーアの家です。子供用のハロウィンの衣装が色々あります。
お風呂……子供なら3人くらいまで一緒に入れます。
寝室……床に敷物が敷かれています。毛布もあります。お昼寝ができます。

【注意事項】
・このシナリオでは、武具とスキルは無効になりシナリオ内で使うことは出来ません(子供化時)。
・年齢は小学生未満くらいの年齢で自由に設定できます。
・外見は自分の子供時代のものとなります(子供時代のない種族も、子供化します)。
・普段の記憶も普通にありますが、思考回路も子供化しており、難しいことは理解できません。
・ダブルアクションはどうかご遠慮ください。
・ガイドに登場していないNPCはシナリオにも登場いたしません。
・サンプルアクションを参考に、仮装や子供化した際の設定をご記入下さい。不明であったり、アクションに大きな問題があった場合(現地に来ない。シナリオに関係の無い行動など)は「ばぶ、だー」程度しか喋らないいぢられ対象の乳児とさせていただきます。
・経験値目的のLC追加は構いませんが、私信目的につきましては、お返事を書けない可能性が高いのでお勧めいたしません。

子供化しないというアクションに関しましては、以下全てを行っていただけた場合にのみ特別にOKといたします。
・抽選、もしくは追加募集での参加。
・公式掲示板でアクション締め切り24時間までに何を行うか宣言をする。及び、提供用のお菓子として何を持っていくか書く。
・皆を楽しませるアクションを目指してくださる。

それではアクション、期待してお待ちしております。

▼サンプルアクション

・おかしをもらうの

・いたずらするぞ

▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました)

2012年10月25日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2012年10月26日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2012年10月30日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2012年11月19日


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