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ライバル登場!? もうひとりのサンタ少女!!

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シナリオガイド

新たなサンタ少女現る!! サンタクロースにふさわしいのはどっちだ!?
シナリオ名:ライバル登場!? もうひとりのサンタ少女!! / 担当マスター: 玉野 晴

 
 今日、12月24日はクリスマス・イヴです。

 シャンバラ地方に地球の文化が入ってきて早十年余り。クリスマスを始め、お正月やバレンタインデーなど、多くのイベントがシャンバラ人に浸透していきました。
 中でもサンタクロースの存在は格別です。この世界にはサンタクロースが英霊として実在しており、良い子にしている子供達には実際にプレゼントを配ってくれるからです。

 なので、この日ばかりは、いたずらっ子達もいい子になろうとがんばります。
 だってサンタクロースがプレゼントを届けてくれる特別な日なのですから。
 それに、サンタクロースはクリスマスの前から、子供達が良い子にしているか見守っているのです。

「皆、いい子にしてるみたいだね」
 住宅街の屋根の上でリストを片手に子供達の様子をチェックしているのは、白い縁取りのある真っ赤な衣装とお揃いのナイトキャップを被ったサンタクロース姿の美少女です。とはいえ、赤い衣装の袖や襟ぐりは大胆にカットされ、細い腕や綺麗な鎖骨が露出しており、女の子特有のボディラインが強調されたデザインは、一見すると街頭に立つ他のサンタクロースと同じく、ただの仮装にしか見えません。
 ですが、実は彼女はサンタクロースとして親しまれている英霊、聖ニコラウスの孫娘フレデリカ・ニコラスと言い、正真正銘のサンタクロースなのです。
 去年まではサンタクロース見習いだったフレデリカですが、ぎっくり腰になった祖父の代わりにシャンバラ地方にプレゼントを配ったところ、その働きが認められ、今年から正式なサンタクロースとなり、引き続きシャンバラ地方を担当する事になったのです。

 サンタクロースはこの時期、プレゼントを配る家の子供達が良い子にしているかどうか様子を見るため各地を回るのですが、フレデリカも今夜の正式な初仕事を前に、最終確認をするため街に来ていました。
 幸い、クリスマス一色に染まった街頭には仮装したサンタクロースがあちこちにいて、彼女が本物のサンタクロースであることをごまかすのに役立っています。

「よし、完璧!」
 フレデリカは満足そうにそう言うと、持っていたリストを背負っていた白い大きな袋に大事にしまいました。そして愛用のソリに乗り、いったん街から引き上げようとしたその時、背後から鋭い声が掛けられました。

「ソリにトナカイ……相変わらず古臭い方法でプレゼントを配っていますのね!」
 フレデリカが振り返ると、青いサンタクロースの衣装に身を包んだ美少女が立っています。
スネグーラチカ!?」
「ひさしぶりですわね」そう言って、スネグーラチカは、青色の長い髪をふわりとかき上げました。
 スネグーラチカは、ロシアのサンタクロース、ジェド・マロースの孫娘で、フレデリカとは、お互いサンタクロースの孫娘ということもあり、幼少の頃から何かに付けてフレデリカをライバル視していました。

「えっと、……何か用?」
 フレデリカはやっかい事が現れたという表情を隠さずにスネグーラチカに尋ねますが、スネグーラチカは構わず話しを続けます。
「聞きましたわよ、フレデリカ! あなた、シャンバラ地方を任せられたそうね?」
「あー、うん。まぁねー……」
「このわたくしを差し置いて、あなたが正式なサンタクロースになるなんて、納得がいきませんわ!」
(また始まったよ……)
「ですから、クリスマス・イヴの今夜こそ、わたくしとあなた、どちらがサンタクロースに相応しいか、はっきりさせてみせますわ!!」
「えーっ、今夜は無理だよ! 私、ほんとに遊んでる暇ないんだってば!!」
「遊びじゃありませんわ! 勝負ですわっ!! どちらがプレゼントを先に配り終えるか勝負するんですのよ!!」
 スネグーラチカの必死な様子に、フレデリカがやれやれとため息をつきます。
「……しょうがないなぁ。そこまでいうなら、その勝負、受けて立ってもいいよ」
(手伝ってくれると思えばいいか)そう打算的な事を考えながら返事をしたフレデリカに、スネグーラチカがにやりと笑って見せます。
「サンタに二言はありませんわね?」
 その言葉を合図に、サンタ帽を被った機晶ロボがスネグーラチカの背後から現れました。
「なにそれ、ずっるーいっ!!」
「トナカイとソリを使うなんて、わたくし言ってませんわよ。それより、勝った方がこの地区の担当サンタクロースになるという事でよろしいですわよね?」
 すでに勝ち誇った顔でスネグーラチカが言います。
「わかった。その代わり、古臭い方法を使っている私は協力者を募らせてもらうからね! 心強い味方がいるキミには協力者なんて必要ないだろうけど?」
「もちろんですわ。協力者がひとりやふたり増えたところで、わたくしに敵うとは思いませんもの!」
 高飛車な性格が災いしてか、スネグーラチカはフレデリカの条件を飲みました。
(協力者がひとりかふたりなんて、私、言ってないよね?)
 フレデリカの呟きは、高らかに笑うスネグーラチカには届かなかったようです。

