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葦原明倫館・春の遠足in2021年6月

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葦原明倫館・春の遠足in2021年6月

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シナリオガイド

つんでれ+いもはん⇒えんそく
シナリオ名:葦原明倫館・春の遠足in2021年6月 / 担当マスター: 浅倉紀音

「と、いうことで!」
「はぁ」

 梅雨。
 じめじめ。
 空が暗い。

「遠足に行くでありんすよ!」
「そうですか」

 そんな6月のとある1日、校長室では極秘会議が開催されていました。
 議題は、えんそく?

「どこへ行くかのう……お、房姫はどこへ行きたいのじゃ?」
「いえ、ハイナ。
 わたくしはお留守番をしていますので、遠慮なく」

 わくわくどきどき、にこにこ盛り上がるハイナ・ウィルソン(はいな・うぃるそん)
 しかし葦原房姫(あしはらの・ふさひめ)は、ちょっと冷たい感じです。

「ふ~さ~ひ~め~」
「きゃっ、なにをするのですか!?」

 背後からひとおもいに、がばっとっ☆
 対応に不満を覚えたらしく、ハイナが房姫に抱きつきました。

「久方ぶりなのじゃ、つれぬことを言うでないわ~」
「ちょっと、ハイナ、離れてください!」

 ハイナは、房姫と逢えずに淋しかったのです。
 今日だって一時的に葦原島へ帰郷してきているだけで、またすぐに遠くへ行ってしまうのですから。

「じゃ~って~」
「子どもですかっ!?」
「う~高校らしい『行事ごと』というものをやりたいと言うたのは房姫でありんす~」
「そっ、それは……」

 そのとき。
 勢いよく、校長室の扉が開きました。

「っちょ、佐保殿っ!?
 あぁ……開けてしまいましたか」
「もぅ、ゲイルに匡壱、騒がずともよいでござる」
「あ、俺も一応、止めたんだぜ?」

 現れたのはいつもの4人組……否、3人です。
 どうやら、ゲイル・フォード(げいる・ふぉーど)の制止にもかかわらず、なかへ入ってしまった模様。
 真田佐保(さなだ・さほ)が、相棒と友人に文句を告げています。
 なかの2人にたいして、丹羽匡壱(にわ・きょういち)は弁解を述べました。
 こちらは相棒がいないせいか、いつもより落ち着いているような気配?

「匡壱じゃ~同じく相棒と離れておるおぬしなら、妾の気持ちも理解してくれるよのぅ……」
「なんですか、ハイナ?」
「ゲイル~佐保~愛しの姫ににらまれたでありんす~」

 どこからともなくとりだしたハンカチで、ハイナは眼許を押さえました。
 よよよよよ~と、見事な泣き真似。

「もうっ、わかりました」
「おっ!?」
「わたくしも参加すればよろしいのでしょう!?」
「わ~い、ありがとうなのじゃ~!」
「べっ、べつに、ハイナのためではありませんからねっ!」
「ふさひめ~っ!」
「っちょっ、来ないでっ、やぁっ」

 再度の抱きしめ攻撃に、今回こそ喰らうまいと逃げまどいます。
 なにやら、校長室がたいへんなことに。。。

「ほんっと、うちの総奉行と姫は仲がいいよな」
「姫みたいな人を『ツンデレ』と呼ぶのでござるな」
「その解釈はよいのだろうか……」
「おぅよ!
 どっちとも両方のこと、大好きなのがよくわかるぜ!」
「だから、その解釈は……」
「まったく、こまかい男はきらわれるでござるよ!」
「あなたたちっ!」
「「「はいっ!」」」
「立ち聞きしたうえに好き勝手なことを言ってくれたお礼に、遠足の運営係を引きうけなさい!」
「うむ、妾からもお願いしようかのう」
「なんとっ、私は修行がありますゆえ……」
「せっ、拙者も……」
「俺も俺もっ!」
「えぇい、問答無用ですわっ!」
「房姫の願いを聴けぬとは、不届きなヤツらめ……」
「っちょっ、2人とも眼が笑ってないでござる!
 わかったでござるよ、手伝うでござるから!」
「全身全霊を尽くす所存にて」
「とりあえずハイナ、その物騒なモンを下ろそうか、なっ?」

