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シナリオガイド

惚れて通えば千里も一里。狙うは葦原の総奉行。奴らを迎え撃て!
シナリオ名:片思いのリーダー / 担当マスター: 剣 祐名

 熾月 瑛菜(しづき・えいな)アテナ・リネア(あてな・りねあ)は、自宅で昼食をとっていた。

「アテナ、それどうしたの?」
「さっきね、郵便配達っぽい格好したパラ実生が配ってたよー」

 瑛菜が手にしたチラシには、不思議な文字が並んでいました。
 なんともお粗末な筆跡で記されているようです。

 『悪し原えラヴを届けに逝く。集え夜よ同砲。ハイメを我がヨメ2』

「……んんっ!? 何これっ」

 しばらくにらめっこを続けた彼女は、その文章を読み上げました。

 『葦原へLOVEを届けに行く。集えよ同胞。ハイナを我が嫁に』

「おねーちゃん、どーいうこと?」
「よく分からないけど、これを書いたのが残念な人だってコトは分かった」
「それって、後ろに名前が書いてある人のこと?」

 アテナの指摘にチラシを裏返してみると、

 『波羅蜜多実業 ロチェッタ・クッタバット!!』

 と、今度は見事な筆遣いで横文字が記されていました。
 それを見た瑛菜の頬が、にわかに引きつってしまいます。

「綴りの最後に感嘆符が付いてるサインなんて、はじめて見た」
「アテナ・リネア!!ってしたら、カッコイイかなあっ」
「それはちょっと恥ずかしいんじゃないかしら」
「そっ、そっかあ。そうだよねっ!」

 照れるアテナを傍に、瑛菜は思案をめぐらせます。

 ハイナを我が嫁に。
 集えよ、我が同胞。

「これって、葦原明倫館のハイナ・ウィルソンさんに殴り込みを掛ける仲間を集めてるってコトかな。だとしたら、ちょっとヤバイじゃん」

 瑛菜はアテナと共に、ロチェッタ・クッタバットと名乗る人物の調査を始めたのです。

 △▼△▼△▼

「なんだアイツら」

 葦原島の西端で修業をしていたアッシュ・グロック(あっしゅ・ぐろっく)は、ロチェッタ・クッタバット率いるパラ実生や浪人たちの野営地を発見しました。

 アッシュは物陰に身を潜めると、耳をそばだてました。

「――ハイナこそ、我が妻に相応しい。皆の力を集結し、ハイナ・ウィルソンを我が妃にっ!」

 木樽を並べて作られた舞台の上に立ち、空に向かって握りこぶしを突き上げているパラ実の生徒がいました。彼に続いて、その場に集っている大勢の人たちも拳を突き上げて賛同を示します。

「諸君の賛同に、心から感謝の意を表する。我がフィアンセであるハイナのお迎えは、明日の晩に決行する。それまでに万全の体勢を整えてくれ」

 アッシュは気配を殺したまま、野営地を離れる事に成功しました。

「こいつは放っておけないな。人手を集めて、必ず悪の野望を阻止してやるっ」

 ハイナ・ウィルソンを狙うパラ実のロチェッタ・クッタバットらを葦原明倫館へと近づけさせないために、アッシュ・グロックは仲間を求めて葦原の城下町へと急ぐのでした。

担当マスターより

▼担当マスター

剣 祐名

▼マスターコメント

はじめまして。

このたび、ゲームマスターを務めさせて頂くことになりました、剣 祐名(つるぎ・ゆうな)です。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

今回の目的は、葦原明倫館の総奉行であるハイナ・ウィルソンさんの身を守る事です。

皆さんの力を結集させて、首謀者であるロチェッタ・クッタバットとその一味を撃退してください。

彼らのような輩を、葦原の城下町へと近づけてはいけないのです。

本イベントの概要は以上です。
それでは皆さんのご参加を、心よりお待ち致しております。

▼サンプルアクション

・犯人を倒す

・敵対するものと戦う

・仲間への支援

・戦況や真相を調べる

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2012年10月22日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2012年10月23日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2012年10月27日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2012年11月07日


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