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そんな、一日。~二月、某日。~

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シナリオガイド

春を前にして、僕たちは。
シナリオ名:そんな、一日。~二月、某日。~ / 担当マスター: 灰島懐音

「ちわース」
 と言って工房の扉を開けた紡界 紺侍(つむがい・こんじ)がはじめに見たものは、テーブルに向かいカードを並べているクロエ・レイス(くろえ・れいす)の姿でした。
 クロエは紺侍の来訪に気付くと、顔を上げて「こんにちは!」と笑います。紺侍は再度挨拶をして、クロエの隣に腰掛けました。
「クロエさん、渋い遊びしてますねェ」
 そして、思わずそう呟きました。クロエが並べていたカードが、花札だったからです。
「このあいだね、デパートにいったときかってもらったの。えがきれいなのよ」
 『この間』、『デパート』という、嫌な思い出を連想させるワードは笑顔で流しつつ、紺侍は「そうなんスか」と答え札を見ました。
 広いテーブルの上には、一月から十二月まですべての札が並べられています。
「これとか、いまのきせつよね」
 クロエが細い指を向けたのは、梅とうぐいすの描かれた三月の札でした。
「そっスね。まだ雪がちらつきますけど」
 言いながら、紺侍は窓の外を眺めます。
 窓の外には、先日猛威を揮った雪の名残があちこちに点在していました。
「でも、もうすぐはるだわ。あたたかいもの」
 けれど、それにもまた頷けるもので。
「人形師は、春好きっスか」
 それまで蚊帳の外にいたリンス・レイス(りんす・れいす)へと話を振ってみると、リンスはマグカップを口元に運ぶ手を止め思案げな表情を浮かべます。
「好きだけど、苦手なところもある」
「へェ」
 それがなぜなのかは、紺侍にもなんとなくわかっていたため、何も言いませんでした。

担当マスターより

▼担当マスター

灰島懐音

▼マスターコメント

◆ごあいさつ。
 春は、出会いの季節であると同時に別れの季節なんだよ!
 というセンチメンタル男子どもと一緒にこんにちは、灰島です。
 個人シナリオを出すのは久しぶりなのでなんだかどきどきしつつ、お話をはじめましょう。


◆内容補足。
 おセンチっぽい出だしでもまったく変わらず、いつもと同じ日常シナリオでございます。
 外に残った雪で遊んでも良し、
 春を心待ちにするも良し、
 遊びにでかけるも良し。
 お好きなようにお楽しみくださいませ。


◆登場可能NPCとその動向。
 本シナリオでは、灰島が管理しているNPCのみ登場可能となります。
 公式NPC、他マスターさまの管理されているNPCは登場不可です。ご了承くださいませ。

 動向はですね。
 リンス……いつもより少しぼうっとしているようです。お仕事があまり進みません。
 クロエ……工房でひとり遊びをしています。
 紺侍……今日はお休みなので、工房に遊びに来たようです。特に予定はありません。
 フィル……ケーキ屋『Sweet Illusion』で営業しています。今回は女装です。


▼サンプルアクション

・遊びに行く


NPCと仲良くなりたい

▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました)

2014年02月22日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2014年02月23日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2014年02月27日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2014年03月13日


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