シナリオガイド
幸せな町が一転し悲劇の町に……魔物を阻止し、悲劇を企てた犯人を捕まえろ!
シナリオ名:悲劇がおそった町とテンプルナイツの願い / 担当マスター:
朱坂理樹
「その人なら3日前、崖から転落して亡くなりに……」
「そんな――!」
豊かな果樹園、豊かな川が流れてる、裕福なグランディス町。
そのレンガ通りの真ん中でマリアは、驚愕しその場に崩れ落ちそうになりました。
マリアの手には、羊皮紙の手紙が一枚握られています。
この手紙こそがこの町を訪れることとなった理由でした。
『拝啓、マリア様。グランディス町ではまだ寒さが続きますが――』
手紙の始まりは、春を前に豊かな生活を送っているグランディス町についてが書かれていました。
その手紙はグランツ教の信者による、マリア個人あての手紙でした。
「おい、見ろ火だ!!」
突然、近くにいた町人が上空を見上げながら叫びました。
マリアもそちらを見てみると、離れの家から赤オレンジ色の炎が激しく舞い上がっています。
「逃げろ!! 魔物たちが襲ってきやがったぞ!!」
「ダメだ! 町の周りを囲むようにゴブリン達が襲ってきやがった!」
「……」
炎の上がる家のほうから、こちらへと走ってくる町の人達が口々に叫びました。
マリアには何が起きているのかわからず、何をすればよいのかすら思い浮かばず、ただ空に上がる火の粉を眺め続けました。
「大変だ!! あっちのほうで子供が囲まれた!」
「おい、だれか助けに行けよ」
「無理だろ! あんな強そうなやつらにどうしろって言うんだ!」
手紙の最後には次のように書かれていました。
『この町のグランツ教を統括するテンプルナイツ、ワーデル司祭が魔物たちと話をしているところを見てしまいました……。何か嫌な予感がします』
『何かを企んでいるかもしれません。一度この町に訪れ調べてくれませんか?』
町の人々の悲鳴を聞きながら、マリアは手紙を強く握りしめると胸元から拳銃を取り出しました。
「私が行きます!」
マリアは、この事件の犯人を必ず自分の手で捕まえて見せると心に誓ったのでした。
担当マスターより
▼担当マスター
朱坂理樹
▼マスターコメント
こんにちは、はじめましてのかたは初めまして。
今回のゲームマスターを務めさせていただく朱坂理樹です。
寒さがなかなか抜けないというのに花粉症やらで大変な季節ですね……私もかなり大変なことに……とそんなことは置いておき。
さて、今回のシナリオですが。
幸せな生活に包まれていたはずの町に突如として悲劇が舞い降りました。
人々の平凡な日常は、魔物達によって蝕まれ、命の危機にまでさらされています。
是非とも、皆様の力でこの町を救っていただきたいと思います。
■皆様のとれる行動について
今回のシナリオは大まかに分けて三つの行動がとれると思われます。
1、たまたま町に滞在しており、襲いかかる魔物達から脱出する
2、町の人たちを救出する。(たまたま町に居たor救助に)
3、マリアと行動を共にし、魔物が襲っている原因を突き詰める。
※マリアは協力を申し出た契約者には、ガイド本文にある情報を教えてくれます。
また、マリアはグランツ教の広報として、よくテレビCMなどにも出されていることもあるため、「見たことがある」人も多いでしょう。
ただし、「たまたま滞在していた」とされる方は、武装をすべて外された状態からスタートとなります。
急な襲撃のため、武装を外した状態でとなります。ただし、魔鎧、ギフト、アヴァターラ、ペット、従者に関しては
ご使用になられても問題ありません。
■グランディス町について
町の中は西洋ヨーロッパ風、煉瓦造りのしっかりとした建物が並びます。
豊かな川に恵まれていたため、果樹園や麦農業が盛んで、経済は安定。
特にこの時期は、果物がどれもみずみずしくておいしいと評判です。
また治安に関してですが、政治に関するテロや事件がほとんど起きないほど平和です。
そのため、パラミタの危機にも疎く、グランツ教が唱える終末論や、
グランツ教の教祖“世界統一国家神”による救世、という言葉もあまり相手にしていませんでした。
■マリアについて
マリア・ラヴェルは20代前半の女性で、グランツ教の幹部クラス「テンプルナイツ」です。
また、テンプルナイツは美男美女が多く、その中でもマリアは高潔さもあり信者達から慕われています。
今回の、グランディス町の男性信者が手紙をマリアに送ってきたのも、それがあってのことのでしょう。
さて、襲撃事件の犯人ですが、マリアは必ず捕まえてやると心に決意しています。
マリアは信者からもらった手紙を読み、「司祭はきっと無実であってほしい」と思い事実調査のために町に来ました。
しかし男性は数日前、謎の事故死を遂げ。それ以上の詳しいことは分からずじまいとなってしまいました。
それでも、手紙を送ってきた男性のため、この事件を起こした犯人を捕まえるつもりで居るようです。
■司祭と、グランディス町のグランツ教について
ワーデル司祭(テンプルナイツ)は、ずっとグランツ教の信者をなんとかして増やそうとしているそうです。
しかし、実にはなっておらず、グランツ教の信者は他の地域に比べてかなり少ないです。
少ない原因はグランディス町の人たちがグランツ教を嫌っているなどというわけではなく、シャンバラ女王への信仰が強いだけです。
そのため、グランツ教信者だからという理由で宗教問題が発生することはほとんどありません。
■魔物達について
魔物たちは、
強力な魔法を好き勝手に使って暴れている魔女
と共に、街を襲っています。
登場してくる代表的な魔物は以下の通りです。
・ファイヤワイバーン(数体)
体長3mほどのワイバーンです。
空を飛び、地上に対して火を放ちます。
・ショートデーモン(数十体)
空を飛ぶ小さなデーモンです。
おもに魔法を使い、いたずらをしてきます。(足止めなど)
直接攻撃してくることはありません。
・ゴブリン(数百体)
他のモンスター達に比べると、一番弱いモンスター。
ただし、集団で襲いかかってくるのでやっかいです。
武器は剣や斧、アサルトライフルなどを用います。
▼サンプルアクション
・この町から脱出する!
・住民を助ける!
・マリアと共に行動し、犯人を捕まえる。
▼予約受付締切日
(予約枠が残っている為延長されています)
2013年04月06日10:30まで
▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)
2013年04月07日10:30まで
▼アクション締切日(既に締切を迎えました)
2013年04月11日10:30まで
▼リアクション公開予定日(現在公開中です)
2013年04月26日