本シナリオガイドをお読みくださり、ありがとうございます。
今回からヒラニプラ南部を舞台とした全3回のシナリオを御提供致します。
位置づけとしましては、下名が過去に公開してきた一連のヘッドマッシャーシリーズの最終章的な意味合いになりますが、過去のヘッドマッシャーシリーズへの参加の有無は関係なく、どなたでもご参加頂けます。
第一回の今回は、ヒラニプラ第三の都市バランガン奪回戦に挑む第八旅団の行動がメインとなるでしょう。
勿論、他の行動を取って頂いても問題ありませんが、どうしてもフォーカスが当たりにくくなりますので、その点だけはあらかじめご了承ください。
バランガンの状況は現在、全く何も分かっておりません。
ただ情報として、街全体がパニッシュ・コープスの占領下に置かれ、市民はひとり残らず人質として取られている上に、守備隊として配置されていた教導団兵は全て行方不明(正確には音信不通)状態となっている、ということだけが分かっています。
モハメド・ザレスマンなる人物が新型機晶爆弾ノーブルレディを三発所持しているというのも、ザレスマン自身が発表した犯行声明に語られているだけで、真偽の程は分かりません。
そういった何から何まで不明確な状況の中でのアクションとなりますので、色々不確定要素が多くなっております。
どうぞ、ご注意ください。
アクションとしては、以下のような内容が考えられます。
1.第八旅団に参加して、バランガン鎮圧へ向かう
鎮圧といいましても、敵は人質を取っている上にノーブルレディも所持しています。
単純な戦闘行為だけでは、まず終わらないでしょう。
情報収集や極秘潜入等の行動が、鍵を握ることになると思われます。
2.個人単位で制圧されたバランガンを目指す
こちらは第八旅団には参加せず、単独での行動となります。
比較的動き易い反面、教導団によるサポートは一切ありませんので、ハイリスクな行動となります。
3.バランガン内で人質に巻き込まれた者として行動する
コントラクターは本来、一般市民とは異なり、絶大な力を持っています。
ところが、そのコントラクターでさえ、気が付けば人質として囚われの身となっていました。
パニッシュ・コープスが一体、どのような手段を用いたのか――それは全くの謎ですが、
とにかくバランガン市内の役所と思われる建物内に押し込められ、手足を縛られて自由を奪われた
状態で意識を取り戻した、というところから始まります。
逆をいえば、バランガンに最初から居たというアクションで、これ以外の状況からスタートしようと
するアクションは、全て没となりますのでご注意ください。
以下は、PC情報として、参加頂けるPCの皆さんが事前に知っている内容として頂いて構いません。
但し、今回ヘッドマッシャーが出現するかどうかは、微妙な状況です。
■ヘッドマッシャー
――外見的特徴――
身長はおよそ2メートル80センチ。全身を黒い革製のマントで覆った、巨漢の暗殺者です。
いびつな黒い兜と、醜悪な黒い仮面を装着しており、ガスマスク越しのような呼吸音を響かせています。仮面越しの目は血走っており、ほとんど狂気そのものです。
――能力――
肉体の周辺には常時Pキャンセラーが発動しており、彼に戦闘を仕掛けるものは、最も効果的と思われる能力をひとつ、打ち消されてしまいます。
主な武器はブレードロッドと呼ばれる鞭性の二刀流武器で、しなやかに変化しながら敵に襲いかかり、少しでも触れれば真っ二つに叩き斬られます。
現時点までに、スティミュレーター、プリテンダー、メルテッディン、ディクテーターの4モデルが確認されています。
それでは、皆様からの素敵なアクションをお待ちしております。