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ヒーローは君だ!

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シナリオガイド

妄想ヒーローズ
シナリオ名:ヒーローは君だ! / 担当マスター: 村野憂規

 ――とある日のことだ。太陽が真上に上がり、まもなく昼休み。
 繰り返しの教師の雑談に飽きたのか、惚けた表情で教師の文言を聞いているのが、1割程。
 ぼんやりと時計を眺めている子も居ます。
 そのまま昼休みを迎えるのだと思っていました。

 銃声とガラスが割れる音。クラスメイト達の悲鳴が耳に入ってきます。
 扉を蹴り倒し、男達が教室へと雪崩込んできました。
「全員動くな!」
 呆気に取られていた教師が口を開きました。
「な、何なんだ。君達は――ぐっ」
「黙れ!」
 先程まで授業をしていた教師は頭部を殴られて床に倒れました。
 マスクをした男は銃をクラスメイト達へと向け、怒鳴り散らします。
「お前達は政府と交渉する為の人質だ。だが……俺達の邪魔をするやつはぶっ殺す!」
「ひ……」
 小さな悲鳴が隣の生徒から漏れるのを高円寺 海(こうえんじ・かい)は聞きました。
「……」
(侵入者の数は3人――全員が銃を持っている。他にも仲間が――)
 ブーツを鳴らし新たに男が教室へと入ってきました。
「他の場所も幾つか確保しました」
「ご苦労。残りのガキ共は校舎の外へ出せ。人質は多すぎても我らの行動の妨げになる。抵抗したら殺しても構わん!」
「はっ」
(テロリストの数は多い。こちらは本来の力は使えない……)

 ――1週間ほど前。蒼空学園の校長室。
 「そういう訳で、地球の学校と交流を図ることになった」
「どういう訳ですか……」
 海は意味が分からないといった顔で馬場 正子(ばんば・しょうこ)を見ました。
「交換留学みたいなものだ。とは言っても、数日だけだが」
「はぁ……」
 気のない返事を海は返します。
「安心しろ、メンバーの中に既におぬしも入れてある」
「そういう気遣いは不要なのですが……」
 その声を聞き流し、正子は壁に掛けられた古びた時計を見ました。
「そろそろ来る頃だな」
 海も時計を見上げると、会議室の扉がノックされました。
「失礼します」
 扉を開けると、見知った顔がぞろぞろと会議室の中へとやって来ました。
「良く来てくれた」
 会議室へとやって来たのは、
 夏來 香菜(なつき・かな)キロス・コンモドゥス(きろす・こんもどぅす)の二人でした。
「わざわざ済まないな」
「ったく、何で俺が呼ばれたんだ?」
 だらしない態度でキロスは馬場を見ていました。
「こらっ!馬場さんに失礼でしょ!」
 馬場はニコリと笑い、1枚の紙を取り出しました。
 「早速だが、地球の学校と交流を図ることになった。ついては、来週から高校へ数日間の交換留学へ行ってもらいたい。質問はあるか?」
 キロスが手を上げた。
「……俺は聞いてないぞ?」
「昨日、馬場さんから話があったわよ。どうせボーっとしてて、聞いてなかったんでしょ」
「そんなことは――」
「まあまあ、香奈君も落ち着いて」
 ポンポンと馬場は手を叩き、その場を納めます。
「話は交換留学に戻るが、おぬし達の身体にはリミッターを掛けさせてもらう」
「リミッター……ですか?」
「うむ。普通の学生との交流だからな、体育の授業や部活見学で手加減するのも大変だろう」
「トラブルメーカーも――いるからな……」
 馬場がチラッとキロスを見ました。周りもうんうんと頷きます。
「あ?」
「誰とは言わないが、喧嘩にでもなったら相手を殺しかねない」
「ふん、俺に喧嘩を売ってくる奴が悪い」
 直後に鞄がキロスにめり込んだ。
「喧嘩するなって言ってるでしょ!」
「何……しやがる……」
 頭を抱えて、キロスが呻きます。
「リミッターで緊急時以外は力を発揮出来ないようになっている。……もちろん。武器の携帯も禁止だ」

 「最後にわしからの頼みなのだが……実は、交換留学の件でまだ人数が足りていないのだ。他の生徒にも声を掛けて欲しい」
「わかりました。何人かに聞いてみます」
 香菜は優等生らしく即答しました。
「頼んだぞ」
 少し思巡したところで、海は溜め息を吐きました。
「俺も……回りに聞いておきます」
「宜しく頼む。キロスも有望そうな者がいたら、声を掛けてくれ」
「ああ」

担当マスターより

▼担当マスター

村野憂規

▼マスターコメント

 こんにちは。お久しぶりです、村野憂規です。
 宜しく御願い致します。 
 授業の暇な時に悶々と考えた妄想の世界がテーマです。

 今回の主な目的は、テロリストを排除し、生徒たちを護る事です。
 テロリストは政府と何らかの交渉を行うために学生たちを人質に取りました。

 主目的は上ですが、普通に短期留学をエンジョイするのも可能です。

・テロリストについて
 テロリストは学校の中に複数います。
 基本的に犯人は2人1組で行動しています。
 それぞれが幾つかの教室や特別室を占拠しています。

・リミッターについて
 リミッターは身体とスキルに掛けられています。
 リミッター中は一般の生徒と同程度の事しか出来ず、弾を見切ったりは出来ません。
 「リミッター解除」の一言でリミッターは解除されます。
 解除時間は10秒です。リミッターの解除は一度しか行えません。

・武器について
 ごく普通の高校なので、武器の持込みは出来ません。

・テロ発生時の状況の参考
1.授業を別の場所でサボっていた。
2.トイレに行っていた。
3.犯人が来たけど、寝ていて気付かなかった。
4.家庭科や化学の実習中だった。
5.占拠された教室では無かったので、他の生徒達と一緒に学校から追い出された。

 それでは宜しくお願い致します。
 

▼サンプルアクション

・生徒の避難を行う

・テロリストと戦う

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2013年05月20日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2013年05月21日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2013年05月25日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2013年06月12日


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