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狂信者と人質と誇り高きテンプルナイツ

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シナリオガイド

テーマパークの客が人質に!立てこもったテロリスト達を速やかに制圧せよ!
シナリオ名:狂信者と人質と誇り高きテンプルナイツ / 担当マスター: 朱坂理樹

 空京。


 自然と触れ合うことのできるテーマパーク、グリーンパーク。
 普段は子供や大人達で賑わうのですが、その日は違っていました。

「我々はシャンバラの女王アイシャ・シュヴァーラ(あいしゃ・しゅう゛ぁーら)の身を要求する!
 シャンバラの女王をこの場へ引きずり出せ!
 さもなければ人質は皆殺しする!」
 園口の方からで怒号のような男性の声が響き渡りました。

 グリーンパークは、テトリストたちに占拠されていました。
 2000人もの人質と共に。
 
 お客を人質にして、シャンバラの女王アイシャを要求しているのは
 グランツ教の狂信者たちでした。

「人質の命が惜しくば、アイシャはこの場へと姿を現し、早々に世界統一国家神様にその座を明け渡すのだ!!」

「馬鹿なことはお止めなさい!!」
 高くも鋭い女性の声が、入園口を響き渡りました。
 凛々しい顔つき、すらっとした茶色のロングヘアー、思わず息をのむような美人な女性です。
 話の流れを聞いていると、説得しているこの女性はグランツ教の幹部・テンプルナイツのようです。
 女性は真剣な表情で、教徒たちを説得しますが、なかなか言うことを聞いてくれませんでした。
「世界統一国家神様はこのような事を望んではおられません!」

「止めるわけにはいきません、マリア・ラヴェル様!
 世界を滅ぼすもの“龍頭”が出現してしまったのです。もはや猶予はありません!
 一刻も早く、世界統一国家神様にパラミタ統一を行ってもらわなければ――
 そのためなら、我々は身を投げ捨てる覚悟です!」
「そんな……貴方たちは間違っています! このような方法では無用な争いを招くだけ!」
「これは我々の英断なのです。安心してください、奇跡はすぐそこです」
 そう言うと、教徒達は再びテーマパークの方へと入っていきました。

「くっ、目前に迫った滅亡を恐れるあまり、信仰が狂ってしまったのですね。
 仕方がありません……」
 取り残された女幹部は奥歯を強く噛みしめながら、後ろへと振り返りました。

「契約者たちのみなさん、グランツ教からお願いがあります。どうか、力を貸してもらえませんか?」
 野次馬たちからは、困惑と驚きの声でざわめつきました。


 “騒ぎ”を聞きつけて来ていた皇 彼方(はなぶさ・かなた)は声を上げました。
「このまま放っておけないし、何かの縁だ。俺は行くぜ!」
「あっ、ありがとうございます!」
 彼方は腰に手を当てながら、力を貸すことを宣言しました。
 少し不安げな表情になっていた幹部も、あわてて腰を折り曲げて感謝したのでした。

「他にも、行く奴は居ないか?」
 その後、他の契約者達も彼方に乗じて名乗り上げてくれるのでした。

担当マスターより

▼担当マスター

朱坂理樹

▼マスターコメント

 こんにちは、初めましての方は初めまして。
 熱狂的な教徒達がテーマパークを占領してしまいました。
 皆様にはグランツ教女幹部と共に、暴走した教徒達を鎮圧していただくことが目的となります。
 
 また、このシナリオでは「人質側」からスタートすることも出来ます。
 ※後述の「人質側として参加する場合」をご覧ください。

■グランツ教の教徒達(但し、本シナリオでの犯人達のみ)について
 今回、事件を起こしたテロリストは、現在パラミタに広まりつつある新興宗教グランツ教の教徒達です。
 ただし、世界崩壊を恐れるあまり、狂ってしまっています。
 
 リーダーを中心に約150人程度が集まり、テーマパークを一気に占領、立てこもりました。
 グランツ教の教義は「世界統一国家神によってパラミタが統一されれば、世界は救われる」です。
 そのため、まずはシャンバラ国の女王を要求してきていますが、
 女王アイシャはシャンバラの大地を保つため祈祷を続けているため、此所に呼ぶことは不可能です。
 呼び出した瞬間、シャンバラの地は崩壊してしまいます。
 
 しかし、このままでは人質達は、本気である教徒達に殺されてしまうかもしれません。

 彼らは、テーマパークのいたるところで侵入者を警戒し、また応戦してきます。
 テロリスト達は約半数が一般人の集まりですが、残りの半数は鏖殺寺院崩れで軍事的訓練を積んだ者が居るようです。
 剣や銃、各地に仕掛けられているトラップなどにもお気をつけください。


■説得をしようとしていた女幹部について
 今回の事件、グランツ教としても「誠に遺憾であり望ましくない」と公表し、契約者達と手を取り
事件を穏便に済ませることを望んでいる、と公式にコメントを出しています。
 そのためグランツ教から、自体を収拾させるために代表として、送られてきた20代前半の女性で、
 名はマリア・ラヴェル、グランツ教の幹部クラス「テンプルナイツ」です。
 テンプルナイツは美男美女が多く、中でもマリアはその高潔さもあって信者の人気も高いようですが、
 残念ながら今回の狂信者たちには声は届かないようです。

 彼女自身は、今回の事態に「間違ってる、絶対止めて見せる」と心から思っています。
 そのためにも、契約者達とともに自らも突入を決意しています。


■テーマパーク 「グリーンパーク」}
 緑がいっぱいという宣伝文句を使うだけあって、木や草花にあふれています。
 全体的なイメージとしては、アマゾンが広がるテーマパークを想像していただければと思います。
 それが約10km程度広がっています。
 施設としてはフライングフォックス(木と木の間にワイヤーをつるし、ワイヤーに滑車をかけて下る遊び)や
ターザンなどのような自然を利用した施設が点在します。


■人質について
 人質にとらわれた客の数は2000人を超えるようです。
 しかも、人質たちは一カ所に固められているわけではなく、各アトラクションごとに分かれて人質に取られているそうです。
 監視役として、常に数人のテロリストが人質に張り付いています。


■人質側として参加する場合
このシナリオでは、

・テーマパークに居て、人質になってしまった
・テーマパークに居て、人質になってしまいそうだったので隠れた

といった状態からスタートすることも可能です。
ただし、こういった状態からスタートする場合、『武装』を使用することは出来ません。
※魔鎧、ギフト、アヴァターラ、ペット、従者は別です。


また、『捕らわれてしまったパートナーを助けに行く』行動はダブルアクションとしません。
 例:MCが人質となってしまったので、LCが助けに行く。

▼サンプルアクション

・人質を救出

・テロリストたちの制圧・確保

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2013年02月07日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2013年02月08日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2013年02月12日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2013年02月28日


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