 かくして決まった『春の遠足』は、3名の『有志』の手によっておこなわれることとなりました。
 内容は、決められた時間内に城下町をまわり、3つのスタンプを集めるというものです。
 始まりは午前10時、終わりは午後5時の予定。
 コースや一緒にまわる相手などの指定もなく、自由な行動が可能です。
 スタンプ係の3人はというと、ほかの参加者と同じように、城下町へ下りています。
 ただし、みなが同じ場所にいるわけではなく、かといって1人が1箇所にとどまっているわけでもありません。
 3人も自由に動きまわりますし、変装などをして紛れているかも知れません。
 集め終わろうが終わるまいが、終了時刻までには学校へ戻ってきてください。
 待機しているハイナと房姫にスタンプカードを提出し、おうちへ帰るまでが遠足ですので。

「それでの、スタンプをすべて集めた者には、房姫特製の……」
「いやいやっ!」
「たまには主旨を変えましょうぞ」

 ハイナの提案を、精一杯に遮ります。
 匡壱とゲイルには、苦い想い出があるからでしょう。

「ん~じゃあ、食堂のタダ券を15枚ではいかがでござろうか?」
「ほぅ……それでしたらハイナのポケットマネーでなんとでもなりますね」
「さすがは姫のナイトさまでござる!」
「ふふふ、まぁお財布の紐はわたくしが握っているのですけれど」

 なにげなく佐保が出した案は、房姫からも高い評価を受けました。
 どんどんと、話を進めていく姫チーム。

「スタンプといえば、やっぱり芋判でござるな!
 拙者達の頭文字でも彫って、押していけばよいでござるかな?」
「えぇ、それでよろしいと思います。
 同じ判子では無意味ですからね」
「じゃあそれぞれ、平仮名で『さ』『げ』『き』とするでござる」
「芋と道具はこちらにございますので……」
「って、そろそろ落ち着くでござるよ!」

 芋判作成にとりかかろうとしたときまで、その存在は抹殺されていました。
 騎士チームはなんと、まだ言い争っていたのです。

「なんじゃ!?
 はぅっ、鋭い視線がっ!」
「あれ?」
「私としたことが、取り乱してしまいました」
「まったく……早くこっちにきて手伝うでござる!」
「わたくし、喧嘩っ早い方はキライですのに……」

 かくして、5名はスタンプラリー遠足の準備を始めます。
 週末の行事が、どうかうまくいきますように。。。

担当マスターより

▼担当マスター

浅倉紀音

▼マスターコメント

このシナリオへの参加ですが、所属学校などはいっさい問いません。
また、遠足とは無関係に、独自の行動をとっていただくことも可能です。
ちなみに、本シナリオにはティファニー・ジーン(SNM9998870)は登場いたしません。
あらかじめご了承ください。

MCとLCの行動は、同じものでも異なるものでも構いません。
それぞれにおいてどのように立ちまわるかは、皆様の自由です。
キャラクターらしさの出る行動をおとりください。
台詞や心情表現もふくめ、具体的なアクションであればあるほど採用率が高くなります。
目的達成のために必要な道具などをお持ちになられる方は、アクションにてお知らせください。
ほかのキャラクターやNPCと絡みたい場合も、相手の氏名を明記してください。
『誰と』『どこで』『どのように』の3つがございますと、よりご希望に添えられるかと思います。

それでは、皆様のご参加とアクションをお待ちしております。

▼サンプルアクション

・遠足に参加し、3人の芋判を集める。

・ハイナや房姫とお茶を飲んで、まったり過ごす。

・友達を誘って、甘味処へ行く。

・葦原明倫館を探索する。

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2011年06月13日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2011年06月14日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2011年06月18日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2011年06月29日


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