 かくして、クリスマスイヴの夜、2人のサンタ少女がシャンバラ中にプレゼントを配り、どちらが先に配り終えるか勝負する事になりました。

 そして、今年も各校の掲示板にフレデリカからサンタクロース募集の張り紙が張り出されました。


担当マスターより

▼担当マスター

玉野 晴

▼マスターコメント

 メリークリスマス! 今年もクリスマスの時期がやってきましたね。
 皆様には、正式なサンタクロースになったサンタ少女フレデリカからの依頼で、去年に引き続き「一日サンタクロース」としてプレゼント配達を行って頂きます。
 フレデリカは全ての学校に依頼書を貼り出していますので、学校に関係なく気軽に参加できます(学校優先補正はかかっておりません)。

 サンタクロースの衣装を持っていない方には、フレデリカが貸し出します。持っている方は「武装」に装備して下さい。
 乗り物は貸し出されませんので、乗り物で配達する場合も「武装」に装備して下さい。

 配達方法は皆さんにお任せします。
 シャンバラ地方には煙突のある家が多く残っていますので、比較的入りやすいようです。
 さらに「光学迷彩」や「隠れ身」のスキルがあると役に立つでしょう。

 目標はツァンダ・ザンスカール・ヒラニプラ・ヴァイシャリー・タシガン・キマク・葦原島・空京・海京、の9都市の配達です。
 参加された方はどの都市の配達を行うか、挨拶の際に宣言されるとアクションが掛けやすくなると思います。
 誰も配らない都市はフレデリカが配ります。

 ただ、今回はスネグーラチカというライバルがいます。
 彼女はどこから仕入れたのか、機晶ロボを使ってプレゼントを配達するつもりのようです。また、スネグーラチカには雪の精霊が配下としており、皆さんを妨害してきます。
 妨害を警戒するか、先手を打って逆に妨害するかなども決められるといいでしょう。
 ただし、プレゼント配達とスネグーラチカの妨害はダブルアクションになりますので注意して下さい。

 なお、イコンには乗れません。


※※※ 注 意 事 項 ※※※

■白紙アクションの描写はしません。
■LCがMCと離れて行動する場合、MCと離れている間の描写はしません。また、行動が失敗・没になる可能性があります。
■「服装欄」のアイテムは採用されません。使用したい武器やアイテムは「武装欄」に装備して下さい。服装欄に装備した場合、失敗・没になる可能性があります。
■装備していない武器やスキル、道具は自称扱いとなります。ただし、道具は平均的なホームセンターの品揃えレベルまでなら装備しなくても持ち込めるものとしますが、道具によっては用意出来ない事もありますのでご注意下さい。
■シナリオガイドに出て来ないNPCへのアクションは失敗・没になる可能性があります。
■他シナリオやキャラクエの内容・関係に基づくアクションは失敗・没になる可能性があります。


<初心者様へのアドバイス>
 玉野のマスターページにアクションの掛け方へのアドバイスを掲載していますので、不安だなーと思われる方は、参考までに目を通していただけるとうれしいです。


 ではでは、皆さまの楽しいアクション、お待ちしています!



▼サンプルアクション

・LCとプレゼントを配達する

・フレデリカとプレゼントを配る

・スネグーラチカを妨害する

・ケンカはやめて!

▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました)

2010年12月20日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2010年12月21日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2010年12月25日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2011年01月17日


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