涙の数だけお助けを リアクション公開中! |
シナリオガイド名門貴族のお嬢さまが攫われた!? 助けるのは、君しかいない!
シナリオ名:涙の数だけお助けを / 担当マスター:
夜光ヤナギ
「なんたることだ!」 ● さて、一方――。 イルームに攫われた噂のお嬢様が何をしていたかというと。 「たーいくつですわー」 神殿の小塔の一つに閉じ込められ、小窓から顔を出していました。 持ち前のブロンドの髪は何日も洗っておらずパサつきが目立ちます。もっとも、メルが思うには、ですが。普通の庶民の感覚では、そんなほんの数日のパサつきなど大したこともなく、メルの髪はあいかわらず美しかったものでした。 ところでメルは、まったく怖がっている様子がありませんでした。 というのも、彼女もアクシューミほどではありませんが、やっぱりどこか普通よりもズレていましたし、長年の優雅で裕福な貴族生活で、自分は絶対に危険な目に合わないと、心のどこかで安心していたからでもありました。むしろメルはこの状況を楽しんですらいたのです。彼女は側近のカーミラにだけこそっと教えていましたが、アクシューミが嫌いなのでした。 「あんなキモくて(世間ではこう言うのでしょう?)自慢しいで、自分の家を鼻にかける人は、わたくし大ッキライですわ!」 そんなこんなだから、メルはこの状況をアクシューミから逃げられたとすら思っていました。 食事を運んできたり、たまに外の状況を伝えたりしてくれる、イルームの従えるモンスターたちにも、「こんなマズいご飯は食べられませんわ!」といつもと変わらないワガママを言い出す始末です。 ついには小窓のそばに腰をおろして、子どもの頃から夢見ていた物語に夢想するようになりました。 その物語では、王子様が塔の中に閉じ込められたお姫様を助けに現れるのです。姫をさらった邪悪な竜を退治して(この際、それが神官なのは良しとしましょう)、颯爽と窓から姫を助けだす。ああ、なんと美しいことか。 (きっと、王子様が助けに来てくれますわ、きっと……) メルは小窓を囲う石段に頬を乗せて、空に浮かぶ名のなき王子の物語に恋い焦がれたのでした。 攫われた貴族の一人娘メルを助けるため、討伐隊が結成されました! あなたもぜひ、皆と力を合わせてメルを助けてあげてください! 担当マスターより▼担当マスター ▼マスターコメント
初めましての方は初めまして。 ▼サンプルアクション ・『メル様助け隊』に入隊する ・イルームと戦う ・グランドプロスと戦う ・メルを救出する ▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています) 2013年08月17日10:30まで ▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました) 2013年08月18日10:30まで ▼アクション締切日(既に締切を迎えました) 2013年08月22日10:30まで ▼リアクション公開予定日(現在公開中です) 2013年09月03日 |
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