薔薇の学舎

　このシナリオにはどの学園の方でもご自由にご参加いただけます。
　また、特別ルールが設定してありますので、
シナリオガイドと合わせてマスターコメントの方もご一読の上ご参加ください。

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　年が明けて、また一段と北風が冷たく感じられる一月の末。
　初詣と差義長、俗にとんど焼きと呼ばれるの火祭りも終わり、もとの清閑さと
緩やかな時間を取り戻すかと思われた空京神社は――予想に反して忙しなかった。
　それもそのはず。
　1月が終われば２月がやってくる。
　年の初めは１月１日の元旦だが、季節が変わるのは各季節の始まりとなる立春、立夏、立秋、立冬とされており、
その前日を季節を分けることから節分という。
　特に冬から春へと季を分ける立春の節分は豆を巻いて邪を払い、福を呼ぶ行事として有名だ。
　２月３日前後はその豆まき神事で地球の神社はどこも大忙しである。
　つまり、ご多分に漏れず、空京神社もその準備に追われているのだ。
　
　数日後、「空京神社節分神事」のチラシがシャンバラ地方にまかれました。
　その内容は節分行事の簡単な説明、福豆及び甘酒の振る舞い、豆まき神事などのイベントの案内。
　ここまでは、普通です。
　前夜祭と銘打たれた振る舞い闇鍋。
　その名も
　吉凶鍋判じ
　
　――どう考えても、ちょっと普通じゃありません。

　このちらしを興味深そうに眺めるのは自称・蒼空学園一の情報屋・正木直人（まさき・ただひと）と
パートナーのローゼリット・リッツアです。
「直人、この闇鍋というのは何ですか？　昨日食べたものとは違うのですか？」
「昨日のは、ありゃ、海鮮ゴマ豆乳鍋だ。闇鍋ってのはな――」
　なんだか、物騒な名前ですと首を捻るパートナーに直人は説明をしました。

　闇鍋。
　それは鉄の掟によって支配される壮絶な鍋の世界。
　まず、湯の沸いた鍋にだしを入れた後、おのおのがこれと思う食材を入れて煮、食す。
　そして、一度箸をつけたものは、必ず食さねばならぬのが掟である。

「まー手元が狂わないくらいの灯りでやんのと、何が入ってるからわかねぇとこからついた名前だ」
「な、なんと。……それはまた壮絶な……」
　驚きながらも興味があるのか、ちらしを眺めるローゼリットに直人は言いました。
「……ま、初詣にも行ってねーから、行ってみようぜ」

　そこのあなた。
　あなたも闇鍋で吉凶判じてみませんか？

　どちら様もこんにちは。
　マスターの竜田大輔です。
　
　今回は空京神社で開催される振る舞い闇鍋のシナリオです。
　一見節分のイベントのように見えますが、節分はテイストのみとなります。ご了承ください。
　闇鍋奉行になるもよし、闇鍋に挑むもよし、闇鍋にやられた人を介抱するもよし。
　ドタバタコメディを想定しておりますので、どうぞお気軽にご参加ください

　■アクションに関して
　　サンプルアクションを参照または選択してください。
　　今回は「LCが食べ過ぎたMCを介抱する」などのアクションも考えられますので、MCとLCのアクションが違っていてもかまいません。
　　また、闇鍋を食べる方（あるいは食べさせられる方）は大好物、好物、苦手な物を後述の【持ち込み食材決定チャート】から
　選択した上で、それぞれを食べた時の台詞をアクションにお書き添えください。
　　何を食べるか――もとい吉凶はGMがおみくじメーカーを使ってランダムに決定させていただきます。
　　
　　【吉凶対応チャート】
　　　大吉：大好物
　　　中吉：好物
　　　小吉、吉、末吉：大好物、好物、苦手なもの以外
　　　凶、大凶：苦手な物
　　
　■■闇鍋へ持ち込む食材に関して
　持ち込めるのは食べ物だけになります。
　また、以下の特殊ルールを設定します。
　食材はあいさつ掲示板へ書き込みした際のダイスの合計値で決定するものとします。
　書き込みがない方は例え食材を持参しても、それが鍋に入ることはありません。
　（あえて食べ物以外を持参して、誰かに止められるというアクションはOKです）
　持ち込みを希望される方はあいさつ掲示板への書き込みをお願いします。

　食材の詳細について希望があれば、お菓子（大福）、野菜（大根）といった風に書き添えてください。
　なければGMの方で決めさせていただきます。
　
　　【持ち込み食材決定チャート】
　　　　２：お菓子
　　　　３：佃煮、干物
　　　　４：きのこ類
　　　　６：豆腐、白滝、春雨など
　　７〜８：野菜
　　　　９：肉（豚、鳥）、つみれ
　　　10：魚介類（魚、貝、海老など）
　　　11：締めのご飯、うどん
　　　12：高級牛の霜降り肉

　それでは、みなさんのアクションお待ちしております！

・俺の（私の）食材は○×だ！

・俺が（私が）鍋奉行！

・こちら闇鍋救護班

・お腹いっぱい食べるよ