シナリオガイド
何が善で何が悪か? 見極めて選択せよ
シナリオ名:起木保の究極の選択~更生or協力大作戦~ / 担当マスター:
鳳羽 陸
夜。
蒼空学園の闇にひっそりと、一枚のチラシが舞い降りました。
表は文字がぎっしり。裏は真っ白なチラシです。
「起木保(きき・たもつ)を、共に止めてくれる方募集」
起木保は、養護教諭でありながら、蒼空学園に多大なる損害をもたらしてきました。
大きな事件である、、学園水没事件然り、モンスター大量発生事件然り。
機晶姫騒動に関しても、騒ぎを起こした上で自身のパートナーにしてしまう始末。
その機晶姫も、彼の作った伐採ロボットと共に暴走して蒼空学園に危機をもたらしかけました。
大きなもの以外にも、学校の備品がなくなったり、水不足になったり、妨害電波が流れたり……。
全ては、この起木保のせいなのです。
彼がいる限り、蒼空学園の危機は消えません。
彼の危機を引き起こす性格を矯正する、もしくは学校をやめさせなければ、この事態は収まらないでしょう。
そこで、この内容に同意してくれる方を募集しています。
賛同する方は、このチラシに記名し、紙飛行機にして飛ばしてください。
追って連絡の手紙をお送りします。
チラシのまかれた翌日。
「誰か、誰か!」
騒がしく喚くのは、白衣を着た眼鏡姿の男。起木保です。
「僕の白雪を知らないか!?」
白雪(しら・ゆき)とは、彼がパートナーにした機晶姫です。
雪のような白さと、ボブヘアーの黒髪がよく似合う、少し気の強そうな顔立ちの女の子の姿をしています。
凛とした美しさをもちつつも、やや幼さを残した顔立ち。
彼女の姿を思い描きながら、彼は落ちつきなく足をバタバタしながら叫びます。
しかし、誰も応えるものはありません。
返事の代わりに、彼の白衣の背中から、ひらりと紙が落ちてきました。
「白雪はいただいた。返してほしくば、蒼空学園から去れ」
そんなことが、真っ白な紙飛行機の絵と共に書いてありました。
「そんな……白雪……」
声を失い、がっくりとうなだれる起木保。
「でも、僕がここを辞めたら……バッサイーンの管理もできないし、自由にロボットを作れなくなる……でも、白雪は……」
どうすればいいんだ、と頭を抱えてしまいました。
このように一見すると頼りない男ですが、養護教諭として、生徒たちの怪我や病気を親身になって治療してきた起木保。
伐採ロボットであるバッサイーンをつかって、校内の植物を良好な状態に保ってきたのも彼です。
機械好きで、自分の欲望には素直すぎる面もありますし、トラブルメーカーな彼ですが、
きちんと仕事をこなしているため、仕事に関しては周囲からの信頼もあります。
彼が辞めてしまうと困る人間も数多いのですが、この事態。
起木保は頭を抱えたままうなるばかりです。
チラシの内容に、賛同しますか?
それとも、悩む起木保の手助けをしますか?
もしくは、別の行動をとりますか?
何を選ぶのかは自由です。
蒼空学園の安全と起木保の行く末は、皆様にかかっています。
どうぞご協力ください。
担当マスターより
▼担当マスター
鳳羽 陸
▼マスターコメント
かなりお久しぶりのシナリオガイドです。
初めましての方も多いかと思います。よろしくお願いします。
今回は、今まで書いて参りました、起木保シリーズ最終話となります。
とはいえ、シリーズに今まで参加してくださった方も、初参加の方も、どなたでも大歓迎です。
機械が大好きで、トラブルメーカーな起木保。迷惑だけどどこか憎めない彼にかかわりつつ、蒼空学園の平和を考えて頂ければと思います。
起木保の品行方正をするのも、彼に協力するのも、チラシの配布主を調べるのも、チラシの賛同者を妨害するのも自由です。
尚、アクションを提出いただく際に、ご記入いただきたいことがあります。
・キャラクターに使わせたいスキル
・キャラクターに言わせたいセリフ(もしくは口癖や喋り方の特徴)
この二点を、なるべく書いて頂けるとありがたいです。
ドタバタと楽しいシナリオ目指して書かせていただくつもりです。
お好きな形で、どうぞご参加くださいー。
▼サンプルアクション
・チラシに賛同して、集まったメンバーと共に起木保を更生させる
・起木保に不満を持つ者を調べる
▼予約受付締切日
(予約枠が残っている為延長されています)
2012年02月26日10:30まで
▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)
2012年02月27日10:30まで
▼アクション締切日(既に締切を迎えました)
2012年03月02日10:30まで
▼リアクション公開予定日(現在公開中です)
2012年03月14日