百合園女学院へ

薔薇の学舎

校長室

波羅蜜多実業高等学校へ

ホワイト×ホワイトクリスマス

リアクション公開中!

ホワイト×ホワイトクリスマス

リアクションが公開されました!

リアクションの閲覧はこちらから!

リアクションを読む

参加者一覧を見る

シナリオガイド

雪を止め、哀しみを止めて……楽しいクリスマスを!
シナリオ名:ホワイト×ホワイトクリスマス / 担当マスター: 藤崎ゆう

「……クリスマスなんて、キライ」
 クリスマスカラーで彩られたツァンダの街、行き交う人々は皆、楽しげで。
 そのただ中でただ一人、ルルナは暗い顔で呟きました。
 すれ違う、手を繋いだ親子連れや腕を組んだ恋人達。
「……ルルナ?」
 立ち止ったルルナに気付いた『先生』が足を止め、振り返りました。
 その手に抱えられた、大きな荷物。
 ルルナは一度唇を噛みしめると、何とか足を動かし後を追いました。
 楽しげな嬉しげな笑顔に背を向けるように。
「クリスマスなんて、大ッキライ……っ!」
 もう一度そう、呟きながら。


 ツァンダの端っこに、『ホーム』はありました。
 親を亡くしたり、共に暮らせなくなったり、行き場を失くした幼い子供達を収容する施設です。
 作られたばかりのココはただ『ホーム』と呼ばれていました。
 その『ホーム』では今、クリスマスパーティの飾りつけが行われていました。
 けれど。
「……サボッちゃった」
 『ホーム』近くの森で膝を抱え、ルルナは溜め息をつきました。
「……なぁにが、『クリスマスって楽しいね』、よ」
 ケンカするつもりなんてなかったのです。
 ただ、そう無邪気に笑う笑顔に、胸が……胸の奥がキュッと痛んだのです。
 物心ついた時から、ルルナは孤児院にいました。
 扱いづらい子供だったのでしょう、齢6歳にして色々な孤児院をたらいまわしにされてきました。
 だから、『クリスマス』に楽しい思い出なんてありません。
 それでもケンカするつもりはなかったのです。
「手を出すなんて、あたしみたいな大人のする事じゃないわよね。……あの子も先生も怒ってる、よねぇ」
 また追い出されるのだろうか、考えると知らず溜め息がもれました。
 その時です。
「……あれ?」
 キョトンとした顔の男の人と遭遇したのは。

「これはね、雪を降らせる機械なんだよ」
 森にいた男の人はそう、照れたように笑いました。
 不審者では?、警戒するルルナの視線に気付いた様子もなく、男性は首を傾げました。
「や、正確には違うけど。雪の精霊にお願いしてホンの少し力を貸してもらうんだよ。雪が降ったらみんな、喜ぶでしょう?」
 怪しい機械で、怪しすぎる男の人です。
 そもそも、空はお日さまピカピカいい天気です。
 雪なんて降るわけがありません、そんなのルルナにだって分かります。
 でも確かに、クリスマスに雪が降ったらみんな、喜ぶのでしょう。
 頭を過ぎる、幸せな風景。
 父親と母親と手を繋いだ子供、みんな笑顔で。
 その瞬間、考えるより先にルルナの足が動きました。
 無意識に繰り出されたキックが、機械にヒットしました。
 その瞬間、でした。

 ヴィィィィィィィン。

 怒りのように悲鳴のように。
 機械が大きな音を立てました。
 そして。

「!? 逃げ……ッ!」
 焦った声と共に強く引かれた腕。
 同時にルルナの視界を、白が埋め尽くしたのでした。



「先生、雪!」
「まぁ本当、ホワイトクリスマスね」
 先生の言葉に子供は、顔をしかめました。
「違うよ、先生。雪が降ったら寒いでしょ? 早くルルナちゃん探さなくちゃ」
「……ごめんなさい、そうね」
 ルルナを探していた先生が、左頬を微かに赤くした子供の頭を優しく撫でた時でした。
「……大変です!」
 雪だらけの青年が飛び込んできたのです。
「機械が暴走して、精霊達が怒ったらしく、雪がバ〜ンってなって! あぁ何とかして機械を止めないと、このままでは大変な事に!」
 慌てる青年に話を聞くと、どうやら機械を止めないと雪がどんどん激しくなるというのです。
 だとしたら、ココも危険です。
 とはいえ、子供たちに『ホーム』を出て他に行ける場所もありません。
「それにあの子も助けなくちゃ……でもどうしたら……ッ!?」
 更に、逃げる途中ではぐれた子供は、どうやらルルナです。。
「……分かりました。みんな、みんなは『ホーム』に戻ってクリスマスパーティの支度をしておいて下さい」
 話を聞いた先生は、子供たちにそう言い聞かせました。
「このお兄さんの言う事を聞いて、ね?」
「……は?」
「すみませんが、あなたはココをお願いします。私はルルナを助けに行ってきます!」
「いやいやいや、ダメです、ダメですって!」
 どんどん激しさを増す雪、青年は先生を必死で押し止めながら、心の中で助けを求めたのでした。

 一方。
「……ぅ」
 白く塗りつぶされた世界で、ルルナは薄く目を開けました。
 辛うじて岩の影に滑り込んだ身体は、既に感覚が失われつつあります。
 このまま意識を手放してしまえば多分、楽になるのでしょう。
 けれども。
「……これ、あたしのせい、だものね」
 吹雪に混じって、微かに異音が響いています。
 それを厭うように苦しむように、吹き荒れる雪……雪の精霊の悲鳴。
「ちゃんと、責任とらなくちゃ、大人じゃない、もんね」
 言い聞かせるように呟き、ルルナは小さな手を握りしめたのでした。

担当マスターより

▼担当マスター

藤崎ゆう

▼マスターコメント

 初めましての方も、またお会いできましたねの方も、藤崎ですこんにちは。
 雪増量!、なクリスマスシナリオをお送りします。
 雪の精霊達を苦しめていると思われる機械を止めて、ひどい事になる前に雪を止めて上げて下さい。
 クリスマスを楽しみにしている子供たちの、為にも。
 寒い冬を温めるような吹き飛ばすような、皆さんのアクションを楽しみにお待ちしています。

▼サンプルアクション

・機械を止める

・精霊をなだめる

・ルルナを探す

・クリスマスパーティの準備をする

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2010年12月20日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2010年12月21日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2010年12月25日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2011年01月16日


イラストを設定する 設定イラストを編集/解除する

リアクションが公開されました!

リアクションの閲覧はこちらから!

リアクションを読む

参加者一覧を見る